ケロの与太

「全力で与太話」
読んだら忘れてください(” ̄▽ ̄)ゞ  

夫とゴジラ

2023年12月02日 | この映画観ましてん


「ゴジラ見に行きたいね」
と夫からラインが入ってました
私は別に行きたいわけでもなかったから
「今からレイトショーで見てきたら?」
と返しましたよ


実は今年
ちょっとだけ成功した<東洋医学をベースにしたダイエット>が高じて
東洋医学と食事を教えてくれる塾に入門していて
その塾費とか教室のある新宿までの交通費とかが嵩んでる

でもって
西洋医学とは全く違う人体の解釈にこんがらがったり忘却したり
なかなか積み重ならない

子育て終わって年金生活に入る狭間の
人生最後の手習いと楽しく学びはすれど
自己満足の道楽に時間とお金をかけて何になる?
という若干の後悔もあったりして

なんとなく映画は控えていたりして
本当はリドリー・スコットの「ナポレオン」が見たい
ゴジラとか
言われてもなー




だいたいそこは
「見に行きたいね」
じゃ無いのよ
夫は無自覚だろうけど
人を操作する言葉を使います
「暑い!暑い〜!」「ああー喉乾いたー」「アレが無い」
10年くらい前まではそう言われたら
「クーラーつけたよ」「なんか飲む?」「何が無いの?」
と呼応するように反応していたけれど
これではまるで
お義母さんのようだと気がついたのです
昭和育ちの「嫁」は
往々にしてそうなりがちかもしれないけれど
そこは
「ほんと暑いね〜」
「冷蔵庫に麦茶があるよ〜」「そうなんだ〜」
でやり過ごすように努めていたら
昨日
結婚生活で初めて
「そこにあるそれ、取ってくれる?」と
明確なリクエストがきて感動しました
今までなら
「あれドコや?あ、あそこか遠いなあ」
とか言ってくるのに
まるで別人のようなその言動は
余りに新鮮すぎて
女でも出来たか?と
一瞬思うくらいの違和感で🤣

その調子で「ゴジラ」も
「見に行きたいね」
じゃなくてさ
「見に行かない?」が良かったなあ
って
これ
私がこじれてるんでしょうか
🤔←知らんがな


そんなわけで ←長いわ
全く期待していなかった
「ゴジラ−1.0」

大変
楽しめました😊

なんでわざわざ戦後なの?か疑問でしたが
放射能をエネルギー源としてるっぽいゴジラに
ビキニ環礁の核実験が絡んでるんですね


シン・ゴジラよりゴジラが怖くて
見せ方が素晴らしかった
断然IMAXで観たいやつ
今回ペア50を使いましたが
IMAX上映館には
ペア50割引無くて
映画鑑賞に関しては
ホント早く還暦を迎えたい😆

例によって最初に小さめのゴジラが出てきて
ジュラシックパークのように派手に暴れた後
大きなゴジラが出てくるまで
神木くんとみなみちゃんの朝ドラのような物語が長く続きまして
ゴジラ見にきたんだよね?
みたいな時間もあるんだけど
悪くはなかったのは
久々に見る東京の焼け野原
昭和20年の景色が
平和ボケ極まりに極まった私に新鮮だったからでしょう

出てきちゃったGは退治しないと終わらない
けど
昭和20年代のテクノロジーであの怪獣をどうするつもりなのか
前代未聞のプロジェクトに立ち向かう
私の祖父世代の人々の心意気
今ある立場をすべて失っても大切な何かを守る
命がけの<貧乏くじ>を引く人など
もはや絶滅したかに思える現代を生きる私に
実に頼もしく
まだ豊かな森の中で
大樹に守られるように育った幸せな幼少期の
それは癒しのようにすら
思えました
😌←個人の感想です

VFXも素晴らしかったし
戦闘機も艦船も超リアル
吉岡秀隆には戦後が似合うし
脇を固める安藤サクラも佐々木蔵之介も
良かった



朝ドラを抜け
中盤・終盤へと畳み掛ける大スペクタクル
うん
シン・ゴジラより面白かった

かも🤔←比べるものじゃない
🦆🦆




というわけで?
「誘われなかったら行かないところだったから
観られて良かったわ」
と夫には
言っておきました
友達にだったら「有難う」までいうのに
夫には省略しちゃうの
なあぜなあぜ?
( ̄▽ ̄″)←きっと後悔するよね


今日はそんな話です






🎥📽🎬






君たちはもう生きるな

2023年07月26日 | この映画観ましてん


私だけだとは思いますが
この夏は空を見上げる度
「君たちはもう生きるな」と言われている様な気がするんです
「もう、これ日本じゃないよね」
「こんなに暑いことあった?」
「いつからだっけ?」

そんな会話を交わしはしますが、
それでも駅に続く道の朝は日常と変わらず



最近テレビを見ていて1人で怖がってるのは
この暑さが未だ、
ぬるい季節の話題の1つとして報じられていること


7月26日TBSゴゴスマ

沖縄と札幌の最高気温がほぼ同じとか、なんなら新潟の方が暑いとか
私が知らんかっただけで、これホンマに大丈夫なんでしょうか
かき氷屋さんが繁盛してるとか
溶けるアイスと水辺の子供に「暑いけど気持ちいいー」
とか言わせて終わってる場合なんでしょうか

テレビは
コロナの第●波とかを懸念して散々煽ったあの熱量で
この異常に暑い夏も専門家を引っ張ってきてコマゴマと検証したり
屋外でないと仕事にならない
農業土木建築業配送業交通整理保育学校教育等々に携わる人々の
現状や熱波対策を報じてほしい

