午前8時ごろお出かけの連れ合いを駅まで送れば、通学途上の子供たちが背を
丸めて歩いていた。車載温度計は0℃を示しており、今朝の奈良地方気象台の
最低気温は-1.8℃と氷点下で、午前8時でも-0.8℃だった。
でも居間で座っていると足元からは床暖、背後からサンルーム越しの陽の光が
差し込み、ウトウトと。
11時、5.0℃、60%
今日から3日は夕食担当、日曜日は初釜で連れ合いが取った出汁の残りがあり
今日は「おでん」です。実は昨日夕方に大根・ジャガイモ・コンニャクと卵
などは下処理をして、後は練り物とタコなどを入れるだけに。
というわけで、お昼前に買い物に。
帰りがけ雲が空を覆いはじめ寒く早く帰ろうとすると、小さな公園でのこと、
50m先の木々の間に異種の小鳥の群れです。
これを「混群」といい、捕食回避のメリットがあると以前教えてもらった。
"日本では、秋から冬にシジュウカラやヤマガラなどシジュウカラ科に属する
種の群れやゴジュウカラ(ゴジュウカラ科)やコゲラ(キツツキ科)、メジロ
(メジロ科)などが、加わった混群が見られると。”
何種類いるのかと、立ち止まり持っていたカメラを構えた。
鳴き声でメジロはわかるのですが、オナガはいないようだ。
見つかったと思いきや
いじわる鳥「ヒヨ」が追いかけて追っ払ってしまう。
こちらを警戒しているのに、横を向いており、いけ好かない嫌な奴だ!。
こんな記事を見かけた。
マダガスカル島での研究、
「マダガスカルの鳥の混群における共生的関係」 日野 輝明 霊長類研究
Primate research 13(2), 121-127, 1997-09-01
以下の理由で採食効率の向上が図れると
①採食時間の増加 、捕食者を警戒して周りを見渡す時間が減る
②労働寄生、他種の鳥が見つけた餌をかすめ取ることができる
③追い出し 、植物に隠れていた飛翔性の昆虫が一気に飛び出し捕獲できる
④社会学習、他の鳥の採餌場所や方法を真似して効率が上がる
松戸市の自然観察員・直井宏さんはこんな考え方も(一部抜粋)
"シジュウカラ科の鳥を中心に混群を形成する鳥達の体温は39℃位と高く、
羽毛の持つ防水、保温機能だけでは高めの体温を維持する事は難しい。
一定の体温「恒温」を保つ為には採餌効率を上げなくてはならないので、
その為の知恵が「混群」なのです。” と
混群を形成してる鳥達の餌を採る為の森林空間は以下の様に分けられます
林床部:シジュウカラ、ヤマガラ
中層:コガラ、メジロ、コゲラ、ヤマガラ
樹冠・枝の先端:キクイタダキ、メジロ、ヒガラ
今度は、日差しのある暖かな日に、ゆっくり観察してみよう。