唎酒に遊ぶ 五月例会は初夏の日本酒を楽しむ
二〇一八年五月唎酒例会 出品酒 5/27
A、水芭蕉・純米大吟醸・おりがらみ生酒 720ml 1800円
群馬県川場村門前713 利根 永井酒造株式会社
酒造米:山田錦(兵庫県産) 精米歩合:50%精米 アルコール度数:15%
B、美冨久・山廃純米にごり 720ml 1348円
滋賀県甲賀市水口町西林口3-2 美冨久酒造株式会社
夏の純米濁り酒
C、コールド・ミフク・期間限定の夏の冷酒 720ml 1348円
滋賀県甲賀市水口町西林口3-2 美冨久酒造株式会社
大正・昭和初期をイメージさせるレトロラベルに、飲みやすい度数が心地いい夏の人気商品。
ついついビールに手が出てしまう夏の夜に、少し大人な純米吟醸で一献いかがでしょうか。
D、福小町・純米芳香辛口 720ml 1050円
秋田県湯沢市市田町 株式会社 木村酒造
酒造米・秋田県産米 精米歩合・70% アルコール分15.5度
日本酒度 +8.0
軽やかな果実香と旨味がしっかりとまとまった超辛口の純米酒。
2013年7月、スイス・ローザンヌ2020年オリンピック招致委員会が開かれていました。元東京都知事猪瀬氏は日本ブースに福小町純米大吟醸新酒鑑評会金賞受賞酒を机の上に置き、IOC委員に振る舞っていました。そのテレビ映像が流れると一気に木村酒造の電話が鳴り始めた。一本一万円のお酒が一瞬にして売り切れてしまったという逸話が木村酒造にはあるそうですよ。
E、谷川岳・吟醸おりがらみ涼 720ml 898円
群馬県川場村門前713 利根 永井酒造株式会社
精米歩合:60% 日本酒度:+3、アルコール度数:15%
夏お薦めの吟醸酒です。
酒塾のしをり 第二七号
今回は、夏の日本酒です。俳句には季節の詞、季語があります。夏を表現する的確な言葉が季語です。酒粕から造る甘酒は春夏秋冬、いつの季節を的確に表現する言葉なのかというと夏なんです。冬ではないんです。お間酒は冷やして飲んでこそ、甘酒の旨さが引き立つんです。このような話を名酒「力士」を醸す釜屋酒造の前社長から聞いた覚えがあります。
夏、飲んでおいしいお酒は軽快な濁り酒なんです。夏、疲れた体に元気をもたらしてくれるお酒が冷やした濁り酒なんです。江戸時代以来、江戸の庶民に愛された夏のお酒が甘酒だったようです。その伝統が今蘇ってきているんです。それが軽快な「おりがらみ」のお酒のようです。
さぁー、今日は全問正解できるチャンスです。濁りの度合いで当てることができますよ。今日こそ、全員正解で旨い酒を楽しみたいと思います。
今回は「水芭蕉大吟醸・おりがらみ」が美味しかった。軽快、米の旨みを楽しむ。冷やした米のジュースだった。
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