あまりに信じられない敗戦で、5日間気を失っており更新が遅くなって申し訳ありません
・・・・・・・・・・・・って嘘ですけど、やる気が出なかったのは事実です。
サンプファンにとって待ちに待っていたこの試合。まさかそれがこんな結果に終わるとは、誰もが夢にも思わなかったでしょう。
EUROPA LEAGUE 予備予選3回戦 7/30(木) 21:00@オリンピコ(トリノ)
サンプドリア 0-4 ヴォイヴォディナ
(前半0-1)
Marcatori
(前半4分) ヴォイヴォディナ[1] イヴァニッチ
(後半4分) ヴォイヴォディナ[2] スタニサヴリエヴィッチ
(後半13分) ヴォイヴォディナ[3] オゼゴヴィッチ
(後半46分) ヴォイヴォディナ[4] オゼゴヴィッチ
↑↑遠路はるばる、セルビア美女サポーターに歓喜を献上・・・↑↑
★木曜のナイター、21:00Kick Offで行われた試合。ホームゲームながらルイジ・フェラリス芝張替え中の為、トリノのスタディオ・オリンピコで
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サンプのヨーロッパ公式試合は、2010・12・16のヨーロッパリーグ以来
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平日ナイター、ジェノヴァから約200kmのトリノに詰めかけたドリアーノは4000人
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ヴォイヴォディナはヨーロッパの試合、アウェイでは17年間勝利無し
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ヴォィヴォディナサポーターは、両チーム共通の監督であったブヤディン・ボスコフ監督を称えるコールを
フォーメーションは試合直前に変わる。左SBで先発予定だったレジーニが、胃腸系のウィルスで直前にダウン。ゼンガ監督は本職センターバックのサラモンでもコーダでも無く、キャプテンのパロンボをセンターバックで起用する道を選んだ。そしてCB予定だったズカノヴィッチが左SBに。フォーメーションは4-3-3で、3トップの左には直前の練習試合でも試されたクルスティチッチが起用された。
ムリエル
(73分ボナッツォーリ)
ベンチ:GKブリニョーリ
DFコーダ、サラモン
MFイヴァン
FW -
A dispozione: Kordic, Pekaric, Lakicevic, Kordic.
Allenatore: Zlatomir Zagorcic.
(あらすじ)
前半4分 イヴァニッチGoal 0-1:
→スタニサヴリエヴィッチのスルーパスから、パロンボの裏を取ったイヴァニッチが左足でファーに流し込む
- 前半 21分 後ろからのスライでエデルを止めたセクリッチに、この試合初のイエロー■
- 23分 ゴールから約25m。正面やや左からのFK。ボールのところに5人ぐらい集まり誰が蹴るのかと思っていたら、蹴ったのは新加入のフェルナンド。右足インフロントで巻いたボールは、ゴールわずかに左に外れる惜しいシュートだった。今季は彼がFKを蹴る場面も増えるだろう
- 31分 ヴォイヴォディナのカウンター。ペナ内で、パチンコの様に玉が飛び交い、最終的にバーに救われる・・・
- 38分 FKのサインプレーから、シルヴェストレがソリアーノに絶好のおぜん立て。ゴール数メートルからのシュートはしかし、枠をとらえられず・・・
- ロスタイム0分。そのまま終了
前半は0-1。開始早々のゴールで完璧に出鼻をくじかれたサンプ。相手の方が運動量も豊富で、先制を許しやや引かれると、全くチャンスが作れない。先制点は急造CBパロンボと言う弱点を突かれた。
後半4分 スタニサヴリエヴィッチGoal 0-2:
→ハーフラインから1発のスルーパスで、CB2人の間を絶妙に割られる。1トップのオゼゴヴィッチが、2人のCBをスピードで勝りGKと1対1。左足のシュートはヴィヴィアーノが懸命に防ぐも、詰めてきたスタニサヴリエヴィッチが押し込んで追加点・・
- 後半 5分 クルスティチッチを倒したパンコフにイエロー■
- 9分 2点目を決めたスタニサヴリエヴィッチにもイエロー■
後半13分 オゼゴヴィッチGoal 0-3:
→自陣でボールを奪ったヴォイヴォディナが、前線に一発のロングパス。パロンボが追いかけるが、オゼゴヴィッチの方が早く追いつき、ペナ外ぎりぎりまで飛び出してきてしまったヴィヴィアーノをあざ笑うループシュート。これがきれいに決まる。パロンボとヴィヴィアーノの連係にも問題があった
- 14分 パロンボに代わってレジーニ、クルスティチッチに代わってゾレック投入。DFはレジーニが左SBに入って、ズカノヴィッチがCBに
- 25分 プスカリッチに代わってパロセヴィッチ
- 28分 疲れの見えたムリエルに代わってボナッツォーリ投入
- 39分 ヴォイヴォディナ決定機。カウンターからオゼゴヴィッチがGKと1対1を迎えるが、ヴィヴィアーノセーブ
- 40分 スタニサヴリエヴィッチに代わってスタメニッチ
- 41分 イヴァニッチに代わってバビッチ
後半45分 オゴゼビッチGoal 0-4:
→ペナ内、個人技から左足でファーサイドに突き刺す。4,5人いたDFはただの傍観者
- ロスタイム4分。そのまま0-4で終了・・・
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(ポイント)
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圧倒的なコンディション不足
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運動量で圧敗。チャンスはほぼ皆無
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パロンボCB起用は明らかにゼンガの判断ミス
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3バックのリベロならともかく、4バックのCBは彼のポジションでは無い
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コーダも調子悪かったらしく、ウィルス蔓延のせいもあったのか?