じわじわ進む環境変化や危機を察知するアンテナの大切さを説く言葉に
「ゆでガエルの法則」が引き合いに出されますが
実際のカエルは自分が浸かってる水が熱くなったら
ちゃんと飛び出すんだそうです💨🐸

でも、私たちには飛び出す先がない
出たくても出られない

エネルギー不足による物価の高騰
戦争の影響下による穀物不足、家畜の飼料不足
カラスが媒介する鳥インフルエンザによる鶏卵の不足
世界各国の熱波による山火事

いい話がなかなかない
そんなニュースを聞きかじる度に
「君たちはもう生きるな」
何か
大いなるものに言われている気がする
妄想全開のアラ還のおばちゃんは

宮崎駿監督の
「君たちはどう生きるか」
を観てきました
( ̄▽ ̄)←本題ココ?!


「どう生きたらいいの?!」
何か答えをくれるのかなと
ちょっと期待したけど
そんなん全くありませんで
情報を一切秘匿して公開を迎えた
という割りには
極々普通のアニメでした

系統としては
テレビ放送で見た「思い出のマーニー」のミステリアスが
もっとこんがらがった感じ?
最後の方はスタンリーキューブリックの「2001年宇宙の旅」も
思い出したなあ・・( ̄ー ̄)

何を隠そう私は
スタジオジブリの映画に感動したのは
魔女の宅急便まで
以降のジブリ作品は実は好きではありません
宮崎氏の作品は画力がもう飛び抜けて、世界随一と思うのだけど
描き出すストーリーが
ようわからんところが無理なんです

ただ
どうせまた、画力自慢の
ストーリー崩壊なんでしょ?( ̄へ ̄)
という斜めった覚悟で見に行くと

楽しめた
素晴らしい映画でした


いや、やっぱすごいわ
スタジオジブリ
可愛い鳥がたくさん出てくるのも良かった

でも、宮崎アニメで途中退出する人
初めて見ました


エンドロールに出てた声優陣にも驚きました
その驚きは「いたの?!」
と言うやつで
結局誰が誰を演じていたのかさっぱりわからず
もったいなくない??
と思うのは
お約束


映画館ならもう一回観たい
テレビ放映は多分見ない
そして
なんでこのタイトルなの?
という

目に見えないものは一切読めない私の



今日はそんな感想です



〜( ̄▽ ̄)ノシ ☀☀




📽🎬🎬


映画談「怪物」

2023年07月01日 | この映画観ましてん



桜木町でハンバーガーとフレンチフライとケーキを2個喰らった後
コレットマーレ6階横浜ブルグ13で
是枝裕和監督の「怪物」を観ました

KINEZO無料会員になると毎週木曜
チケットは1400円になります
さらに特筆すべきは
ネット予約のカード決済
曜日にかかわらず上映一時間前まで待ってくれる

これまで
カード決済で座席を確保したらキャンセルは不可
不慮の事態で上映時間に間に合わず
座席を放棄するリスクは覚悟の上で利用せざるを得ませんでした
その実にスリリングで辛いところを
可能な限り配慮してくれるシステムは
素晴らちい(!" ̄▽ ̄)q

109の月曜ペアマンデー
水曜のレディースデー
イオンシネマの毎日ハッピー55
毎月14日のトーホーシネマズデイ
夫婦50割引
1stデーなどなど
各種サービスを駆使すれば
ポップコーン(S)分くらいの経費が浮いてくるので
映画を定価で観るなんてことまずないです
今、正規の映画料金って
2千円だそうで
∑( ̄◇ ̄)



映画を最後に見たのは4月の「RRR!」でした


義母の看取り病院お見舞いからの帰り
思いつきで気分転換に観ました
2月頭に義母が危篤状態宣言されてからというもの
私はいわゆる食事や娯楽のお誘いは全て辞退してきました
万一にでも義母の逝去の知らせを
ランチのテーブルで、手作りソーセージ教室で
映画上映後のラインで知るなど
想像するだに恐ろしかった

私のこの体裁へのこだわりは
誘ってくれる友人知人からあまり理解されませんでした
もう見てもらえてるんだから、いいんじゃない?
今まで通り呼ばれるまで普通に暮らしてればいいのに
という気持ちがふんわり伝わってきました
それでも、
それはできなかった
自分のために
( ̄ー ̄💧)

なので
生きてる義母をこの目で確認した後に一人で観た「RRR!」は愉しめました
エンタメ全盛りジェットコースター映画
長くて、痛くて、疲労感半端なかったけど
人口14億、その半分が30歳以下という精悍なインドの底力
ツッコミどころ満載のど迫力は
観ておいて良かった
(本当にしんどかったけど)




「怪物」はどうだろうか・・?
いじめが絡む静かな映画はしんどそう・・
だけど大好き是枝監督
カンヌで脚本賞受賞!
とくれば観ないわけには行かないかなあ
とは言え
カンヌが絶対とも限らないし
待てば配信で見られるだろうし
狭小住宅が持て余す義実家お古の40型テレビを独り占めする時間もある
映画館での没入と音響に
本当に価値があるかどうかに関しては
割引利用前提でも
逡巡する事が多くなりました
これはおそらくコロナの遺産





義母の葬儀や四十九日を終えて思うところ多めの五月六月を過ごし
職場は異動がさらに続いて出会い運こそ好調だけど
共存のための擦り合わせにはやっぱり消耗もする
湿熱張り付くこの時節
ああ・・
こりゃやっぱりしんどい時間になるかも知れんなあ・・
映画が始まっても
30分くらい憂鬱でした


でも
最後まで観たら
期待通りの是枝映画

カンヌがこの作品の脚本を讃えたのも納得
何の予備知識もないまま見た
ワタシも偉かった
( ̄▽ ̄)←?

