サンプドリア 2-1 フィオレンティーナ
得点者:前半31分ケイタ・バルデ⑤、37分ブラホヴィッチ
後半27分クアリアレッラ⑧
↑↑©Il Secolo XIXより
この日は”Samp Valentino”
ジェノヴァで一番メインのフェラーリ広場では、
ジェノヴァの各地区のティフォージが集結してバレンタインを祝った
サンプの球団歌の歌詞に有る
”In ogni angolo della citta”=
街の全ての場所から、をモチーフにしたものだ
[試合前情報]
さて、プレビューの予想からは3人も外れ・・・相変わらず敵チームは1人外しぐらいなのだが・・・ただ、この日はMOMとスコアは大体予想通りだったからなーw
ラニエリを読むのは難しい。この日は4-4-1-1を採用(4-2-3-1とも言えるか?)
サンプはガッビアディーニもついにベンチ入り。トネッリが出場停止。ラ・グミーナ、ロシャ、プレレッチは招集外。ラ・グミーナはやはり怪我してる様子ではないので、移籍問題だろう。ポーランドやハンガリーなどまだ移籍市場が開いているリーグがある・・・
DFで、噂がかなり出てたフェラーリが結局使われないのは何となく予想できた。結果いつもの4人
MF、まずダブルボランチも1人がアドリエン・シルヴァ固定は予想通りだったが、その相棒がエクダルではなくトルスビーだった
また、サイドはダムスガールの前節の活躍をラニエリが評価してスタメンから使ってくるのは予想通りだったが、ヤンクトの代わりでは無くカンドレーヴァの代わりだった。カンドレーヴァのテクニックよりヤンクトのスピードと運動量を取った感じか。
おそらくカンドレーヴァを使わずに、ボールをためれる選手がいなかったので、ケイタ&クアリアレッラの直線的な2トップでは無く、ドリブルが出来てタメが作れるラミレスを先発で使ってきたのであろう。
また、ラニエリは「前半は戦術的に、後半にクオリティーを追加した」と言っていたが、ラミレスに守備のタスクとして3バック及びプルガルからあまり自由にボールを出させないというタスクを課したのだろう。実際、ラミレスはここ最近、目立たないが以前より守備をやるようになっている。相変わらず気性が荒いが
元フィオレンティーナはプレビューでいないはずと書いていたが、クアリアレッラが18年前に1年レンタルで在籍していたのを忘れていた。ヴィオラがセリエC2時代。また、今ヴィオラティフォージからは非難囂々のプラデSDも2016-18までサンプだった。
SAMPDORIA<4-4-1-1> 監督クラウディオ・ラニエリ
ケイタ・バルデ
(89分レリス) ラミレス
ヤンクト(65分クアリアレッラ)ダムスガール(65分カンドレーヴァ)
アドリエン・シルヴァ トルスビー
(75分エクダル)
アウジェッロ ベレジンスキ(cap)
コリー 吉田
アウデーロ
ベンチ:GKラヴァーリア、レティカ DFレジーニ、フェラーリ
MFヴェッレ、アスキルドセン FWトッレグロッサ、ガッビアディーニ
イエロー:ダムスガール
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
フィオレンティーナはプレビューの予想から1人外れただけだった。
”我らがイアキーニ監督”の後を継いだ元イタリア代表監督でもあるプランデッリはフォーメーションは変わらず3‐5‐2を採用
アムラバットが出場停止。一方、2試合出場停止処分だったミレンコヴィッチが、1試合に軽減されて出場してきた
逆にリベリーは怪我が治らず招集外となった。サンプにとってはこの方が大きかったかもしれない
21歳になったばかりで売出し中のヴラホビッチと組んだのはクアメ。ヴラホビッチは昨季ゴール決めた後の態度が悪かったし、イカルディ臭がする。またクアメは💩ェノアに在籍しており、この2トップはサンプティフォージにとってはなかなか敵対心を掻き立てられる2トップだ
アムラバットの代わりのアンカーはプルガル。その前をカストロヴィッリとボナヴェントゥーラ。右は加入したてのマルキュイではなく、絶賛成長中のヴェヌーティ。左は代表のビラーギ。DFはキャプテンのペッツェッラを中心とした3バック。ミレンコヴィッチが帰ってきたのは確かに大きい
元サンプはイアキーニ監督と、ダンカン、サポナーラとシーズン開幕当初にいた3人が全員いなくなってしまった
Fioretina(3-5-2) 監督:チェザーレ・プランデッリ
クアメ ヴラホビッチ
カストロヴィッリ ボナヴェントゥーラ
ビラーギ ヴェヌーティ(82分マルキュイ)
プルガル
クアルタ ミレンコヴィッチ
ペッツェッラ(cap)(82分カジェホン)
ドラゴフスキ
*備考:無観客試合;芝状態不良、相変わらず鳩多し🕊。元からルイジ・フェラリス名物ではあるが、今は無観客の影響で殺気が少ないのか試合中も普通にピッチに住み着いている
★日曜15:00キックオフのレギュラータイムのゲーム
バレンタイン使用で、サンプはホームユニフォームの左肩にパッチ付き。ヴィオラは赤-赤-赤の3rdユニで登場
<あらすじ>
ハイライト動画⇒
Sampdoria 2-1 Fiorentina | Quagliarella Second Half Strike Seals Win! | Serie A TIM
An early Keita Baldé Diao strike was cancelled out by Fiorentina's Duš...
youtube#video
正直、内容はそんなに良くなかった。前半はボールは回せてたと言うか、回させられていたというか
そんな中ボールを奪われると、コリーと吉田のCB2人の間を狙われて中央から何本かピンチを迎える
正直クアメがリベリーだったらと思うとゾッとした
そんな中、コーナーキックから先制!
