2017-18 SERIE A 第37節 SAMPDORIA 0-2 Napoli ホーム最終戦飾れず

2018-06-16 19:41:49 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第37節 5/13(日) 20:45@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:ガヴィルッチ氏(Latina出身)

サンプドリア 0 - 2 ナポリ(前半0-0)

・後半(27分)ナポリ[1] ミリク

・   (36分)ナポリ[2] アルビオル

↑↑©TuttoCalcioNewsより

ナポリ人に対する差別チャントを唄って試合を中断させたサンプウルトラをなだめにかかるフェレーロ

”うるせー、フェレーロ!”

0.0001%のスクデットの望みを残すナポリにホームで敗戦。サンプの0.06%残っていたヨーロッパリーグの望みも消える

[試合前情報]

  さて、残すところわずか2試合。前節でELの望みもほぼ消えてしまったがホーム最終戦、しかも憎敵ナポリと言う事で是が非でも勝って終わりたい。一方のナポリもずっとスクデットを争っていたが前節でその可能性もほぼ消滅。残り2試合に連勝してかつ首位ユーヴェが連敗。さらに20以上の得失点差をひっくり返さないといけないと言う事で、このセリエAではほぼ不可能と言えよう。ナポリはここ2試合1分け1敗だが、最近2年間なんと3試合連続勝ち星無しが無い。

ナポリはジャンPの先輩格とも言えるサッリ監督の元、昨季からあまり変わらないメンツだが前線の4人を中心に抜群の攻撃力を誇る。サッリはナポリで77勝13敗22分けと言う素晴らしい成績を残している。一方のジャンパオロはサンプで28勝28敗18分け。ナポリはご存じの通り憎敵チェノアとジェメラッジョ(友好同盟関係)を結んでいる。敵の味方は敵と言う事で、当然サンプとナポリも仲が悪い。最近はナポリが強豪の仲間入りをしているが昔から順位的にも同じような位置で争っている事が多く、非常に負けたくない相手だ。

https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/1ef2bbb62ea689b19ad17b543c24bf09

  さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。まずGKヴィヴィアーノが試合前のアップで負傷しベレッツがサンプ移籍後初出場。そしてFW陣が緊急事態のサンプはクアリアレッラが怪我でベンチ外、サパタも怪我でベンチスタート、代わりにカプラーリとコフナツキの若手2トップとなった。一方MF陣はベストメンバーが復活。バッレートだけ怪我でいないが。DF陣は絶賛育成中のアンデルセンが4試合連続で先発。この日のお目付け役はシルヴェストレでは無くフェラーリ。左はサーラが失格の烙印を押されてレジーニが先発。レジーニはかなり久々にキャプテンマークを巻く。元ナポリ勢はサパタストリニッチクアリアレッラ、一瞬しか在籍しなかったが一応レジーニ

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

 カプラーリ コフナツキ

(70分サパタ) (87分アルヴァレス)

      ラミレス

リネッティ  プラート

     トレイラ

レジーニ(cap)(81分ストリニッチ)ベレシンスキ

  フェラーリ アンデルセン

     ベレッツ

ベンチ:GKトッツォ DFサーラ、シルヴェストレ

MFヴェッレ、カペッツィ FWスティエポヴィッチ

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 一方のナポリはサッリ監督の4-3-3。GKは昨季サンプ戦でアカデミー賞ものの演技を見せたレイナ。DFは右が攻撃力抜群のアルバニア代表ヒサイー、中央がスペイン代表アルビオルと屈強なセネガル代表のクリバリ。左はグラムが怪我で不在の為マリオ・ルイ。中盤はこの日ハムシクがベンチスタートで、ジョルジーニョをアンカーにアランが右のジエリンスキが左。そして前線の強力3トップ、メルテンスの偽センターフォワード+その両サイドをインシーニェカジェホンのドリブルが得意なスピード溢れる2人が固める。ほぼレギュラー勢揃いの面子で挑んで来た。ナポリにはジエリンスキミリクと言う2人のポーランド代表がおり、サンプの3人と併せてこの対戦からW杯に5人のポーランド戦士が日本と戦いそうだ。ちなみに元サンプはベテランDFマッジョ

Napoli(4-3-3) 監督:マウリツィオ・サッリ 

      メルテンス(71分ミリク

インシーニェ(cap) カジェホン(67分ハムシク 

 ジエリンスキ アラン(81分ログ)

      ジョルジーニョ

マリオ・ルイ    ヒサイー

  クリバリ  アルビオル

      レイナ

GKラファエル、セペ DFマッジョ、トネッリ、グラム

MFディアワラ FWレアンドリーニョ、ミリク

備考:警告:後半28分ミリク,41分ラミレス,ハムシク,45分リネッティ;年間チケット保有者数16.635(1試合平均168.477euro),有料入場者数2.615(38.805euro);芝状態あまり良くない

★日曜20:45から行われたポスティチポ。湿度が物凄い高い中始まった試合だったが、途中から雨も降ってきた。そしてSUDにはこの日試合が無い現ベネヴェントGKプッジョーニの姿が!サンプ愛!