映画の良し悪しは
翌日の日常を過ごす脳内で
そこに想いを馳せる時間がどれだけあるかで測れる気がします
どうでもいいのはそのまま忘れちゃうし
良かったものは
何度でも思い出す

脚本は坂元裕二氏
是枝監督がまるっと氏に任せてしまったと聞いて
それも気が向かない要素でしたが
映画のボディブローが効いてきて
改めて坂元氏については
ウィキでさらっと調べました

『東京ラブストーリー』(フジテレビ)
『リモート』(日本テレビ)『チェイス〜国税査察官〜』(NHK)
『西遊記』(フジテレビ)『太陽と海の教室』(フジテレビ)、『あなたの隣に誰かいる』(フジテレビ)
『トップキャスター』(フジテレビ)『愛し君へ』(フジテレビ)
2004映画『世界の中心で、愛をさけぶ』
『Mother』(日本テレビ)『それでも、生きてゆく』(フジテレビ
『Woman』(日本テレビ)『最高の離婚』(フジテレビ)
『問題のあるレストラン』(フジテレビ)

ウィキペディアに掲載された坂元氏の膨大な業績から
テレビドラマ脚本だけ抜粋しても
これだけありました
ドラマをそんなに観ないワタシでも
知ってる名がいくつかあります
えらくフジテレビ推しだけど
そりゃ、任せるやね
(” ̄▽ ̄)

安藤サクラさんが演じる
<イジメにあった我が子のために学校と戦うお母さん>
が、この怪物の溜まり場のような教育現場に挑んでゆく
そんな話をずっと観るのかと思ったのですが
話はどんどん
予想の斜め上を行きます

えっと?
じゃ結局?
この映画の主人公は誰?
悪いのは
誰?

いくつものミスディレクション
何度も遡る時系列
子供の嘘
大人の思い込み
意外な事実・垣間見える異常
容赦なく傷つけてゆく
怪物

幸せな人がいない物語
秘密基地
アートのような絶望
緑と光と
坂本龍一のピアノ

ああ、
そうなのね

漆黒のエンドロールに浮かぶ監督の名前で
それまで覗き見ていた世界から
現実に返されたことを知ると
 
考えるのは

私の世界の怪物は
だれ?

心から思いました
自分の見聞したことと
そこから得た直感や憶測は常に
疑ってかかろうと

 

時系列が複雑なので
より深い理解のためにも是非もう一回観たい

そんな気もするけれど
あれを最初からとなると
今の私にはちょっとしんどい



今日はそんな話です




〜( ̄ー ̄)ノシ
 




📽🎬🎞















この映画はもんげー

2023年01月26日 | この映画観ましてん

嗚呼、
子安武人・梶裕貴氏のCVが再び映画館に響き渡るのですよ奥さん
( ̄ー ̄”人❤)←そこやない


夫が
「このタッグ凄いやん
観ないの?(笑)」
と、教えてくれました

かつて〈自称妖怪ウォッチャー〉として
程なくして路線が完全小学校高学年向けにシフトしてしまったために
追うのを諦めた私は
不覚にも知らなかったのです

ジバニャンVSコマさん
ですよ
いやいやいやいや
演るに事欠いて凄いの出だしてきましたね
(” ̄▽ ̄)❤←失礼か

ああ、
かつての妖怪ウォッチが戻ってきた!
子安武人氏のぬらりひょんも
フユニャンも

一時はあのポケモンをオワコンか?とまで言わしめた
妖怪ウォッチが

派手にコケた末に
戻ってきた!←失礼や
(ノ ̄▽ ̄)ノワーイ

早速上映館を探したんですが
なかなか見つからない
行きつけの川崎も
二子玉も



どこにゆけば見られるのか!?調べましたところ
上映館はこのあたりだと
イオンシネマのみ
封切りからまだ2週間なのに
午前9時からと15時からの2回上映のみ

かつて
幼稚園児とその家族にまみれた映画鑑賞
ぶちまけられたポップコーンで真っ白の通路を歩いた上映後
TOHOシネマズ大スクリーンのあの勢いは
もうないんだなあ
と思いつつ

それでも
よく還ってきてくれました!
45分上映も助かる!←何が?

イオンシネマを調べるうちに、素晴らしい情報も手に入れました

映画は常にTOHOか109シネマズを利用していたので
私は知らなかったのです

イオンシネマが55歳以上に1100円で映画を見せてくれるとは!
(対象外もあるそうですので詳しくはご確認ください)

不覚でした
これなら
身分証で
毎日
サービス 
デー!
(”人 ̄▽ ̄)❤

夫婦50割引のために夫を引きずってゆくことも
1stデー
レディースデーに合わせて休みを取る必要もありません
歳取っててよかった!

