薄雲が覆うもたっぷりな陽差しの朝、7.0℃と冷え込みは弱いが、13℃の予報
通り気温は12.3℃までしか上がらずじまい。
日本海側から北海道に10年ぶりの大雪をもたらそうとしている強い寒気、
本格的にこの辺りまで南下するのは週明けとなりそう。
この寒気は日を追うごとに強くなり、来週半ばから最高気温も一桁台の日々
になり、短い秋から一気に真冬へ季節が移り変わるようです。
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昨夜宅急便で届いたのは岐阜の「富有柿」、完全甘柿で岐阜が発祥の地です。
江戸末期、岐阜の居倉村の小倉家で栽培されていた食味の優れた「居倉御所」
が起源で、その枝を1884年に福島才治が接ぎ木して育て、のちに富有と命名
された。1898年の品評会で一等をとり、全国に広まる。
柿の品種は1000種類ほど、一番生産量が多い柿の品種で、その果実は丸に
近い四角形で、果皮はすべすべと光沢があり、果肉は緻密でとろけるように
柔らかく、強い甘みと果汁も多いことから「甘柿の王様」 とも呼ばれる。
地域に寄り色味などに違いがあり、福岡は赤みが強く腰高で、岐阜はオレンジ
色が強く比較的平たいとされている。
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2021年の主な産地、奈良県(約33%)、岐阜県(約16%)、和歌山県(約15%)、
福岡県と続き、奈良が一番多いとは・・・、
奈良中西部の五条市(旧西吉野村)が中心なのは知っていたのですが、当地
標高100m~400mの傾斜地で栽培されており、年間平均気温14~15℃で、
収穫期の温度差が適度にありことで、柿を育てるのに大変適した風土となる。
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なら町の散策、元興寺小塔院跡、東の小さな山門から北上すれば「庚申堂」、
突き当りを東へ歩き、吉田の蚊帳を過ぎ次の通りを北上すれば「元興寺」です
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さるぼぼが軒先に掛けられ、この辺りの町屋(築180年)、リノベされて豆腐料理
奈良町豆腐庵こんどうにも👇
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「庚申堂」前に吊るされた魔除けの一種の身代わり猿(くくり猿・さるぼぼ)が
ひしめいています。
庚申さん呼ばれ、江戸時代から続く庶民の魔除けの庚申信仰の拠点で、青面
金剛像、吉祥天女像・水子地蔵、千体地蔵が祀られている。
縁起は、700年代に疫病が流行り、人々が苦しんでいたとき、小塔院跡の宝篋
印塔に祀られる元興寺の高僧「護命僧正」が仏さまに加護を祈れば、一月七日
に青面金剛が現れ、「汝の至誠に感じ悪病を払ってやる」と言って消え去った
その後間もなく悪病が収まった。
その感得の日が「庚申の年」の「庚申の月」、そして「庚申の日」であった
それ以来、この地に悪病を持ってくるといわれる「三尸(さんし)の虫」を退治し
健康に暮らすことを念じて講を作り、仏さまの供養を下と伝えられている。
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小学生の社会見学で賑やか、屋根の上、三猿(見ざる言わざる聞かざる)の
話をしても興味がないよう。
どうしてサルかというと『三尸の虫』退治の話からという。
三尸の虫は、中国宋時代までの道教に由来し、人間の体内にいる虫のことで、
上尸(頭)・中尸(腹)・下尸(下肢)の3種類あるとされ、庚申の日に眠る
すきに体内から抜け出て、その人の罪悪を天帝に告げ知らせ、これを聞いた
閻魔大王はその人の寿命を縮めると言い伝えられてきた。
三尸の虫の嫌いなものは二つあり、一つはコンニャクで、庚申の日に人々は
コンニャクを食べて退治した。
もう一つは猿、サルが仲間と毛づくろいをしている姿が、三尸の虫を取って
食べているような格好に見えたので、三尸の虫は恐れをなして逃げたことから
いつも家の軒先に猿を吊るして悪病や災難が近寄らないように、おまじないを
していると。(ならまちの伝説より)
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菊岡の漢方薬屋さんにもさるぼぼが吊るされている。
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そして東へ向かえば奈良の蚊帳屋「吉田蚊帳」、屋根の上に鍾馗さんがおられ
右側に古い店舗がある。
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次の通りを北上すれば「元興寺」ですが、真っすぐ興福寺の五重塔の覆屋が
高層マンションの様にそびえたつ。高さ60mほどあるのだとか。
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