↑©TuttoSportより


<あらすじ>

 

ハイライト動画https://www.youtube.com/watch?v=pCv0JkIMCz0

 

前半は0-0。ポゼッションはサンプ9分23秒:ナポリ17分58秒。さすがに良くボールが回るナポリだが、ホーム最終戦の気合かサンプも必死に前からプレスに行く。普通の相手ならある程度ボールが奪えるのだろうが、ナポリはぎりぎりの所でいなしてワンタッチでボールをつないでいく。前半6分にはいきなりヘッドで落としたボールをメルテンスが押し込んで先制・・・・・かと思いきやこれはオフサイドでノーゴール。VARでも確認されたから間違いない。サンプも反撃を試みて、前半唯一のCKのチャンスでフェラーリがヘッドで合わせるが、これは惜しくもバー。相変わらず中盤でアラン、DFのクリバリの身体の強さが目立ちかなり効いていた。また、左サイドからカットインして右足インフロントで巻いて狙うインシーニェ、これは彼の十八番でインシーニェゾーンになってきた。いわゆる昔のデルピエロゾーンだ。

 

後半も何とか耐えていたサンプだが、ハムシク&ミリクを投入してきたナポリの攻撃に耐えられなかった。

 

後半27分 ミリクGoal:0-1

 

→中盤でボールを奪ったアランからパスを貰ったミリク。中に切れ込んで左足で強烈なミドル。ここまで良いセーブを見せていたGKベレッツも届かない良いシュートだった。ミリクは喜び過ぎてユニを脱いでイエロー

 

このゴール後のパフォーマンスでサンプティフォージを挑発するようなミリクに対して、SUDが怒る。以前も問題になったナポリ人を差別するようなチャントを後半32分ごろから開始。それを聞いた主審が試合を中断。フェレーロがトリブーナからピッチに降りてきてSUDの下まで行き、落ち着くように説得を開始。しかしこれは藪蛇だった。この試合はその後しばらくして一旦SUDもチャントを止めたが、試合後にこのティフォージの行動を批判したフェレーロ会長との関係は悪くなる一方。ついに6月12日にはサンプ本社の下でフェレーロへ抗議のデモまで行われる次第となった。

その後、試合は再開されたが、集中力が切れたか・・・

 

後半36分 アルビオルGoal:0-2 

 

→左からのCK・アルビオルがドンピシャヘッドで合わせて追加点

↑©monitorenapoletanoより

 

ロスタイム6分。そのまま試合終了。0-2・・・・ 

(ポイント
・ポゼッションはサンプ21分14秒:ナポリ31分56秒

・シュート数はサンプ11本(枠内5本):ナポリ15本(枠内11本)

・最近苦手なナポリにまたも勝てず。ただ前節より内容は良かったが。このFW陣だとさすがに厳しい。

・GKベレッツはなかなか頑張っていた。反応はすごく良さそうで、あとはハイボールの処理と安定感か。2ndキーパーとしては十分

・CBのアンデルセンは日に日に成長してるようだ

・負けはしたが、ホーム最終戦と言う事でSUDの下に挨拶に来た選手達には”GRAZIE RAGAZZI”のコールだった

 この結果、サンプのELは完璧に終わった。一方ナポリは勝ちはしたものの、ユーヴェがローマと引き分けた為にユーヴェの7連覇が確定した。一つのチームに7連覇されると言うのは、同じリーグに所属しているチームとしてとても恥ずかしい物だ。サンプファンがシーズン前に「目標は優勝」なんて言うのを聞いた事が無いが(コアなファンであればあるほど)、同じ人間が一つの丸い球を追いかける単純なスポーツに於いて、絶対こうなるなんて言う結果は無いはずだ。現在のビジネス性が物凄く強まって、ある程度お金で勝ちが拾えるようになったヨーロッパのサッカー界ではあるが、やっぱりやる以上は毎年優勝を目指してやって欲しいし、現実的にもう少し可能性を感じさせてくれるメンバーを見てみたい。

 ナポリも結果は2位だったが、今年は現実的に優勝の可能性もあった。そんなナポリも6,7年前までは大してサンプと変わらないメンツで、同じような順位で凌ぎを削っていた。来年は今年ジャンパオロが巻いた種が花開く事を強く願う。その為にはまず大前提のジャンパオロ留任と、もう1ランクアップしたメルカートを期待する。

さて、次節はいよいよ今シーズン最終戦。スパルは残留がかかって必至だろうから、サンプはまたアウェイに弱い無様な姿をさらけ出すんだろうな・・・とりあえず

 

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

 

次節:セリエA 第38節(最終節) 2018年 5/20(日) 対SPAL@フェラーラ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00

’17-’18 SERIE A

 37試合 16勝6分15敗 勝点54 得点55 失点57 得失点差-2 現在 9位


2017-18 SERIE A 第36節 Sassuolo 1-0 SAMPDORIA いきなりほぼ終戦…

2018-06-08 22:29:03 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第36節 5/6(日) 18:00@マペイ・スタジアム(レッジョ・エミリア)  主審:ラ・ペンナ氏(Roma1出身)

サンプドリア 0 - 1 サッスオーロ(前半0-0)

・後半(23分)サッスオーロ[1] ポリターノ

↑↑©calciowebより

右サイドからクロスを上げるポーランド代表ベレシンスキ

アウェイで痛恨の敗戦。2試合残してほぼヨーロッパリーグの望みが消える・・

[試合前情報]

 サンプは前節ホームでカリアリに快勝。その勢いでサッスオーロに乗りこんで来た。一方のサッスオーロはそれほど危険では無いものの、まだA残留が確定していない状況。元サンプのイアキーニが途中で監督に就任してからは21試合で6勝8分け7敗。悪くない数字だ。一刻も早く残留を決定させたいだろう。