LEGENDAND何とかいうやつも
これで観に行こう




・・・あとは
機動力だけなんです

なんせ寒いし
明日は晴れないらしいので
明日の自分がどんなだか判りません

その内かなあ



今日は
そんな話で




〜( ̄ー ̄)ノシ



🎞📽




映画「ドライブ・マイ・カー」のススメ

2022年02月14日 | この映画観ましてん
映画「ドライブ・マイ・カー」が
アカデミー賞4部門、作品賞にもノミネートと聞いて
この出不精
逡巡しました


あ、
その前に
この記事のタイトルが
いかにも映画評を期待させる感じになっていますが
ワタシの脳を通して介して出てくる言葉に真実はありませんし
大した情報もありません
日記の延長の与太話です
 〜( ̄▽ ̄〜)ヨロシク


この映画、去年の8月に公開されていたそうで
すでに半年のロングラン、その日はどの劇場も一回上映で
時間の選択肢がありませんでした
それでもアカデミー賞最終ノミネートに残るとあって
上映4時間前に残されていた座席は
前四列のみ
その四列目も両脇から3番目が一個ずつ残ってるだけ
(映画は絶対真ん中で見るねん!
(そんな端っこ嫌やん!
(2時半上映やと終わるの6時前やん寒いやん
(食事も買い物の予定もないのに多摩川超えて行かなあかんのん?
(ホンマに受賞したらその時観たらええやんか
様々に言い募る脳内小人たちの言うことも尤もだと思ったり
やっぱり観ておきたい気がしたり
来週以降は週6勤務でまったりした時間がない
4度目くらいの検索で
やおらスマホから予約を入れ
チャチャっと1人で見てきたのでございます



この決断はとても良かった
かつて西島秀俊様がワタシのストライクゾーンであったことは
さておいても←知らんがな
映画の詳細は何にも知らなかったけど
観に行って良かった!( ̄▽ ̄)b
長らく留守にしていたブログですが
オススメしたくなってペンを、いやスマホを叩いている次第
特にアラフィフ以上は
この映画の適齢期と言っていい( ̄一 ̄)

少なくとも
二十代のわが子達がこの映画を見たとして
よほどの映画好きかハルキストでもない限り
親世代のセックスを何度も見
話題性だけで観に来たことを後悔しつつ、退屈を強いられるでしょう
それくらい淡々と流れる静かな3時間
日々の暮らしに、派手なスペクタクルが存在しない以上
それを描き出す作品もそれを持たない
でも、程よく人生が熟れて来た私達なら
心の奥に澱のように在る記憶や想いが様々な場面で擦られる
それはおそらく
死ぬまで誰にも明かさない心の深い淵の他者と共有しない部分
1人で行って良かった
夫婦50割引が使えたとしても
夫と行かなくてよかった

終わって出たら夕暮れの街で
よかった







今朝の職場のミーティングで
<ネガティブボイスシャワー>がありました
全店に寄せられたクレーム一つ一つに目を通し
お客様の心の叫びに思いを馳せると言う
実にドMな時間

寄せられたクレームで圧倒的に多いのは

・使えるクーポンを持っていたのに、店員さんは教えてくれなかった
後から気が付いて残念だった。一言声をかけてくれれば良いのに

驚いたことに、この手のクレームが必ず一月に十数件入る
私はレポートに神妙な面持ちで目を通して見せながら

(はあ?このクレクレちゃんめ( ̄へ ̄!)

と嗤っています

サービスとは値引きクーポンの配布まで
そのチャンスを活かすか殺すかは、所持する側の責任でしょう
お持ちかどうかも分からないお客様に
毎回こちらから確認すると言うオーバーサービスは
すでに私の必須業務として可能な限り遂行していますが
それでも絶えないクレームを読まされる度に
思います
クーポン持ってたのに、使うの忘れちゃったん!
わは〜ん残念!
で済ませることが出来ない大人が
実に多いのだと
彼らは
<自分が存在を忘れていたせいでチャンスを逃した
残念な思いをした>
と言うシンプルな事実に向き合うことが出来ない
湧き上がる恨みをスマホに書付け
その憂さを祓おうとする
それほど
起こった事ををあるがまま認めて生きると言うのは
難しい
お客様のお気持ちを受け止めきれていないのは
私も同じ
といえばそうなのですが
こと、クーポンやポイント関する呪縛は本当に
やってられませんよ( ̄ー ̄)



おしどり夫婦に潜む嘘・最愛なる家族の喪失
セックス・前世が八つ目ウナギの少女
虐げられて育った子供
声を持たない女
静かな愛を湛える醜男
事実だけを告げる女
糸の切れた凧のような色男


強く生きてゆく意志を表現する言葉に
「自分の幸せは自分が決める」なんてのがありますが
それはそうだとして
客観的事実はどうあったのか
自分の本当の気持ちや願いはどうなったのか

それをあるがまま認め
受け止める辛さに悶絶しながらそれでも
自身を安全に操縦し
周囲に迷惑をかけず生きて行く為に
私たちは
どうすればいいのか

複雑に交錯する物語の果ての
沈黙と饒舌
語られる1つの提案
館内、あちこちからすすり泣きが聞こえました

家のテレビで三時間
これを見るための集中はなかなかにしんどいですし
美しい映像が不当なまでに縮小され
生活感に侵食されるのは本当にもったいない
映画館での鑑賞を
強くオススメします


今日はそんな話

〜( ̄▽ ̄)ノシ




🎬🏆🏆🏆🏆








鬼滅もいいけどプペルもね〜『 えんとつ町のプぺル』

2020年12月28日 | この映画観ましてん

家族全員、めいめいにアニメ鬼滅の刃観ていましたが
映画館まで観に行ったのは
夫だけ  ←おかしいやろ・・( ̄へ ̄)

その夫曰く
鬼滅の刃は映像が美しい
親世代も泣けるいい作品なんだそうですよ
まあそうであっても
漫画の原作を読んでないワタシは、煉獄さんには特に思い入れもないので
今のところNetflix待ち ←気の長い話や

