Serie A 第5節 9/25(水) 21:00@アルテミオ・フランキ(フィレンツェ) 主審:ドヴェーリ氏(Roma1出身)
サンプドリア 1-2 フィオレンティーナ
得点者:前半31分ペッツェッラ
後半12分キエーザ息子、後半34分ボナッツォーリ①
↑↑©the guardianより
敵はこのリベリー&キエーザの2トップのヴィオラ。最下位対決は痛い敗戦…
[試合前情報]
・相手は昨季16位のフィオレンティーナ。かつてはセリエAの中位の雄という事で、サンプと共に切磋琢磨していたが・・・この日の対戦はなんと19位対20位。最下位対決!サンプは1勝3敗、フィオレンティーナは2分け2敗。
フィオレンティーナの監督は我々もよーく知ってる元サンプのモンテッラ(その後、解任されている)。モンテッラはカターニャで好成績を残し、さらに前回のヴィオラ監督時代に評価を高める。しかしその後サンプ、ミラン、セヴィージャと立て続けに評価を落とし・・・昨季途中から再びフィオの監督に就任した。サンプのディフランチェスコ監督とは共にキャリアをスタートしたエンポリ時代からの間柄。さらにローマでも一緒にプレーしており、物凄く仲が良い。兄弟のような関係だ、と本人たちも
フィオレンティーナは昨季の低迷を受けて大物リベリーやボアテングを補強したり、今やエースとなって、ユーヴェへの移籍間違いなしとまで言われたキエーザ息子を引き留めたり、悪くはない陣容だとは思う。かつて1990年台後半にはセリエAのBIG7と呼ばれた強豪で(私は当時からなんでサンプも入れてBIG8じゃないんだ、と不満だったが)、2002年に一度破産を経験してセリエC2まで落ちたがその後復活。2012年~は6年間4位~8位までの一桁順位をキープ。やはり昨季の順位はショッキングだった偉大なアストーリの死去がなんだかんだ言って響いているのではないか・・・
昨季の対戦はこれ↓↓
https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/e8f4e5449a48ce4fcafe32214cf31cfa
2018-19 SERIE A 第20節 Fiorentina 3-3 SAMPDORIA 様々な事があったが引き分け - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~
SERIEA第20節1/20(日)15:00@アルテミオ・フランキ(フィレンツェ)主審:ディベッロ氏(Brindisi出身)サンプドリア3-...
2018-19 SERIE A 第20節 Fiorentina 3-3 SAMPDORIA 様々な事があったが引き分け - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~
↑↑この試合は3-3の壮絶な打ち合いだった
さてサンプはディフランチェスコの3‐4-1-2を継続。出場停止はいないが前節の怪我でフェラーリがベンチにも入れず。その他の怪我人ではGKセクリンとマローニが不在。また中2日での試合の為に、少しだけターンオーバーしてきた
DF陣はフェラーリが怪我の為にムリージョが真ん中。左右は変わらず右CBにSBのベレシンスキを持ってきて、左にはコリー。
MF陣は変わらず。サイドハーフは前節良かった右にデパオリ。左は引き続きムッルー。ダブルボランチがエクダルとヴィエイラ。
FWはトップ下のリゴーニを休ませてラミレスが先発。クアリアレッラもお休みで、ガッビアディーニと2トップを組むのはカプラーリ。
元フィオレンティーナは現在はいないはず。
SAMPDORIA<3-4-1-2> 監督エウゼビオ・ディフランチェスコ
カプラーリ ガッビアディーニ
(65分チャボット) (46分ボナッツォーリ)
ラミレス(46分リゴーニ)
ヴィエイラ エクダル(cap)
ムッルー デパオリ■
コリー ベレシンスキ■
ムリージョ■■54分
アウデーロ
ベンチ:GKファルコーネ DFアウジェッロ、レジーニ MFリネッティ、バッレート、ヤンクト、トルスビー、レリス FWクアリアレッラ
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フィオレンティーナはモンテッラ監督の3‐5‐2。DFはキャプテンのペッツェッラを中心とした3バック。MFは出戻りのバデリをアンカーに、期待の若手のカストロヴィッリが攻撃的に振る舞う。FWはリベリーとキエーザのドリブルが得意な2トップ。元サンプはモンテッラ監督と、強いて言えばキエーザの親父。