 前半戦、ホームでのサッスオーロ戦は後半45分に決勝点を取られて敗戦。サッスオーロ戦はあんまり良い思い出が無い。特に終了間際に得点を取られる事が多い気がする・・・。あのスイカみたいなユニフォームがトラウマにならないように・・・https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/ff31a256b52a5c4188d90071521b25fa

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。この1週間の間にカプラーリが怪我から復帰してきたが、ジャンパオロは前節カリアリに快勝したメンバーと全く同じスタメンを起用してきた。相変わらずの怪我でムッルー、リッキー、サパタは不在。引き続き左SBはストリニッチでは無くて本職右のサーラを左に起用。CBは、将来のサンプを背負って立つ可能性も有るアンデルセンがこれで3試合連続先発。ムスタフィシュクリニアールがデビューした当時と同じ臭いを感じるな。教え役のベテランのシルヴェストレとコンビを組む。中盤はラミレスが控えで再びプラートがトップ下で先発。リネッティバッレートの左右に、レジスタは鉄板のトレイラ。2トップはサパタが不在の為、クアリアレッラコフナツキ元サッスオーロ勢は特にいない

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

コフナツキ クアリアレッラ(cap)(66分カプラーリ)

    プラート(85分スティエポヴィッチィ)

リネッティ  バッレート(46分ラミレス)

     トレイラ

サーラ     ベレシンスキ

アンデルセン シルヴェストレ

   ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKベレッツ、トッツォ DFフェラーリ、ストリニッチ、レジーニ

MFヴェッレ、カペッツィ FW -

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

一方のサッスオーロはイアキーニ監督の3-5-2。GKは若手期待のコンシーリ。DFはセンターにキャプテンのアチェルビを中心に、デルオルコと冬に加入したウルグアイのレモスが固める。右は私好みの黒人のアジャポン。彼はイタリアU-21代表にも入ってる。左はブラジルU-20 代表のロジェリオ。中盤は若手アンカーのセンシを真ん中に左を元サンプの左の大砲ダンカン、右を運動量抜群のミッシローリが固める。2トップはこれから代表に定着しそうなドリブラーのポリターノ。そして逆に代表から遠ざかりつつあるベラルディ。若手スピード重視コンビだ。全体的に若い選手が多いスタメンだ。元サンプ勢はMFのダンカン、あとはイアキーニ監督

Sassuolo(3-5-2) 監督:ジュゼッペ・イアキーニ 

  ポリターノ ベラルディ

(74分ババカル)  (87分ラグーサ)    

  ダンカン  ミッシローリ

ロジェリオ      アジャポン

      センシ

デルオルコ(20分ペルーゾ)レモス

    アチェルビ(cap) 

    コンシーリ

GKペゴーロ DFレッツヘルト

MFマンニャネッリ、マッツィテッリ、ビオンディーニ、フラッテージ、カッサータ FWマトリ、ピエリーニ

備考:警告:後半9分ペルーゾ,45分ラミレス; 芝状態良好

★日曜18:00から行われたポスティチポ。ジェノヴァからも大量のファンが押しかけて、片側のゴール裏を占拠


<あらすじ>

ハイライト動画https://www.youtube.com/watch?v=bMyvimHeANI

前半は0-0。ポゼッションはサンプ15分34秒:サッスオーロ11分30秒。ボール支配率58%・・・この数字は時に全くアテにならない物だ。ボールはただ回させられてるだけ。中盤より前にはなかなかボールを運べず、苦し紛れに低い位置からやたらダイレクトに相手のDFラインの裏にボールを放り込みたがった。サッスオーロは前半20分にデルオルコを怪我で失い、ペルーゾを早々に投入。しかし大勢に影響は無かった。前半、サンプは枠内シュート0。ヴィヴィアーノがベラルディの左足シュートを1本好セーブで止めた。

後半はバッレートに代えてラミレスを投入。プラートを右MFに下げて攻撃的にする。アウェイとは言えサンプももはや勝つしかない。21分にはやはり怪我の影響か本調子じゃなさそうなクアリアレッラに代えてカプラーリを投入。しかしその直後に先制を許す

後半23分 ポリターノGoal:0-1

→トレイラが中盤やや自陣よりでボールを奪われショートカウンター。ベラルディがダンカンにつなぎ、ダンカンからペナ内左側にスルーパス⇒ポリターノが抜け出して、角度が無い所からGKヴィヴィアーノのニアを左足でぶち抜く・・・ボールはポストに当たりながら入り、先制を許す

↑↑©calcionews365より

勝ちが必要なサンプだが、得点の臭いすら感じられない。クアリアが退いてサパタも不在のFW陣。後半40分に投入したFWはなんとユースのスティエポヴィッチ。これがセリエAデビュー戦と言う選手をこの試合に投入しないといけないスカッドの厳しさ・・・この日は最後の最後まで全く攻めの糸口をつかめず、無様な敗戦でした。こんな出来では正直EL出場権を得る権利は無いな・・・

↑↑©fantamagazineより

ロスタイム2分。そのまま試合終了。0-1・・・・ 

(ポイント

・ポゼッションはサッスオーロ21分06秒:サンプ28分52秒 

・シュート数はサッスオーロ15本(枠内10本):サンプ2本(枠内0本)

・とてもホームでユーヴェを倒したのと同じチームとは思えない

・最後の最後までホームとアウェイのプレーの差が著しい

・CBのアンデルセンが3試合連続先発。来季に向けて唯一の光明か

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                      37節        38節