アニメを観た限り
鬼滅の主人公・竈門炭治郎は、新しいタイプのヒーローに思えました
闘いの中で
「足が痛い、手が痺れてきた、もう握力が・前にが見えない・・」
などと散々弱音も吐くんだけど
妹のために、自分ではない誰かのために決してブレる事なく強靭な精神力で頑張る
ああ、強く見える子でも
痛いのは痛いんだな・・それでも頑張るんだな・・
と言う事を明確に解らせてくれる点において斬新で
ここにはとても好感を持ちました
平素
痛点ないの?」と思うような、
深手をいくつも負って
だあだあ流血してるように見えるのに
いつまでもニヒルな笑みを浮かべ
戦い続けるヒーローが散見されるので( ̄ー ̄)

心が通じない人喰い鬼を退治する
血潮吹き散り、首が飛び
冷徹残酷・グロいシーンも結構多い
てっきりファン層は10代から上に絞られると思っていたのに
緑と黒の市松模様の羽織やマスクを着用し
お店にやってくるチビッコ達が多いのには驚きました

かの(56)曰く
「水の呼吸」「壱の型」「水面斬り」に代表される
使い手を叫びながら敵を殲滅する戦法>が
いわゆるピカチュウの「100万ボルト」やあの「ライダーキーック!」に通じ ←古いやろ
物語を支える9人の柱と言う構成は
日曜の朝の戦隊モノにおける個性豊かな複数のヒーローのそれであって
鬼滅にはチビッコ大好物は十分に揃っていたのだ
などと妙に腑に落ちる持論を展開
まるで鬼の首を取ったよう
( ̄▽ ̄)


なんでも鬼滅の上映館では
週替わりでグッズ配布があるんだそうで
アラサーの整体師のお姉さんは
毎週でも観に行きたい気持ちを懸命に抑えていると話していました
夫・整体師のアラのサーお姉さん・チビッコ・
客層はまさに老若男女←サンプル少なっ( ̄ー ̄)
しかしながら、販促資材で釣って集客してるんだと思えば
まだまだ「千と千尋」の勝ちなんじゃないの?
と思ったり
あの「ボヘミアンラプソディー」にそんなグッズがあったら
ワタシ9個もらえたのにな・・
と思ったり( ̄一 ̄”)←遠い目

いやあ、
映画って当たると
すごいもんですねえ


『映画 えんとつ町のプぺル』予告1【12月25日公開】

原作・制作総指揮のキンコン西野氏といえば
三年前
この驚く程完成度の高い
美しい絵本を
書店を通すことなく
インターネット上で無料公開しつつ販売すると言う
前代未聞の商法で世間を驚愕させ
熱狂的な信者と
食わず嫌いのアンチを生み出した印象があります
当時は異端として炎上も呼んだ無料公開でしたが
有料級の情報を無料配布する事でライン@登録に誘導し
見込み客リストを構築してからピンポイントで濃い営業をかける
それは現在のネットビジネスの基本
彼はやっぱりエッジの効いた先駆者だったんだなと思います

上映終わりに
前方で一人、後方で一人
人目をはばからず惜しみのない拍手を贈る
若い女性がいました
( ̄ー ̄💧)うわー

かく言うワタシ
絵本も読んでないし西野氏のことはよく知らない
興味本位の「お手並み拝見」で出掛けた訳ですが
それはそれは美しいスクリーンにうっとり
光と配色が素晴らしく
ジェットコースター的スペクタクルも盛りだくさん

まるで自分が小人になって
動く絵本の前にいたような
遊園地に行ってたような
満足をして帰ってきました

主要な登場人物の声は
例によって売れっ子俳優さんが担当
もはやそれは話題作のデフォルトとなっていますが
それはいつも
言われないと解らなくて
プペルがあの窪田くんだったなんて微塵も思わない
これはやっぱりなんとなく
勿体無い事だなあと思います

過去に唯一勿体なくなかったのは
ハウルの動く城の
キムタクと
倍賞千恵子さんかな❤
( ̄ー ̄)

ルビッチを演じた芦田愛菜ちゃんはとても頑張ってて
良かったけれど
かの一点の曇りなき天才子役
芦田愛菜の無駄遣いのような気がしないでもない
ただでさえ
未だ枕営業も囁かれる(←個人の伝聞です)
厳しい声優の世界に埋もれる
誰かのチャンスになればいいのに


そして
その他諸々の雑念( ̄ー ̄)

・・本当はハロウィンに公開予定だったんちゃうんかなあ・・
・・鬼滅と被るから外したとか?
・・シルクハットの息子にステテコのお父さんなー
・・台詞が多いなあ
・・西野氏が言いたいことホンマめいっぱい入ってるなあ
・・このカット長いわあ
・・この回想いらんわあ
・・雨だったらどうするの?
・・どれが星?
・・大気圏外の気球って大丈夫なん?
・・シャカシャカシャカ・・可愛い
・・アラジンとラピュタが香る
・・藤森慎吾ってやっぱり凄いわあ

細かいツッコミどころはそれこそ星の数ほどあるのだけれど
ほらほら
絵本なんだから!
と心得て
ピュアに楽しむのが嗜み


友達とは何か
半世紀生きても
答えは出ているようで曖昧

友達
それは自分以外
その気持ちと行動は決して操作できない
一緒にいたら楽しい 
いつ裏切られるかわからない
大切と恐怖が混在する
いないと寂しい
いないと心配される
親は与えられない
自分だけでは作れない
必要とされる存在



ただね
物語の肝である

えっとー
・・そうなると?
プペルは結局
ルビッチにとっての
??