どんなに不調でもセットプレーからのガストンのキックは武器。左足から鋭く放たれたボールに、GKの鼻先に突っ込んだケイタがヘッドで決めた!
ケイタ・バルデは2試合連続弾
「おい、フェレーロ、早くケイタ買い取れよ!!!!」
これで調子に乗るかと思ったサンプだが、すぐさま同点を許す
個人的にはファールじゃなかったと思うが、絶好の位置でFKを許す
そのFKをプルガルが強烈なシュート⇒アウデーロが何とか弾くが、こぼれをヴラホヴィッチにヘッドで押し込まれて同点
ロスタイムは1分
そのまま1-1で前半終了
前半のポゼッションはサンプ56.6%:フィオレンティーナ43.4%
そんなに高かったかな?と言う印象だが・・・
30分過ぎからヤンクトとダムスガールの左右を入れ替えていたが、この日はそれほど差は生み出せなかった
後半、満を持して投入されたカンドレーヴァとクアリアレッラが流れを変える
カンドレーヴァが右サイドからえぐって、中央へ浮き球のクロスかと思いきやマイナスにグラウンダーのクロス
⇒そこに走りこんできたクアリアレッラが、落ち着いて左足でインサイドコントロールされたシュート!
ベテラン2人ならではの、玄人好みのゴールで再度勝ち越し!
頼れるのはベテランの力!
キャプテンの8試合ぶりの得点は、貴重な勝ち越し弾!!
↑↑©La Nazioneより
ここからはディフェンスが頑張った
吉田さんは2回
コリーは1回
強烈なシュートを何とヘディングでブロック!
特にビラーギの枠に行った決定的なシュートをヘッドでクリアしたコリー。その後の不敵な笑みがカッコよかった
サンプは75分にエクダル、89分にレリスと逃げ切りに入る
サンプ(後半最終)
クアリアレッラ
レリス ラミレス カンドレーヴァ
エクダル トルスビー
アウジェッロ ベレジンスキ
コリー 吉田
アウデーロ
最後にレリスが決定的な2対1のカウンターのラストパスをミスった時には殺そうかと思った(まぁ一応レリスが自分でカットしたボールからだったが)
しかもその後に本当に危ない場面があったからだ
終了1秒前に、フィオレンティーナがクロスから決定的なヘッド
このミレンコビッチのヘッドはわずかに枠を外れ事無きを得た
しかし1試合ずっと見ていてずっと誰かに似ていると思ってたんだが、ミレンコヴィッチは槙野とちょっとだけ似てる気がする・・・
ちょっとだけよ、ちょっとだけ
↑↑©Viola Nationより ↑↑©Web Sportivaより
ロスタイム5分
そのまま2-1で終了!!!
・最終的なポゼッションはサンプ49.5%:フィオレンティーナ50.5%。最終シュート数はサンプ8本(枠内3):フィオレンティーナ16本(枠内6)
・これでサンプは対フィオレンティーナ11試合連続ゴール継続中
・一方のヴィオラは対サンプ14試合連続ゴール継続中
・試合内容はそんなに褒められるものではなかったかもしれない。しかし、チーム全体で歯を食いしばって守った。吉田さん、コリー、キャプテンマークを巻いたベレも必死に守った
<ラニエリ監督 試合後会見>
Sampdoria-Fiorentina, Ranieri: «Bravi ma voglio sempre di più»
L'analisi del tecnico doriano al termine della sfida con i viola. U.C...
youtube#video
「試合前から言っていた通り、難しい試合となった。チームとして勝ち取った試合だ。出場した選手も出場しなかった選手も」
「去年と違うのは、選手層が厚くなった事だ。後半にカンドレーヴァやクアリアレッラ、さらにエクダルを投入できるようになったのはチームとしての強みだ」
「ケイタは非常に良い時期を過ごしている。素晴らしいプレーだった。クアリアレッラにもおめでとうを言いたい。サンプで歴代2位の92得点となった。1位のマンチーニと40点差。ファビオはまだまだ得点を取り続けるだろう」
「重要な勝点3だ。ここからラツィオ、アタランタ、DERBYと重要な試合が続く。勝点30となって残留に向けて少し楽なゾーンに入ったが、私はこのぬるま湯が好きでは無い。サンプは常に勝利の為に闘わなければならない」
などとコメント
さて、エラス対パルマのサンプの同盟国対決は、どっちを応援すれば良いのかな?
色も黄色と青で一緒だし・・・
こんな事考えらえるという事は、余裕が出てきたという事だな
とりあえずパルマ落ちそうだし、エラスはサンプと順位的には直接争ってるから、今日のところはパルマかな?
これで💩ェノアと再び勝点差5
あと3試合でDERBY。それまでにさらに差をつけたい。
次はアウェイでラツィオ戦。簡単では無いが、ホームでは今季勝っている!
連勝、連勝!!
Foooooooorza Saaaaaaamp!!
次節:SERIE A 第23節 2021年 2/20(土) 対ラツィオ@ローマ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)
’20-’21 SERIE A
22試合 9勝3分10敗 勝点30 得点33 失点33 得失点差 0 現在 10位