6位Milan 60          (A)アタランタ   (H)フィオレンティーナ 

7位Atalanta 59        (H)ミラン     (A)カリアリ

8位Fiorentina 57       (H)カリアリ    (A)ミラン

9位SAMPDORIA 54     (H)ナポリ     (A)スパル

この痛すぎる敗戦の結果、サンプのELは事実上終わったと言えよう。サンプが絶対条件の残り2戦を連勝したとしても6位は数字的に不可能。ミランが両方負ける=アタランタがサンプより上に行ってるからだ。唯一の可能性が、ミランが連勝でサンプも連勝。その上でアタランタとフィオレンティーナが共にカリアリに引分けか負けと言う条件。勝ち負け引き分けがそれぞれ1/3の確率だとしたら、合ってるかわからないが多分6561分の4の確率だ・・・

一方のサッスオーロはこの勝利で数字上のセリエA残留を正式に決めた。我らの同士、エラス・ヴェローナはBに落ちてしまったが・・・サッスオーロもイアキーニ体制になる前は結構危なかったので、”ベッペ”は良い仕事をしたと言えよう。相変わらず途中就任から力を発揮する監督だ。サンプの時もアッツォーリ解任を受けて途中から就任して、サンプを見事セリエA昇格に導いた。我らの同志であるベッペにおめでとうの言葉を送りたい

 ↑↑©parlandodisport.itより

さて、次節はいよいよ今シーズンホーム最終戦。ナポリをホームに迎え撃つ。敵はわずかながらスクデットの可能性が残されているが、返り討ちにしてホーム最終戦を飾って欲しい!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第37節 2018年 5/13(日) 対ナポリ@ジェノヴァ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜3:45

’17-’18 SERIE A

 36試合 16勝6分14敗 勝点54 得点55 失点55 得失点差+0 現在 9位


2017-18 SERIE A 第35節 SAMPDORIA 4-1 Cagliari 久々快勝!!

2018-06-01 21:20:30 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第35節 4/29(日) 15:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:アビッソ氏(Palermo出身)

サンプドリア 4 - 1 カリアリ(前半3-0)

・前半(7分)サンプドリア[1] プラート

・  (26分)サンプドリア[2] クアリアレッラ

・  (49分)サンプドリア[3] コフナツキ

・後半(4分)カリアリ[1] パヴォレッティ

・  (42分)サンプドリア[4] ラミレス

↑↑©Sampnews24より

日本もW杯で対戦するポーランド代表トリオ

ホームでしっかり勝点3を積み上げ、まだEL出場権争いは続く!ただ、ライバル達も全チーム勝利・・・

[試合前情報]

 サンプはラツィオに完敗したが、まだEL出場権の可能性は有るのでホームで巻き返しを図る。一方のカリアリは降格の危険性がかなりあるので、必死に来るだろう。ラステッリ監督でスタートしたカリアリだったが、途中で解任されてロペス監督になっている。

 前半戦、アウェイでのカリアリ戦は2点先制しながら2-2に追いつかれた。ただ、この時はヴィヴィアーノの痛恨のミスがあったので内容としては悪くなかった。https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/79e02f974c225fdb4724a715244fd983

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。1週間しっかり空いての試合だが、怪我人が増えている。ムッルー、リッキー、カプラーリ、サパタが不在。まず左SBはストリニッチは前節の緩慢なマークがまたジャンパオロの逆鱗に触れたのか、何と右のサーラを左に持ってきた。またラツィオ戦で失点につながるミスパスをしたフェラーリがベンチスタートで、アンデルセンが2試合連続先発。ベテランのシルヴェストレとコンビを組む。中盤はラミレスが控えでプラートがトップ下を務める。リネッティバッレートが共に先発。2トップはサパタカプラーリが不在の為、必然的にベストコンディションでは無いクアリアレッラコフナツキが2トップ。元カリアリ勢はケガで不在だがムッルーだけ

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

コフナツキ クアリアレッラ(cap)(46分ラミレス)

    プラート

リネッティ バッレート(80分ヴェッレ)

     トレイラ(88分カペッツィ)

サーラ     ベレシンスキ

アンデルセン シルヴェストレ

   ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKクラピカス、ベレッツ DFフェラーリ、ストリニッチ、レジーニ

MF - FWスティェポヴィッチ

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 一方のカリアリはロペス監督の3-5-2。GKは前回のサンプ戦で活躍したクラーニョ。3バックは右からピザカーネ、中央はチェッピテッリ、そして左に元サンプのカスタン。中盤は右にファラゴー、左にパドイン。中央は元サンプのアンカー”チガリーニ”を中心に若手有望株のバレッライオニータ。FWは元ジェノアのパヴォレッティとベテランでキャプテンマークを巻くサウの2トップ。10番のジョアン・ペドロや元サンプのデッセーナ等が怪我で不在。元サンプ勢はDFカスタンとMFのチガリーニ、デッセーナ

Cagliari(3-5-2) 監督:ディエゴ・ロペス 

  パヴォレッティ サウ(cap) 

パドイン          ファラゴー

イオニータ(80分デイオラ)バレッラ

     チガリーニ78分

 カスタン    ピザカーネ

(46分アンドレオッリ)(33分ファリアス)

     チェッピテッリ

     クラーニョ

GKラファエル、クロスタ DFリコジャニス

MFコッス、カリガーラ FWジャンネッティ、ハン

備考:退場:後半33分チガリーニ,警告:前半19分チガリーニ,31分ピザカーネ,37分アリアス,39分リネッティ,後半11分イオニータ,36分パドイン,46分カスタン;年間チケット保有者数16.635 (1試合平均168.477 euro),有料入場者数3.554(34.947 euro); 芝状態良好

★日曜15:00から行われたレギュラータイムの試合。


<あらすじ>

ハイライト動画https://www.youtube.com/watch?v=I-BkBPgaVZg

前半は3-0。ポゼッションはサンプ14分57秒:カリアリ9分37秒。前半早々の先制点でサンプは波に乗る

前半7分 プラートGoooooL:1-0
→後方からシルヴェストレのフィードをクアリアレッラがお尻で絶妙の落とし⇒走りこんだプラートがDFを背負いながら上手く反転してかわし、GKと1対1から左下に叩き込んで先制!プラートは意外にも自身今季初ゴール!!

