12月に入りこんなにも暖かな朝、最低気温が6.8℃、11時前には15℃を越え、
午後3時過ぎに最高気温は19.5℃まであがり、サンルームからの暖気の流れ
込む居間は暖房なしで23.7℃にも達す。
今後、今週は雨の日もあるも暖かな日が続くようで、この土曜日に雨が降り
これを境に本格的な冬がやって来そう。
12時、17.2℃、60％今日は、スウェーデンの科学者「アルフレッド・ノーベル」が1896(明治29)年
に亡くなった日。
そのため彼の遺言により創設されたノーベル賞、今日が授賞式の日です。
・生理学・医学賞 mRNA新技術を開発の2氏 新型コロナワクチンに貢献
・物理学賞 欧米の3氏 アト秒物理学に関する研究
・化学賞 米などの3氏 半導体微粒子「量子ドット」の開発
・文学賞 ノルウェー出身の劇作家、ヨン・フォッセ
・平和賞 イランの人権活動家ナルゲス・モハンマディ
・経済学賞 ゴールディン氏 男女の収入格差、原因を分析
残念ですが日本からの受賞者はおられず、今後は基礎研究の分野は先細る？
国は基礎研究にもっと重点を置かねば、世界から取り残されることに。
あまりにも成果主義が導入され過ぎ、ポスドクの数に比して論文の数も
私にとり印象的な日本人ノーベル賞受賞者は、トンネル効果の研究で 1973年
の「江崎玲於奈」さん、現在最高齡の4人目の日本人ノーベル賞受賞者です。
トンネル効果とは、 原子核崩壊や核融合 など、いくつかの物理現象において
欠かせない役割を果たし、トンネルダイオード 、量子コンピュータ 、走査型
トンネル顕微鏡 、フラッシュメモリなどの装置に応用され重要となる。
今日は12月3日の「奈良学セミナー」での講座「近世奈良町の仏師」、講師は
関西大学文学部「長谷洋一」教授、特に安土桃山時代から江戸時代までの約
300年間、殊に江戸時代の仏像は研究も少なく中世と近代の狭間でミッシング
・リングの仏教彫刻の歴史の調査研究だとか。奈良でも育ち縁のある方と。
鎌倉時代、運慶、快慶、善円（善慶）から室町時代の椿井仏師や宿院仏師、
（大工から仏師に、1557年の薬師如来の修理に名がある）
町名に名が残る
Ⅰ.椿井仏師
文明5年(1473) 多武峰妙楽寺講堂阿弥陀三尊像（現阿部文殊院）
伝香寺釈迦如来坐像（重文・高さ1018cm ）などを造立
長谷寺HPより 寛正6年(1465) 春に足利義政が蘭奢待を切る、切ったのは仏師・春慶と
天正2年(1574) 織田信長が蘭奢待を切る。切ったのは仏師・成慶と
＊『東大寺雑事記』や正倉院開封記録写し・元禄6年(1693)に
正倉院HPより Ⅱ.宿院仏師の源四郎、源五郎が独立し下御門仏師に(神田雅章-大河内智之より)
天正13年(1585)頃、奈良・伝香寺釈迦如来坐像、内部に
宗貞「なら 下御門 宗貞作 大仏師」
伝香寺HPより 天正16年(1585)6月10日、『多門院日記』
「大納言(豊臣秀長)殿昨暁佛士共召具上洛了、大仏建立ノ用意云々」
続き『甫庵太閤記』に「奈良之大仏師宗貞法印同弟宗印法眼」
＊1595年の方広寺の創建、初代大仏は1596年尾慶長伏見自身で崩壊
天正19年(1591)頃『金峯山寺古今雑記』「吉野本堂尊像之事」
＊金峯山寺（吉野蔵王堂）の金剛蔵王大権現三体（重文）に、宗印の名が
金峯山寺HPより慶長18年(1618) 奈良・十輪院の理源大師像に「南都大仏師宗印 弁慶」
弘法大師像も同じか？
16世紀末～17世紀初め 東京増上寺三解脱門 釈迦三尊像に宗印作1613年？
（山口・泰然寺伝来）
今日はここまで、次回は近世の奈良仏師で
①南都大仏師系図による、宗印→貞空式部→宗哲侍従、「侍従」の仕事
②漢文10年(1670)『奈良町北方二十五町家職御改帳』にみる「鳥大仏師」
③寛文6年(1666)に椿井仏師に双論が起こり椿井方と松坊方に分列してから
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奈良・吉野の金剛峯寺には、近鉄南大阪線～吉野線で阿倍野と吉野の間を
観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」が一日2往復している。
吉野山では温泉もあり、冬の静かな吉野山もいいですよ。 
使用車両は16200系だが、2016年に6221Fが観光特急「青の交響曲」に改造