という点が
ワタシにはよく
わからなかったのは残念
( ̄ー ̄💧)←それは残念すぎる

解った人は
教えて下さい



絵が本当に綺麗で
鬼滅はなしでも
プペルはもう一回大画面で見たい
かも
これはNetflix待ってたら
MOTTAINAI
かも


今日はそんな話で


〜( ̄▽ ̄)ノシ



🎬📽🎨

6月ファーストデイ 「空母いぶき」

2019年06月01日 | この映画観ましてん
        

ゴジラに行く気満々でしたのに、夫の希望で6月の映画鑑賞は<空母いぶき>になりました。
まあ、私としてもどちらでもよかったし
今朝座席指定をしようとしたら<ゴジラ>はもうほぼ満席、<空母いぶき>は程よく空いてましたし
どなたか、有名な方が(←名前覚えとけよ・・)この映画は見に行くべきとされていたので少し期待しておりましたし

私は国際情勢や日本の軍事の事に関して圧倒的に勉強不足

映画も公開されたばかりなので詳細を語るのもアレなんですが
平和ボケと揶揄される我が国の国民として
見といてよかったと思いました
本当に戦闘に巻き込まれたらこんな感じになるんだ・・?フィクションか本当かわからないなりにも
想像する機会が得られた

撃たれたら撃ち返していいのか?
決断を迫られる日本政府
シン・ゴジラに襲われた日本を先進諸国がクールに眺めた様に、流れが読めるまではどこも味方にはなってくれない中
各国への働きかけは国家公務員さん達がやってくれるんですね
厳しい訓練を自らに課し
いつも被災地に出向いて尽力してくださる自衛官の皆様
国のために私が決して逆立ちしても出来ない事をやってのけてくれる
公務員の皆様に感謝の気持ち芽生えます

ミサイルって真上に出る
魚雷って生き物のようについて回る
様子を伝えるレーダーはインベーダーゲームの様で
数十マイル離れた海上戦闘、発射から着弾までの
まるでボーリングのような時差のうちに決断が迫られる次の一手
見たことない戦闘
イケメン自衛官てんこ盛りにわくわくしつつ

<敵艦を沈めたらその乗組員600人の命が奪われることになる・・>
相手の損害を懸念し
迎撃の手段に苦慮するあたりにこれまで見てきた戦争映画にないリアリティを感じました

祈りと願いで戦争が回避できた時代は、もしかしたらまた終わるのかもしれない
そんな気配を感じないでもない今
全く話の通じない敵が侵攻してきた時
私たちはいつまで戦争反対!と言い続けられるのか・・
戦争を絶対回避するために
個の自分はどう有ればいいのか
ぼんやり考えさせられる映画でした
憲法9条改正もやむなしか
などと思っちゃいそう😱


ただ
映画としてはどうなんだろうなあ・・
魅力的な役者さんを集めた割には、どこも浅くて通り一遍がいなめない
密度の高いのであろう原作を二時間の脚本にした都合があるのか
厚みと言うか深みと言うか
なんか惜しい
二時間ちょっとが
長かったです・・



今日はそんな話



( ̄▽ ̄)ノシ



🚢🚢🚢



令和の10日間一番最初にしたことは( ̄▽ ̄)~とりま吉沢亮君のファンになってみようかと思った件

2019年05月12日 | この映画観ましてん

5月1日は文字通りのファーストデー、映画「キングダム」を観に出かけました。全くなんの予備知識もなしに、原作の漫画も知らないままに。

ただ、(これは見に行かなければ)と、お替りラプソディ活動の中宣伝を観ながら心に決めたのです

そんな私の心の根底には

おそらく16年前のあの出来事が深く刻まれていたのだと思います

         

この後、私は以下のように続けています

----------

このワタシの一言で、この話は立ち消えになった。若い頃は週3本ペースで90年代前半の映画を見ていたものだけれど、今のワタシにとっては、映画はひたすら経費がかさむ贅沢だ。

子供の興味や情操教育に役立つのであれば・・言う気持ちは有っても、夫婦二人で見に行くという発想は私には全くない。

まず子どもたちをその間どうする?そして今月もうそんな余裕ない。そういう諸事情が先に来るので、全然考えない。

私は私の行きたい映画に一人で行きたい。(笑)

しかしである

そこは
「そうよね、始皇帝と言えば、あの中国まとめちゃった人だもんね~。この映画も面白そうよね~行けたら良いねえ。」くらいは言った方が良いのかもしれない

たとえ結果的に「私は行かない。」という意思表示でも、一枚愛情と言うフィルターに通してやんわり演出するのが、和代さんに教えてもらった愛情の訓練のひとつなのかもしれない。と最近思う。

このままでは私たち駄目にナル。そんな気がする。

----引用ココマデ

 

37歳の私は当時子育て盛り、夫よりも子供大事と言う姿勢を保ちつつ、夫婦間の愛に関してなにがしかの危機を感じていたようですね( ̄▽ ̄”)ゞ←知らんがな

16年後、夫婦50割引きで二人して映画を割安で観る事になるなど予想だにしていなかったのでしょう。

そして、この後私はこの映画「英雄~HERO~」を映画館に見に行かなかったことを

大変に後悔する事になりました

         

スマホからは見づらい画像になりそうなので平たく言いますと、ジェットリーがカッコ良かった・壮大なスケール・静謐で華麗なる美術・DVDをみて映画館に行かなかったことを後悔した映画だったと言ってます

今となっても叶うなら1度映画館で観たい、それはそれは美しい映画でした。

観たいと言った夫の希望をないがしろにして、自らチャンスを失ったをその深い後悔をつかさどる心の琴線を

「キングダム」がかき鳴らしたのだと思うのです。予告編は壮大なスケールを見せていました。(中国のこういうやつは観とかなあかんで!)ワタシの脳内で、脳内小人たちが連呼してた。