↑↑©Cagliari Calcioより

その後も攻め立ててクアリアレッラがGKと1対1を迎える。これは防がれるが、そのすぐ後に追加点

前半26分 クアリアレッラGoooooL:2-0
→バッレートのスルーパス⇒ペナ内左サイドからリネッティのクロス⇒詰めてきたクアリアレッラが押し込んで追加点!クアリアレッラはセリエA通算126点目

↑↑©eurosportより

 さらに攻撃の手を緩めないサンプに対して、カリアリは1枚イエローを貰ったDFピザカーネを33分に早々と諦めてFWファリアスを投入。4バックにして4-3-3、より攻撃的にシフトチェンジ。そのファリアスがダイレクトボレーで良いシュートを放つが、そこはGKヴィヴィアーノがセーブ。逆に41分にはペナ内に侵入したトレイラをバレッラが倒してPK!

↑↑©Sampnews24より

前半42分 クアリアレッラPK失敗! 

→そのPKをクアリアレッラが思いっきり蹴るが、左のポストに当たって外す。20ゴール目ならず。そしてこれがクアリアレッラ個人には後々響く事になる・・・

ロスタイム4分

 

前半49分 コフナツキGoooooL:3-0
→ベレシンスキの右サイドからのクロスに、走りこんで来たコフナツキがニアでショートバウンドで合わせてゴール!ポーランドホットライン!!

と言う事で前半は3-0で終了。PKを外して少し嫌な感じがした後のロスタイムに点が取れたのは大きい。これでかなり楽になった。プラートのトップ下はなかなか良い。リネッティやコフナツキと共に機動力を生かした攻めを繰り広げられた。

後半は怪我をおして出場のクアリアレッラに代えてガストンを投入。コフナツキの1トップの形か。しかしいきなり得点を許す

後半4分 パヴォレッティGoal:3-1 

→右サイドからのシュートクロス⇒ファーでパヴォレッティが押し込む

 1点返されたがずるずる行く事はなく、プラートの強烈なミドルやラミレスのスルーパスからリネッティがペナ内でシュートを放ったりするが点は取れない。そんな最中、元サンプのチガリーニがヘッドでの競り合いの際に肘打ちして、2枚目のイエローで退場。数的優位に立つ。そして後半42分にはダメ押しに成功!

後半42分 ラミレスGoooooL:4-1
→ラミレスの絶妙なスルーパスから抜け出したリネッティ⇒飛び出したGKの肩越しにシュート⇒GKは抜いたがバーに弾かれる⇒詰めてきたラミレスが豪快な左足ボレーでゴールに突き刺す!!

ロスタイム3分。そのまま試合終了。4-1!!!! 

(ポイント

・ポゼッションはサンプ31分58秒:カリアリ20分30秒 

・シュート数はサンプ14本(枠内10本):カリアリ4本(枠内3本)

・サンプが強いのか相手が弱かったのか微妙だが、とりあえず快勝

・相変わらずの内弁慶。なぜこれがアウェイで出来ない!?

・CBのアンデルセンが様になってきた

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6位Atalanta 58

7位Milan 57

8位Sampdoria 54

9位Fiorentina 54

 

この日はEL争ってる4チームが何と全チーム勝ち。せっかく良い勝ち方をしたが、差は変わっていない。残り3試合。もうホームやアウェイも関係無い。ナポリ戦が残ってるので、アウェイのサッスオーロとスパルを絶対に勝たなければ! 

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第36節 2018年 5/6(日) 対サッスオーロ@サッスオーロ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00

’17-’18 SERIE A

35試合 16勝6分13敗 勝点54 得点55 失点54 得失点差+1 現在 8位


2017-18 SERIE A 第34節 Lazio 4-0 SAMPDORIA 完敗・・・

2018-05-21 18:39:31 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第34節 4/22(日) 15:00@スタディオ・オリンピコ(ローマ)  主審:オルサート氏(Schio出身)

サンプドリア 0 - 4 ラツィオ(前半0-2)

・前半(32分)ラツィオ[1] ミリンコヴィッチ-サヴィッチ

・   (43分)ラツィオ[2] デフライ

・後半(40分)ラツィオ[3] インモービレ

・   (43分)ラツィオ[4] インモービレ

↑↑©Tampa Day Timesより

対ラツイオ戦、アウェイで13年間勝ち星無しのジンクスを破れず・・・ヨーロッパが遠のく・・・

[試合前情報]

 サンプはユーヴェに完敗したが、ミッドウィークのボローニャ戦でロスタイムで勝ちを拾って息を吹き返した。まだまだヨーロッパリーグ出場権は狙える位置だ。一方のラツィオはCL出場権を巡ってインテルとローマと熾烈な3,4位争いを繰り広げている。ここ5試合は3勝2分け。ローマDERBYの0-0引分けや、前節のアウェイでのフィオレンティーナ戦で逆転で4-3で勝ったり難しい試合もこなしている。今年のラツィオはとにかく得点力がすごい。27得点で得点王争いのトップをひた走るインモービレを中心に、チームでもセリエA最多ゴールを上げている。

