食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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体の声に耳をすます

2013-11-28 | 心の養生
漢方の三大古典医書のひとつである『黄帝内経』によると、冬は「閉蔵(へいぞう」の季節なのだそうです。

夜は早く寝て、朝はゆっくりと起きる。
欲望は控えて、体内の陽気を洩らさないように寒い刺激を避け、体を温かく包む。

これが冬の養生法である、とされています。

体の陽気を逃さないよう日常生活をゆっくり過ごす。
汗はできるだけ流さないようにして、春に向けてエネルギーを保つ。
安定した気持ちでいることを心がけ、睡眠時間をゆったり取る。

でもなかなかそうはいきませんよね。
なんてったって先生も走っちゃう12月(師走)がありますし!
この養生を全て実践しようとするのは、現代に生きる私たちには難しいです。

寒い刺激を避け、体を温かく包む
これはできそう(^ ^)

夜は早く寝る、睡眠時間をゆったり取る
これは、まあできる日もあるかも…(^ ^;)

つまり何をお伝えしたいのかといいますと、
「自分の体(=心)の声に耳をすませてください」
ということです。
体(=心)というのもポイントです。体と心は一心同体につながっています。

いくら冬は早く寝てと言われても、夜型の習慣で元気なら、無理やり早く寝る必要はないんです。
自分の体がOKだよと言っているなら、それでいいと思います。

食べるものも同じ。
その人の体質に合っていて、その時体が必要としているものは自然と食べたくなるし、美味しいと感じます。

冬は温かい鍋物が食べたくなります。夏はそうでもないですよね?
夏にコンビニのおでんが売れたという話を聞きますが、それは冷房で体が冷えて温まりたいと思っているから。

私たちの体(=心)はもともと、快・不快のシグナルで見事に適切な判断を教えてくれているんです!
人間の体ってすごい。

知識を持っていれば世界は広がりますが、それはあくまで参考資料。
(ここでは知識=頭と捉えてください。)
頭で考えすぎず、体(=心)の声に耳を傾けましょう。

自分の体(=心)の声と対話しながら食養生を楽しんでください☆
私はワークショップやブログを通じて、みなさんが体の声に気付くための、触媒的な役割をして行けたらいいなと思っています。

それではまたお会いしましょう(^-^)ノシ



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