カメラを片手に

今日は「康成忌」、短編小説「抒情歌」に登場する「アネモネ」は

5時半前
4.6℃と冷え込む夜明け前、TVで神戸からきれいな朝焼けが流れ、
慌てて東の春日奥山を眺めれば、上に薄紅色の雲がかかりだけ、
しばらくした五時半過ぎに、朝日が差し込みました。

今日の誕生花は「チューリップ(鬱金香)」、
公園の一画、花壇に色とりどりのチューリップ、華やかですね。


  

今日は斑入りのチュ―リップで花言葉は「美しい目」「疑惑の愛」
和名の「鬱金香」は、花の香がウコンのような、ほこり臭いことに由来する。

そしてもう一つ『アネモネ・牡丹一花、紅花翁草』
花言葉は「はかない恋」等・・・


Anemone(アネモネ)はギリシャ語の「風の子」が語源。
「早春の風」が吹き始めると開花し、また『妖精アネモネ』の化身とも。

川端康成の短編小説『抒情歌』に、
〝「あなた」に捨てられ、アネモネの花の心を知り、「哀れな女神」でいるよりも
 美しい草花になった方がどんなに楽しいか、綾子や「あなた」への恨みに
 日夜苦しめられる哀れな女でいるよりも、アネモネの花になってしまいたいと
 「私」は何度も思った。”と(Wikipediaより)
恋人に捨てられ、愛を失ったことを契機にもう一度生まれ変わり、
アネモネの花に成り替わりたいと願う、彼の死生観が覗く作品です。

その川端康成は、門下の三島由紀夫の割腹自殺や相次ぐ友人の死などの精神的
動揺から、昭和47年(1972年)の今日、逗子の仕事部屋でガス自殺を遂げられた。
今日は『康成忌』でもあった。

そして6月3日に鎌倉霊園に埋葬された。
くしくもその日に、偶然元婚約者「伊藤初代」の遺骨も鎌倉霊園に移された日。

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