夜が明ければ重い雲が浮かぶ梅雨空、19.7℃で湿っぽい朝を迎えた奈良、
ガスの中、若草山と御蓋山がぼんやりと姿を現し、鳥が数羽飛ぶ。
6:10、20.8℃、90%
NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花は「ザクロ・柘榴、石榴、若榴 」。
ミソハギ科(ザクロ科とも)ザクロ属の落葉樹、
原産地は地中海から中近東で、日本には鬼子母神の神話とともに、平安後期に
中国を経て日本に伝わる。
名前の由来は諸説あり、原産地の一つイランのザクロス山脈からとする説や、
名前の由来は諸説あり、原産地の一つイランのザクロス山脈からとする説や、
漢字の石榴(セキリュウ)の音が転訛したものとする説などがある。
枝先に多数のウインナーのような蕾があり、花は直径5㎝ほどで次々に咲く。
花には雌雄があり花弁は6枚で、雌花は基部がやや膨らむ「萼筒」を持つ。
実ができて秋になれば熟せば自然に裂け、中から赤い種子が顔を出す。
このことから花言葉は「円熟した優美」とされる。
奈良公園内の薄暗い樹林から明るい浮雲園地へと行く。
東大寺前交差点から南大門を望めば、人影は・・・10時半頃なのに
交差点直ぐの鹿せんべい(200円)売りが携帯電話でお話中、大きな声が響く
若草山の芝の緑がきれいですね。
日陰で休む鹿たち
交差点直ぐの「イロハモミジ」で説明が始まりました。
名前の由来は掌状に深く5~9裂し、この裂片を「いろはにほ・・・」からと。
さらにプロペラ型の実は翼果といい、両側に実があり、赤く色づく紅葉が始ま
れば、熟しだしてきており、夏から秋に風で飛ばされ易いように上を向く。
続いて藤棚にやってきて、ノダフジとヤマフジの違いについて
木の巻き方で、手を当て右手の親指と同じ方向ならノダフジで、花序も長く
垂れ下がり、順に咲くと。
ヤマフジは左手親指と同じ方向で短い花序で一気に咲くと。
右巻、左巻の鑑別は、私にはカタカナのミの方が分かりやすいのですが・・・
吉城川縁へ来れば、鹿が暑さで水浴び?この日は30℃でしたから
吉城川のシダレヤナギに注目
シダレヤナギの「虫コブ(虫えい)」の説明で初めて聞く話です。
タマバエ科の「シダレヤナギコブタマバエ」がヤナギ類の当年枝の葉腋に形成
する不整球形、半球形ないし紡錘形の木質の虫えいで、大きさも様々と。
手で割って見せてくれました。
産み付けられた卵を異物として植物が反応して、タンニンを分泌することから
このような膨らみが出来ると。
人気のない園地で鹿さん達だけがのんびりと、草を食む。
サルスベリの木に注目、葉の付き方が、右右左左と順序良く並ぶ
そして木の肌をこすれば・・・・緑色が出ている。
光合成を木全体でしているのだそうです。
木の肌がツルツルなのは、成長につれ古くなってざらついた肌を、捨ててこの
状態を保ちます。これはコルク層に富んだ外樹皮の発達がわるいことを示し、
考えられることは、つる植物に取りつかれにくくなり、また振りほどくことも
できて、絞殺されないようにするためなのでしょう。
「奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~」までやってくると
南西方向に東大寺大仏殿の鴟尾が木々の間から光ります。
次回はこの園内にてに