 前半戦、ホームでのラツィオ戦は先制しながら1-2で逆転負け。勝てそうな試合だっただけにもったいなかった。去年もラツィオには2連敗しているし、アウェイでは3-7と大量失点で敗れている。アウェイでは13年間ラツィオに勝てていないと言う事も含めて、ものすごく嫌な相手だ。フェリペ・アンデルソンやミリンコヴィッチ-サヴィッチなど、天敵も多い。これが前回の対戦https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/d23ae75119cb8de3083cfe6e45452e3e

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。中3日の試合の為にややメンバーをいじってきた。一番の驚きはアンデルセンの先発。ずっと出ずっぱりだったベテランのシルヴェストレの疲れを考慮してか休ませて、アンデルセンにとっては嬉しい2度目の先発。フェラーリとCBコンビを組む。左SBは前節に続いて再起用され始めたストリニッチ。中盤はラミレスがスタメンに戻ったが、リネッティはサブに回ってバッレートが先発。2トップもサパタが戻ってきたが、クアリアレッラはベンチスタート。カプラーリと2トップを形成する。クアリアレッラ、レジーニ、シルヴェストレがいない為、ヴィヴィアーノがキャプテンマークを巻く。ちなみに現チームに元ラツィオ勢は特にいない。

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 カプラーリ  サパタ

(53分コフナツキ)(60分クアリアレッラ) 

    ラミレス(66分リネッティ)

プラート  バッレート

     トレイラ

ストリニッチ   ベレシンスキ

  フェラーリ アンデルセン

   ヴィヴィアーノ(cap)

ベンチ:GKベレッツ、トッツォ DFサーラ、レジーニ、シルヴェストレ

MFアルヴァレス、ヴェッレ、カペッツィ FW -

ーーーーーーーーーーーーーー---

一方のラツィオはシモーネ・インザーギ監督の3-5-1-1。怪我などで招集外はルイス・アルベルト。GKはアルバニア代表のストラコシャ。DF-3バックはインテル行きがほぼ決定しているオランダ代表デ・フライを中心に左に元ルーマニア代表のラドゥ、右にはウルグアイのクラッシャーカセレス。MFは中央にイタリア代表パローロルーカス・レイバ、そして攻撃的な位置にセリエA一苗字が長いセルビア代表ミリンコビッチ-サビッチ。左はキャプテンのボスニア代表ルリッチ。右はモンテネグロ代表マルシッチ。”なんとかッチ”がたくさんいるが、全員代表国が違う。1トップ、ラツィオで大復活して得点王独走中のインモービレを支えるのがサンプの天敵フェリペ・アンデルソン。渋い国が多いが、やはりほぼ全員代表選手だ。元サンプ勢は監督のシモーネ・インザーギぐらいか

Lazio(3-5-1-1) 監督:シモーネ・インザーギ

   インモービレ

          F・アンデルソン(79分ナニ)

  ミリンコビッチ-サビッチ 

ルリッチ(cap)        マルシッチ

  ルーカス・レイバ パローロ

(87分ディ・ジェンナーロ) (19分ルカク)

 ラドゥ       カセレス(62分パトリック)

     デ・フライ

     ストラコシャ

ベンチ:GKグエリエーリ、ヴァルジッチ DFバスタ、ワラセ、フェリペ、バストス

MFクレッコ、ジョルダン FW -

備考:警告:前半24分レイヴァ,25分プラート,後半22分トレイラ;芝状態良好

↑↑©Genova Todayより

★日曜15:00から行われた久々のレギュラータイムの試合。この日は女性に対する暴力反対運動のキャンペーンから、選手全員がほっぺたに赤い紅みたいのを塗って試合に挑んだ。この写真のヴィヴィアーノの顔に付いてるのがそう。サンプは久々に紺の3rdユニで登場。相変わらず3rdユニの勝率は悪い・・・・


<あらすじ>

ハイライト動画https://www.youtube.com/watch?v=3XjRpH16Md8

前半は0-2。ポゼッションはラツィオ15分21秒:サンプ11分05秒。サンプは良い立ち上がりを見せた。前半29分にはバッレートがスタンディングボレーから強烈なミドルシュート。GKストラコシャのファインセーブにあったが、そのこぼれをトレイラが折り返しをミスらなければ惜しかった。しかし30分頃からラツィオのペースになってきて

前半32分 ミリンコヴィッチ-サヴィッチGoal:0-1

→左サイドのラドゥのクロスから、ストリニッチがマークを外されてミリンコヴィッチ-サヴィッチがヘッドで叩き込み先制

↑↑©Lazio News24より

 その後37分にもペナ内右サイドから侵入したF・アンデルソンのシュート、そしてこぼれをインモービレ。この2本はヴィヴィアーノがナイスセーブで防いだ。しかしラツィオの波状攻撃は止まらず

前半43分 デフライGoal:0-2 

→左サイドのCK。F・アンデルソンの蹴ったボールを、デフライがヘッドで競り勝ちゴール。これもストリニッチのマークだった・・・

そんなこんなで前半は0-2で終了。良い流れの時に点が奪えず、相手にペースを握られてしまったのでかなりきつい展開だ

後半もあまりペースは変わらず。ヴィヴィアーノがミリンコヴィッチ-サヴィッチのシュートを止めたり、インモービレのこぼれを押し込んだのがオフサイドだったりして、何とか0-2のまましのぐ。その後コフナツキを投入。またサパタが負傷してしまったため、やや無理やり感があるクアリアレッラも投入。