まあ、結果的には

そうですね・・

見とかなあかん・・ってことは無かったのですけども

( ̄▽ ̄)

 

         

 

少なくとも50代の夫婦がそろって見に行く映画ではないのかな・・( ̄▽ ̄)

映画館を出た後、夫婦は語り合うのです

「どういう事態になったら、人が絶命に至るのかがよくわからなかったのは困るわ」

「てか、あの弟の<八万の軍>って結局どうなったん?」

始皇帝による中国統一前の戦乱の時代を借りた、現代劇と言えばいいのか、まさしく青少年向けの漫画

私たちの感性ではもはやうまく処理できない演出が多く施され、ツッコミどころが多すぎる

とにかく人がなかなか死なない。

刑事ドラマだと鈍器で後頭部を一撃で人は死ぬのに、この映画だと矢で射抜かれた様に見えても、数メートル飛ばされて後頭部を打ち付けたように見えても

(え?死んでないの?!)

(あ、じゃあ、じゃあ、もしかしてこれも大丈夫?!)(え、あ。みんな、死なない設定!?)

余計な部分で解釈を強いられるので、壮絶な死闘もどう見守っていいやらよくわからない。そもそも常識的物理的に見て絶対無理な戦いを勝っちゃう

長身でスタイル抜群、華麗なる長澤まさみちゃんの色白映える薄着の戦闘なんか、見てる分にはとっても素敵だったけど

リアリティというか現実味と言うか、可能性と言うか?

もう絶対無い

 

そんな訳でも楽しめたのは、イマドキの俳優さんの漫画よりもカッコいいヴィジュアルとアクション

主役の山崎君ももちろんよかったけれど、この、弟に謀反で追い詰められた兄役のお兄さんのクールにやられました

エンドロールをガン見して、俳優さんの名前を確認

「吉沢亮」とありました

吉沢亮!

この名前場知っています

コミックスも集めて読んでいた「銀魂」の映画に出ていた人の名前です

 

 

 

         

このあまりの外見の完成度に、(沖田総悟って本当にいたんだ・・)と映画館で思ってしまったくらいのハマりっぷり

この人に限らず、映画「銀魂2」の方はとても見応えがありました。500円券があれば・・以下省略

あの吉沢さんですか!

しかしながら、リアルの吉沢亮っていう人は見たことがない 

変装(←失礼な)してない時は、どんな人なんだろう・・??そんな思いを馳せておりましたらば、偶然この間「チコちゃんに怒られる」に出ておられていたのを初めて見る事が出来ました

おお、想像通りの見目麗しさ、CGのような顔立ち( ̄▽ ̄人) 

 

・・・・・

そんな感動と同時に、覚える一抹の不安、そして、やおら彼のプロフィールを確認、

ああ、やっぱり!ですよ・・・・orz

 

 

1994年生まれかあ・・

 

ワタシは「息子と同じ年、もしくはそれ以下の青少年に浮ついた感情を持たない」と言うポリシーを持っています

いやでも息子は11月生まれだし?

吉沢君は2月生まれだし?

ギリOKにする?

と言ったような長い逡巡もありましたが

否!

 と、ワタシの美学は叫んでいるのです  ←どうでもいい

 

 

 

今日はそんな令和最初の

私の誓いの話  ~( ̄一 ̄)ノシ ←註:決してドヤ顔ではありません 

 

 

 

 

          

  

 

.


「女王陛下のお気に入り」~英国宮廷美と謀略と退廃・破廉恥と享楽と下剋上の図録

2019年02月21日 | この映画観ましてん


             
             「同じ映画を何度も見るくらいなら、他のを見るべき!」と強く言われました・・




先日の記事で「七つの会議」は「Amazonプ〇イムでもいい」なんて書きましたけども
それは<この映画には、映画館に出向いて千某円を払う価値はない>
と言っているわけではないんです
( ̄ー ̄💧)ゝ

映画館に行くと作品上映の前にいくつかの未公開作品の宣伝があって、これが結構楽しみなのですが
ストーリーには関係なく、魅惑的なシーンが刺激的な音楽と共にコラージュされた映像は
ある意味作品よりも迫力を持って
観る者の勝手な期待や思い込みも利用し、数十秒の内に心の芯にまで焼き付けんとモリモリ売り込んで来る
見に来た映画もまだ見てないのに「次はこれ見ようかな?」なんて思わせる
学生時代よく映画に誘われましたが
「映画って、次の約束がしやすいからいいんだよね、次はどれ観ようか」
なんて言われてホイホイ出かけて行ったのは象徴的な記憶で
映画は観だすとクセになる

しかしながら、実際は気になった映画全てを見にゆくわけにもいきませんから
好きな俳優さんがいる・この作品はやっぱ大画面でしょ・音楽が・原作がアレだから
そんな様々な価値観や動機が時間と経済にかかるストレスを凌駕するとなった時に初めて
映画館に出かける訳で優先順位はとても大事
( ̄ー ̄)

「Amazon〇ライムでもいい」というのは
小規模な再生機器を介し、生活感に囚われた状態であっても
<この映画なら視聴者を離さない力がありますよ>
と言う
私の好意的な評価だと捉えていただければ幸いで
そして、表題の映画「女王陛下のお気に入り」は
家で観るには耐えられないかと思います
( ̄▽ ̄💧)


         



物語の女王はもちろんエリザベス女王ではなくて
18世紀 最後のイングランド・スコットランド王国君主であり
最初のグレートブリテン王国君主・アイルランド女王アン
西洋絵画で幾度も見た記憶のある、荘厳で美しい王室をバックに
彼女のお気に入りであらんと抗争する、二人の美しい側近の女達の<仁義なき戦い>☜ ほんまに仁義ない

17回の流産死産を繰り返し、自室で17匹のウサギを愛でるアン女王は、我が身が子宝にも美貌にも知性にも恵まれていない事を知っている
大好きな甘いお菓子を吐きながら口に押し込んで
肥満糖尿痛風で自由に歩くこともままならない心身ボロボロ孤独のヒステリカルクイーン
彼女の唯一の心の支えであり、
彼女に成り代わって実権を握るのは、聡明で強く美しい幼馴染みのサラ
そこに没落貴族の娘アビゲイルが、従姉妹のサラをツテに城に就職してきたところから始まるお話
一介のメイドから知恵と勇気と誠実さで成りあがる物語に誘われる
( ̄▽ ̄)??