Fiorentina(3-5-2) 監督:ヴィンチェンツォ・モンテッラ
リベリー キエーザ
(92分ヴラホヴィッチ) (73分ソッティル■)
カストロヴィッリ(81分ベナッシ)プルガル■
ダウベルト■ リローラ■
バデリ
カセレス ミレンコヴィッチ
ペッツェッラ(cap)
ドラゴフスキ
ベンチ:テッラッチャーノ、ラニエリ、ボアテング、クリストフォロ、チェッケリーニ、ゲザル、ヴェヌーティ、ズルコフスキ
*備考:年間パス保有者数28.026(1試合平均329.005euro),有料入場者数5.443(99.558euro),芝状態微妙
★ミッドウィーク、水曜の21:00に行われたナイター
<あらすじ>
ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=Cfo8N8tAzM4
サンプは前節の勢いをそのままこのフィオ戦にも持ち込む。スタメンで気合が入ってるカプラーリが、開始わずか1分半で強烈なシュート。しかしこれはGKドラゴフスキに阻まれる。それも含めて最初の20分間ぐらいはサンプが押していた。しかしGKアウデーロのバックパスの処理ミスあたりから徐々にその勢いも弱まり、31分に失点してしまう・・・ちょうど私が、「アストーリが死んで、今のヴィオラのキャプテン誰になってたんだっけ?あっそうだ、ペッツェッラだ!」と思った時に、リベリーからのクロスをヘッドで叩き込まれた。
そのまま前半は0-1で終了。あと、この試合で目を引いたのはこれ。
↑↑©il secolo XIXより
近場のFKに対する壁で、これなら壁がジャンプした時に下を狙われても、寝ているデパオリが防げるという画期的な水陸両用の新システム!
水陸両用と言えばやっぱりタイヨーのホバークラフトだなぁ
・・・と、これが記憶に残っているという事は試合内容は大した事無かったていう事だろうな・・・
0-1で前半は終了。ここでディフラは思い切って2枚替えに出る。ガッビアとラミレスに代えてボナッツォーリとリゴーニを投入。クアリアレッラは意地でも休ませるという方向で。
この交代は当たった。フレッシュなリゴーニはトップ下で躍動して、いきなり強烈なシュートがバーを直撃。こうやって数試合振り返ると、リゴーニも最初の数試合は悪くなかったんだなぁ
しかしドヴェーリの一発の判定が全てを変えてしまった・・・
9分、どうみても厳しすぎるムリージョへの判定で2枚目のイエロー、退場
これで一気に厳しくなった。もちろんムリージョもはっきり言ってそれ以外のプレーも良くなかったし、負けた原因はこれだけでは無いけどこの判定はおかしい
数的不利になり、その直後にゴールキックからの一発のカウンターの応対をミスして、キエーザにスピードで持ってかれて追加点を許す。
その後も押されて、アウデーロが何とか追加点を防ぐがディフェンスの崩壊は顕著で、0-2ながらディフラもたまらずDFを入れて守備のバランスを整えようとする
この日がサンプデビュー戦となるDFチャボットが入れられて、サンプのフォーメーションは以下のように変化
サンプ後半途中~ 3-4-2
ボナッツォーリ
リゴーニ
ムッルー デパオリ
ヴィエイラ エクダル(cap)
コリー ベレシンスキ
チャボット
アウデーロ
2点差、1人少ない、厳しい状況の中、突然一筋の光が差し込む
34分にリゴーニのCKからファーでボナッツォーリが一度は防がれるが、2度目で押し込む!彼にとってはうれしいセリエA初ゴール!
↑↑©Sampdoria Newsより
ロスタイム3分。しかしさすがに逆転まではいたらず・・・
そのまま1-2で敗け
(ポイント )
・やっぱり全体的に球際が軽い。ゲームキャプテンとなったエクダル以外は魂が感じられなかった
・ボナッツォーリぐらいかなー、収穫は
・ディフェンスは本当にやばい。アンデルセンとムリージョの差が顕著過ぎる
・フィオレンティーナに昨季から数えて18試合ぶりの勝ち星をプレゼント
最下位に逆戻り。ムリージョは次節も出場停止だし・・・まぁ要らないけど
相手は、相手として不足なさすぎの5連勝負けなしの、新生コンテ監督インテル。
歴史を見ると、普段のサンプはこう言う
シチュエーションで意外と奇跡を起こしてきたのだが・・・
それどころでは無い、この頃のチーム力のヤバさを感じる・・・
Foooooooorza Saaaaaaaamp!!
5試合 1勝0分4敗 勝点3 得点3 失点11 得失点差-8 現在20位
次節:セリエA 第6節 2019年 9/28(土) 対インテル@ジェノヴァ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00)