↑↑©il secolo XIXより

 ラミレスに代わってリネッティを投入してプラートがトップ下に上がる。色々もがくが、それほど変化は見せられず。そうこうしてる内に2点追加点を奪われて万事休す。

後半40分 インモービレGoal:0-3

→右サイドからペナ内に侵入したミリンコヴィッチ-サヴィッチの折り返しをインモービレが叩き込む

後半43分 インモービレGoal:0-4

→最終ラインでフェラーリのミスパスがナニにカットされる⇒インモービレにラストパス⇒インモービレがGKとの1対1を落ち着いて右上に蹴りこむ

。ダメ押しのダメ押し・・・

ロスタイム0分。そのまま試合終了。0-4・・・

(ポイント

・ポゼッションはラツィオ25分20秒:サンプ23分30秒

・シュート数はラツィオ15本(枠内10本):サンプ4本(枠内2本)

完敗

・相変わらずのアウェイでの弱さで、ついに得失点もマイナスに

・1,2点目を許したストリニッチのずさんなマークは酷い。移籍が決まってたり、ジャンPに干されたり、もう心ここにあらずか・・・

・この日のラツィオとの差は体格面が大きかったように思う。ヘッドで2点取られてるし。サンプのMF陣はテクニカルだが小兵ぞろいで、この日の面子でヘッドが強いのは両CBとサパタぐらい・・・

・負けも痛いがサパタの怪我も痛い。残りの猛スパートに彼は欠かせないのだが・・・

・またも3rdユニ、勝てず

 

6位    Atalanta 55
7位      Milan        54
8位 Sampdoria 51
9位  Fiorentina

51

 この日ミランとフィオも負けた事が唯一の救い。残り4試合。勝点9は必要になってきそうだ。サンプは厳しいナポリ戦を残しているので、それ以外は全部勝つつもりでやらないと。とりあえず、次節のカリアリ戦はホームだし必ず勝点3が必要だ! 

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第35節 2018年 4/29(日) 対カリアリ@ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間22:00

’17-’18 SERIE A

34試合 15勝6分13敗 勝点51 得点51 失点53 得失点差-2 現在 8位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero209:

Quando Donadoni era commisario tecnico,

a vedere certe partite c'erano piu gufi che spettatori.

格言209:

ドナドーニがイタリア代表監督だった頃、代表戦の何試合かは観客よりフクロウの方が多かった


2017-18 SERIE A 第33節 SAMPDORIA 1-0 Bologna 劇的勝利!!

2018-05-14 20:10:46 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第33節 4/18(水) 20:45@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:マンガニエッロ氏(Pinerolo出身)

サンプドリア 1 - 0 ボローニャ(前半0-0)

・後半(48分)サンプドリア[1] サパタ

↑↑©genova24.itより

後半ロスタイム3分、試合終了10秒前に奇跡の決勝ゴール!まだEL出場権の夢は続く

[試合前情報]

 サンプは前節のユーヴェ戦の惨敗から中2日、すぐさま立ち直りたいところ。ボローニャは残留はほぼ確実で、ただ上も臨めるわけでは無く去年の終盤戦のサンプ状態。モチベーションはそれほど高くないはずだが、そこはプロ。また選手個人個人は自分の売り込みの為にも、逆に必死にやってくる選手もいるだろう。しかし、そこはヨーロッパリーグ出場と言う確固たるチームの目標がまだ身近にある以上、モチベーションの差はしっかり出さないといけない。

 ちなみにアンダータのアウェイでのボローニャ戦は0-3で完敗。開始直後に点を取られてリズムを崩し、そのまま追加点を立て続けに許した酷い試合だった。内容的にも完敗で、その借りもかせさなければいけないところだ。https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/fd22ff5f1b1ce71754cf439dc6047a63

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。中2日での試合の為、ミニターンオーバーを敷く。まず右SBはDERBYで負傷したベレシンスキが怪我から復帰。逆に左SBのムッルーの怪我は治らず(おそらく今季絶望)、レジーニも3日前にフル出場したと言う事でジャンパオロもついにタブーとなっていたストリニッチの起用に踏み切った。MFでは前節のバッレートに代わりリネッティがスタメンに復帰。トップ下はラミレスでは無くカプラーリが起用された。2トップのクアリアレッラの相棒はサパタでは無くコフナツキ。サパタは怪我で本調子では無いと言う事でベンチスタートとなった。元ボローニャ勢はラミレス。20歳の頃にボローニャでセリエAデビューして、2シーズン活躍した。

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

コフナツキ クアリアレッラ(cap)(59分サパタ) 

   カプラーリ(69分ラミレス)

リネッティ(83分ヴェッレ)プラート

     トレイラ

ストリニッチ     ベレシンスキ

  フェラーリ シルヴェストレ

     ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKベレッツ、トッツォ DFアンデルセン、サーラ、レジーニ