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新加入のフェルナンドは、及第点はつけられるが目立った活躍では無い
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コレアとモインセンデルが怪我とは言え、スタメンにクルスティチッチって単純に考えても去年より弱くなってるじゃないか!
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1週間後にアウェイで4-0以上で勝たなければいけない。絶望的・・・・
この試合の為に、セリエAでは最速の7/1にキャンプインしたサンプ(それ以前はカルチョの規定で禁止されている)。その割には最低の試合だった。私がサンプファンになってから、3本の指に入る残念な試合だった。言い訳できるとしたら
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ルイジ・フェラリスが使えなかった
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コレア、モイサンデルの怪我(2人とも期待はされているが、まだ実績を残しているわけでは無いが・・・)
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相手のヴォイヴォディナはすでにEL、リーグ戦共に戦っておりコンディションの差があった
この3点ぐらい。まぁチームの年棒総額がムリエル一人ぐらいの相手をなめていたとしか言いようがない。補強にも疑問符がつけられる。大きい噂はバンバン出るが、ここ最近はリッツォ、ダンカン、オカカを放出。EL予備予選を取りあえず勝ち抜くのなら、オカカはこの2試合まで取っといて欲しかった。だってまともなFWはこの日ムリエル、エデル、18歳のボナッツォーリの3人だけなのだから。そして真夏の暑い消耗戦がわかっていたのだから、オビアング、アクアー、ダンカンなど若くて体力抜群の黒人選手は残したかった。ゼンガはテクニカルな選手を欲してると言う。じゃあなんで、カッサーノの復帰には猛反対なのか!?
ここで負けたら、今後どういう補強をしたとしても、セリエAのリーグ戦(と一応TIMカップ)しか戦う土俵は無い。ティフォージのいらいらも、わずかこの1試合でピークに達し、早くも解任騒動が起きている。カルチョの世界は怖い。この試合の結果が逆であったら、まったくゼンガの立場も正反対だっただろうが・・・それだけこの試合の持つ意味は大きく、また負け方が衝撃的だった・・
新監督!?
現実的には5%ぐらいしか残っていないと思われる予選突破の確率。もちろん私はあきらめないが、早くもEL敗退した場合にゼンガは首になるのではないかと言う噂が飛んでいる。ドナドーニ、モンテッラ、はたまたカッサーノとセットでデルネーリの復帰など。今のところフェレーロは、全面的にゼンガ支援のコメントを出しているが・・・ただカッサーノ拒否発言は会長も撤回し始めた。ゼンガの一存だけでカッサーノを拒否する事は無いと。もちろん、カッサーノが現実復帰したとして、以前の活躍が出来るかは疑問だし、それだけで解決できるわけでは無い。ただアウェイでの2戦目はパロンボとレジーニも招集されず(引き続き胃腸ウィルスの為)、スタメン予想には去年控え中の控えだったCBコーダとMFクルスティチッチが。まぁ現時点ではただ弱くなっている。CB、MF、FW各セクションで最低一人ずつ、レギュラークラスの補強は急務である。
ちなみにDFはブラジル人CBルーカス・メンデスがほぼ決定、FWはギリシャ代表のサマラスが合意に達したが、メディカルチェックで背中に問題が見つかり、オジャンになった。EL本戦出場を決めたら獲得という噂になっていたMFアクイラーニは消えたか!?
以下、アウェイでのヴォイヴォディナ戦スタメン予想↓↓
SAMPDORIA <4-3-1ー2> 監督ワルテル・ゼンガ
エデル ムリエル
ソリアーノ
Aspettiamo il MIRACOLO!!