もう晦日正月ですね。
今後一番寒さ厳しい季節になるのですが、今朝の最低気温は深夜の4.0℃、
下り坂の天候で最高気温は10.9℃、もう午後2時過ぎから雨になり、明日に
かけ雨も本降りになると予報されている。

さてNHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花は「ギョリュウバイ・檉柳梅」
オーストラリア南東部やニュージーランド原産のフトモモ科の常緑低木で、
約30種類も生えている。
和名の由来は、ギョリュウに似て葉が小さく、花がウメに似ることからで、
近年、マオリ語でマヌカ(Manuka)ともいうことからマヌカハニーとして
蜜やハチミツの効用が注目を浴びる、さらに葉もお茶や煎じ薬として利用さ
れ、ティーツリーとも呼ばれている。
また針葉樹のネズに似て「ネズモドキ」という別名もある。
花言葉は「蜜月」

1954年この日、米の電子工学者で発明家「エドウィン・アームストロング」の
63歳の忌日、没後70年になります。
選局能力が大幅に向上する「スーパーヘテロダイン」と「周波数変調(FM)」
の発明が最もよく知られている。
何故この人を取り上げたかと言うと、昨日、共同通信が報じたことによれば、
"全国で47ある民間AMラジオ事業者のうち、IBC岩手放送など13社が2月1日
から来年1月31日の期間内に放送を一時休止する。"と
これらの地域では、FM放送にて送信され、放送局としては中断しない。
現在日本の民間ラジオ放送局、中波帯のAMラジオ放送が主流、振幅変調 (AM)
として音声信号の強弱を搬送波の振幅で伝えているのだが・・・
ここに至る経緯はといえば・・・
2019年3月27日開催された総務省の有識者会議にAMラジオ放送を停波したい
との要望があった。
2021年6月15日にAMラジオ放送局の団体である「ワイドFM対応端末普及を目
指す連絡会」で、 2028年にVHF帯の76~95MHzを使うFMラジオ放送への移行
を目指すことが発表された。

AM放送とFM放送の違い(総務省のWebサイトより)
その大きな理由として
①CM等を含め収入が減少し、2017年で1991年のピーク時の60%まで減る。
②最大の支出は放送設備で、送信設備の保守・維持・更新に伴う費用負担が
重く、AMラジオ放送の送信設備は、FMラジオ放送に比べて数倍のコストが
かかり、FM波よりも出力が大きく、送信機自体も大型で高価だと。
特にAM波のアンテナは100m級の巨大な鉄柱で、広大な土地が必要で、
今問題になっているのが、送信アンテナの鉄柱の耐用年数は50年で、1950
年代に 放送を始めた開局60年以上のAMラジオ放送局が多い。
このため多くの局で根本的な更新が必須な状況に迫られている現状がある。

2023年11月、総務省は11月の放送免許更新に合わせて、休止を希望する事業
者に対し、地域住民への周知などを要件に休止を特例として認めた。
今回の処置はAMの維持費負担が重くなる中、より低コストのFMへの転換など
を検討する上で、聴取者への影響を検証するのが狙いで、休止期間中は、FM
による補完放送(ワイドFM)やネット配信サービスなど代替手段を講じられる。
日本でもAMラジオは、放送法により全国に放送する義務のあるNHK以外に、
北海道のHBCラジオとSTVラジオ、そして秋田県の秋田放送だけになると。
2月6日追加、総務省の公式サイトによると、
2月1日から13社34局の一部でAM放送が順次、取りやめになる。
対象となる局はというと、IBC岩手放送、茨城放送、新潟放送、北陸放送、
福井放送、東海ラジオ、山口放送、南海放送、RKB毎日放送、九州朝日放送、
長崎放送、熊本放送、南日本放送だ。
このうち北陸放送については元日の能登半島地震の影響で時期が遅れる。