MFバッレート、アルヴァレス、カペッツィ FW -

ーーーーーーーーーーーーーー---

一方のボローニャはドナドーニ監督の3-5-2。何とアンダータで対戦した時から、GKミランテとFWヴェルディ以外の9人のスタメンが入れ替わっている。フォーメーションも当時の4-3-3から3-5-2に変わっているし。まぁ前回惨敗しているのでその方が良いか。ミランテの前を守るのがコスタリカ代表のゴンザレスと元サンプでは無い偽ロマニョーリ。そしてスウェーデン代表のエランデル。MFは右にローマのディフランチェスコ監督の息子、フェデリコ・ディフランチェスコ。左にマジーナ。中央はアンカーの位置にクリセティグ、その前をナジと元スイス代表のジュマイリ。2トップがウルグアイ人のアヴェナッティヴェルディだ。元サンプ勢はGKミランテ、ダ・コスタ、そしてMFのポーリ。ポーリはボローニャですらあまり出られなくなってしまっているのか・・・

Bologna(3-5-2) 監督:ロベルト・ドナドーニ 

 アヴェナッティ ヴェルディ(78分パラシオ)

  ジェマイリ  ナジ

マジーナ(63分ケイタ)ディ・フランチェスコ(90分オルソリーニ)

     クリセティグ

ドンサー       ポーリ

 エランデル  ゴンザレス

    ロマニョーリ

     ミランテ(cap) 

ベンチ:GKダ・コスタ、ラヴァーリャ DFクラフト、ドゥメオ、ブリニャーニ、エムバイエ

MFポーリ FWファレッティ 

備考:警告:前半39分マジーナ,後半9分シルヴェストレ,35分パラシオ,39分クリセティグ;年間チケット保有者数16.635(1試合平均168.477euro),有料入場者数928(12.950euro);芝状態良好

★ミッドウィーク、水曜の夜20:45から行われたナイター。対ェノア用のチャントで

「Oh Genoano,Sei figilo di Troia.... Pezzo di Merda sei tu

  Sei Rossoblu Sei Rossoblu」

=「おい、ジェノアーノ。お前は売春婦の息子だ。うんこ野郎とはロッソブルーのお前の事だ」

と言う歌が有るがユニの色もロッソブルー(赤青)で同じで、しかもサンプにとっては敵対関係のボローニャ相手にこの歌のGenoanoをBologneseに代えて歌われていた


<あらすじ>

ハイライト動画https://www.youtube.com/watch?v=YjmzcfuHnzk

前半は0-0。ポゼッションはサンプ14分33秒:ボローニャ10分06秒。中2日でのゲームの影響か、全体的に動きが重い。サンプも一応ボールは持てるが、それほど効果的なチャンスは作れず。一番のチャンスは前半29分。敵最終ラインでDFロマニョーリがトラップミスしたボールをクアリアレッラがかっさらい、GKと1対1に。Gkもかわして角度薄めのところからシュートを放つが、必死に戻ってきたDFロマニョーリにクリアされる。後はあまりチャンスも無く・・・

後半もなかなか点の臭いがしないが、24分にカプラーリに代わってラミレスが投入されて、この布陣が今年のレギュラー11と言えよう。その辺りからやや試合が活性化する。

  • 37分 GKヴィヴィアーノがジェマイリのシュートがDFフェラーリに当たってコースが変わったボールをスーパーセーブ
  • 41分 逆に決定的!ラミレスのスルーパスからペナ内でプラートがシュートを放つがDF懸命のブロック
  • 42分 ポスト!クアリアレッラの左サイドからのクロス、フェラーリがポストプレーで落としサパタが左足半分オ-バーヘッドキックで狙う⇒惜しくもポスト
  • 44分 途中出場のヴェッレのクロスからクアリアレッラのヘッド⇒わずかに右

と怒涛の攻撃を繰り広げたが得点は奪えず、ロスタイム3分。終了間際に

 

後半43分 サパタGoooooL:1-0
→右サイドFKからラミレスのゴールに向かうクロス⇒ファーでクアリアレッラがヘッドで折り返し⇒サパタが左足で密集にシュートを放つがブロックされる⇒そのこぼれ球をしぶとくもう一度右足でコロコロシュート⇒これが絶妙なコースに飛んでゴーーーーール!自身11得点目は貴重な貴重な勝ち越し弾!!

 

 

↑↑©BOLaroundより

そのまま試合終了。1-0!!!!

(ポイント

・ポゼッションはサンプ25分41秒:ボローニャ20分33秒

・シュート数はサンプ13本(枠内5本):ボローニャ7本(枠内2本)

・なかなかお目にかかれないサッカーのブザービートゴール。

・誰もが引き分けを覚悟した本当に最後のプレーで勝った!

・エンジンがかかるのが遅すぎだが、後半35分ぐらいからは何とか勝ちたい気持ちは少し伝わった

・やはりストリニッチの左SBは落ち着く。今まで通りのプレーを披露し、やはり出場できなかったのがコンディションでは無い事を証明…

↑↑©Getty Imageより

 とりあえず、この勝ちは物凄く大きい。これでまだまだEL出場権の土俵にはしっかり乗っかっている。この結果、33節終了時の順位は以下の通り。

 

6位      Milan        54

 

7位    Atalanta 52

 

8位 Sampdoria 51
9位  Fiorentina

51

 

泣いても笑ってもあと5試合。7位に入れば良い。次はローマに乗り込んで難敵ラツィオとのアウェイ戦。この勢いを生かして勝ちたいが・・・・現実、せめて勝点1でも欲しい!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第34節 2018年 4/22(日) 対ラツィオ@ローマ 現地15:00Kick Off(日本時間22:00

’17-’18 SERIE A

33試合 15勝6分12敗 勝点51 得点51 失点49 得失点差+2 現在 8位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero201:

Non si dovrebbe mai piangere per una partita di calcio.

格言201:

たかがサッカーの1試合なんかの為に、泣いてはいけない