※この記事は
成人式当日業者ドタキャン「ハレの日」事件よりも前
2017年9月に筆者が感じたことを書いた記事です
その後振り袖事情は変わっている事でしょう
くれぐれも参考程度になさってください
高校三年生、
18歳のお嬢様がいらっしゃるご家庭には
年末あたりからパンフやチラシが舞い込んでくる。
大学進学をお考えの場合
まだ進路も決まってないのに、
センター・本番目前なのに二年先の事とか考えられない!
とビニールの粘着質な封を開ける気にもならず
積み上げたままになってゆく
ビニールなものだから、うまく積みあがらない ←そこはどうでもいい( ̄▽ ̄)ゞ
そもそも、
なんで成人式に振袖?
かといえば
それが未婚女性の正装だから
なのだとか
日本には子供の成長を祝い願う
三歳の七歳の祝い・さらに十三参りがあって(知らなかったけど( ̄▽ ̄?))
成人の祝いがある
それぞれにふさわしい正装を日本の民族衣装でしたい!
となると、振袖を着ることになるのだとか。
振袖には「厄除け・清め」の意味もあり、人生の門出に身を清めて臨むという意味があるそうな。
十三参りは学校の制服でもOKとあるように
成人式だって、式典にふさわしい正装であるならば
洋装でも振袖でもなんでもいいのです。
和装の知識のない私たち母娘にとって成人式の振袖は、
業界努力の影響をうけたコスプレです。
和装に縁がないからこそ、一生で一度の「やってみた」的イベント。
そこに
ならば、
その予算額はいかほどか?と言う大問題があったわけなのですが
情報収集しようにも、
普段はめったに着ない着物に関して、よそ様と考え方を交換し合う機会があまりない。
戦時中はコメに代わるほどの家財でもあったわけで、
そこに触れるとうっすら、
それまで伏せられていたお家柄的バックグラウンドなどが見えてきたりする。
バブル絶世のころ300万で作った自分の着物を着せる友達もいたし
自分の着物に帯だけ30万で作ったという人もいた。
着物があっても洗いや補正、小物や襟を今風に変えるのに言えない額がかかったという人もいたし
写真撮影だけに20万と言う人もいた
にしてもまあ
なんと贅沢な「イベント」なのでしょう。
成人式当日は、早起きして本人を着付けに送って着せたら会場に放流して
くたくたに着崩れて帰って来そうなものであろうに・・
よそ様のゴージャスな事例を聞けば聞くほど
私の薄毛は
ハゲに代わりそうな勢いでした← 口絵参照( ̄▽ ̄)
このことに関しては最終的に
ズバリ
レンタルで
25万見ておけばいいんじゃない?
と言う
三姉妹の母
リケジョHさんの言葉はとても参考になりました。
もちろん
伝統を重んじるお家柄・地域ではこうはゆかぬのかもしれませんが
首都圏に住む私の友人に聞いた
振袖レンタル+着付けヘアメイク+写真撮影2ポーズくらいのパック商品の平均は
25万前後
自分の着物を自分で着付けヘアメイクは二人でやったと言う猛者母の
着物の洗いと手入れにだけ7万かかった。
と言う最安の事例もありましたが
これを私が真似るのは無理
じゃあ、
私も25万を上限に決めようと、腹をくくったのでした。
結果、
この割り切りは着物屋さんとの交渉でも大変役に立ちました。
彼らは立場上、あわよくばの姿勢で、あつらえと購入を勧めてきますし
アレコレと勧められるままに先に良いものを見てしまうと
それより安価なものはどうしても安っぽく見えて、迷いが生じます。
着物への投資を
娘への愛情とこれからの人生に絡めるセールストークに耳を貸さずに
「着物を作る予定はありません
レンタルの予算は出来れば込々20万前後で収めたいと思っているのですが、
こちらにそんなプランはないでしょうか?」
と真摯に最初に訴えておくと、
向こうも余計なビジネスを考えず、
そういう客として合理的に扱ってくれるので話が速かった。
最初からレンタルを考える場合パンフレットが送られてきたり、電話がかかってきたら
当日の試着会場にあるかないかわからないような、
あったとしても高額であろう着物の写真は見なくてもいいので
早期特典と独自プランを
チェックするのが合理的かと思われます。
・3月中だと裾除けと肌着が無料でついてくる
・セットの前撮り写真1ポーズおまけで増やしてくれる。
このような一見地味な早期特典も、実際に買うとなると高価なものであることも多く、
二年先の話をなんで今から?と思うけれど
業者に頼ると決めたのであれば、
業者がやる気満々の、歓迎される時期にゆくのは賢い事かと思われます。
よくある電話勧誘の
「早く決めないと人気の柄がなくなります」なんてちょこっと脅されても、
おそらくその心配はしなくてもいい
けれど
契約順で
当日の着付けヘアメイクの時間が予約されるので
出来ない理由がないのであれば、無駄に遅くならないほうがいい。
職場のミート姐さんは
着ないと決めていたお嬢さんが、間際になって「やっぱ着たい」と言い出して
成人式を三週間後に控えた12月の申し込みで、着物はすんなり借りられたものの
ヘアメイクの予約枠が深夜二時しかないと言われて
泣いてました(: ̄▽ ̄)
そうそう
本人がよほど着物が好きでない限り
結果的にそう何度も試着をしに行くことはない
と考えておくとよいかも。
どっさりたまったチラシの中から良さげな特典を選び、
いくつか行ってみるか
と思っていても
そう何度も行くことはないかもしれない。
時間もかかって脱いだり着たりして、すっかり本人が疲れてしまい、
見つけたお気に入りも「今決めないと、他の人に流れてしまう」なんて言われ
もう少し行くつもりの業者があっても
「じゃあ、もう、これでいいじゃん!」
てことになる。
幼馴染5人が一度目に訪れた同じ呉服屋さんでレンタルを決めていることを
後になって知りました。
とりあえず試しに・・のつもりで行ったけど、
もう面倒くさくてそこで決めちゃった。
と言うケース
多かったように思います。
( ̄▽ ̄)
さてそんなわけで
去年の六月に着物を決めて
今月写真を撮りまして
来年早々
8日が成人式。
その前日の7日は
娘の20歳の誕生日
限られた予算内でも
つつがなく
成長してほしいと願うのであります。
今日はそんな覚書
~( ̄▽ ̄)ノシ
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