カメラを片手に

近江八景の浮御堂に

今朝も雲は多いが晴れ霞み朝、暖かさを覚えるほどの最低気温の6.1℃から
順調に気温は上がり午後1時半には21.7℃まで上がり、4月下旬並みの気候に。
      13時半、21.5℃、41%

今日の誕生日の花は「アセビ(アシビ)・馬酔木」 Lily of the valley bush
ツツジ科の常緑低樹で有毒性のアセトポキシンを有し、馬が食べるとふらふら
することから馬酔木と。
早春になると枝先に10 cmほどの房からなる円錐花序を垂らす。
花は5ミリ程度の白い壷状で、雄蕊は10本。 
      

『万葉集』、山の枕詞の「あしびきの」がアセビと結びつけられており、
万葉集にはアセビを詠んだ歌が10首ある。
をしの住む君がこの山斎今日見れば馬酔木の花も咲きにけるかも』三形王
 
花言葉はピンクや白といったピュアな色の花 を咲かせることで「清純な愛
      

びわ湖ホールでオペラ鑑賞後一泊した後帰り道は、湖西道路から琵琶湖大橋を
手前の堅田で『堅田の浮御堂』との案内に反応した連れ合いに従い車を右折。
駐車場は、浮御堂から500m手前に大型の堅田観光駐車場(無料)、そして
門前手前60mに10台、直前に6台ほどの無料駐車場があり、嬉しいこと。

浮見堂は正式には臨済宗大徳寺派の「海門山 満願寺浮見堂」で、995年頃の
平安時代に恵心僧都(源信)が琵琶湖中に一宇を建立して自ら一千体の阿弥
陀仏を刻んで「千仏閣」「千体仏堂」と称し、湖上安全と衆生済度も発願し
たのに始まる。
なお恵心僧都は真宗伝灯第六祖と仰がれ、浄土教学「往生要集」の著者です。

山門は竜宮造で登録有形文化財、禅寺らしく、足元には龍の背中を現す石が
真ん中に数個置かれている。
      

山門の傍に、五月雨に濡れた浮御堂の美しさを詠んだ 「青畝」の向碑が立つ
五月雨の雨垂ばかり浮御堂


受付で300円の拝観料を支払い、その前が客殿(登録文化財)
      

湖側に本堂の観音堂(登録有形文化財)があり、本尊の聖観音坐像(平安時代)
重要文化財から?秘仏でしょうか扉は閉められていた。
薬師如来と十一面観音立像が安置され、他に西国三十三所観音霊場のそれぞれ
の札所の本尊を模した33体の観音像が祀られている。
       

堅田のシンボル「浮御堂(登録有形文化財)」は1937年(昭和12年)再建。
阿弥陀千体仏を安置されており、平安時代の「多数功徳作善信仰」 を伝える



湖中に突出し、靴を脱いで参拝、そしてぐるっと一周させていただきました。
      

歌川広重の「堅田の落雁」で知られており、近江八景に選ばれている。

背面から琵琶湖を眺めれば・・・
東に伊吹山、長命寺山、近江富士の三上山、沖の島
       👇三上山
      

西に比良連峰

          👇比叡山 

境内には樹齢800年の老松が・・・  👇700年       800年👇

客殿の南側に茶室「玉鈎亭・ぎょっこうてい」(登録有形文化財) があり、
浮御堂の古材を用いて建立されている。
      

湖上交通の要衝の堅田、一休和尚、蓮如上人が錫を留めておられ、
芭蕉、一茶、広重、北斎等が杖をひいて多くの詩歌、絵画を残す。
芭蕉の句碑は元禄四年の仲秋の名月の翌日、十六夜のお月見の宴で詠む
      『(じょう)あけて月さし入れよ浮御堂
      

『比良三山 雪さしわたせ 鷺の橋』芭蕉
      

高浜虚子『湖も この辺にして 鳥渡る』
高桑蘭更『病雁も 残らで春の 渚かな』

あと3つ歌碑があるのだが・・・不明瞭で判明しない

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