三人とも実在の人物らしく
ウィキペディアでアン女王を調べると、
数行彼女たちが辿った運命が記されていました

史実を伝える文章では決して感じられない宮廷の風俗と文化・当時の人々の未成熟な倫理感や道徳性などを
ドン引きしながら淡々と眺める訳ですが
その連綿と淡々とな感じは「ファースト・マン」にテイストが若干似てるかも?

選択科目の都合で世界史をちゃんと勉強していない私には信じられない宮廷絵巻
これほんとに本当にこんなだったの?
凄いな昔の西洋貴族!

今日はそんな話

映画をご覧になる予定の方は
ココでお別れです    ←するの遅いわ!( ̄▽ ̄)



         
         せっかくレイトショーに行っても、1800円・・( ̄▽ ̄)




そもそも私にとって、英国と言えば
クマのプーさんとアフタヌーンティーとスコーン
軽やかなクーンズイングリッシュ
シャーロックホームズの知性
格調高いバーバリーを着こなす彫りの深いイケメン紳士の国
な訳ですが

ボヘミアンラプソディを観たことで思い出した、UKロックを担った皆さんの弾けっぷり
「不思議の国のアリス」の童話なんだかスリラーなんだか戸惑うテイスト
ピーターグリーナウェイの映画
それを彩ったマイケルナイマンの音楽
美麗だけどドン引きのエグさ
そういう英国の諸々を一度に思い出しました

シャレにならない意地悪、何かにつけて服をはいで鞭打ち、男はみんなバッハなヘアスタイル、嘘みたいな化粧
手のひらでソコだけ隠し全身の肉を揺らして楽し気に跳ね続ける果汁まみれの全裸のおじさん
舞踏会の華麗で珍妙なダンス
女に暴力を厭わず、手でいイかされて悶えるイケメン
女王を虜にした舌技、吐息のようにようにつかれる嘘、未必の故意の殺人
そのうち誰の味方をしてればいいのか解らなくなってくる
天蓋のベッドで女王と睦み合った後のエマ・ストーン
サラを睥睨するワンカットは、しなやかにくつろぐ美しい獣のよう
蝋燭の光だけの夜、窓のない城内の闇
その明るさ美しさを
図録を見るように楽しむと良いのでしょう


しかし、ヤマなしオチなし
美しくも散々なアレヤコレヤを見せつけられ続けた私が
この物語はいつ終わるのだろう・・
と考え出した時、突然
「もう十分見たでしょ?お帰りなさい」
と言わんばかりに物語から放り出されてしまう

巷では「ファーストマン」のラストシーンの是非が議論されているらしいですが
あれはあれで良いと思う
でも
ワタシこの映画の終わりには
まーじかー!!!
とこっそり叫びました



もう最後の最後まで色んな意味で
まーじかー!


土曜のレイトショウ
一人鑑賞にはもってこいの映画だけど
初デートには絶対使っちゃダメなやつ


月に行ったライアンと
18世紀のイングランドに行ったエマ
ラ・ラ・ランドの二人はどちらも素晴らしかった


しかしながら本当に
これを演じる俳優の仕事ってすごいなあ・・




時間があれば
もう一回観に行っても
いいな・・



今日はそんな話



         


~( ̄▽ ̄)ノシ












.

七つも会議あった?

2019年02月13日 | この映画観ましてん


封切されたばかりの映画の感想と言うのはあまり言いたくないのです
とくに、脳裏に浮かんだ事柄を全部言葉に変えようと常に企んでいる私が書くと、盛り気味になるようで
読む人に、それがさもひとつの事実のように伝わってしまったりもする
「行ってきたけど言うてたんとちゃうやんか」
と私がむやみに上げてしまった期待値から、突き落すようなことになってしまっては申し訳ない
ていうか、「封切り」って死語なんですって
若い子誰も知らなかった・・

( ̄▽ ̄:)ゞ




         




だからボヘミアンラプソディが
いかに私にとってツボだったかをブログで語るのも極力避けたわけですが
8回おかわりした話を中途半端にしたばっかりに
費用と時間を無駄に使わせてしまったとなると
非常に申し訳ありません
   
思い出すのは、ロック・フィールド農場でブライアンがギターソロを収録するシーン
ブースで聴いていたフレディが一度は「美しい」とOKを出すのだけれど、
マイクがオフになっていてその言葉が彼に届いてないとわかるや否や
「楽譜通りだな」
と含みを持たせて言い換える

「僕が書いた(楽譜だ)し?」
きょとんと答えるブライアン

もう!
この理系男子がっ♥
( ̄▽ ̄人)   ←ツボ 1/1380(嘘)


この後はどうする?と聞き返すブライアンに
「オペラティックセクション」と自分の企みを明かすフレディ
「オペラティック・セクション」と呪文を授かるようにオウム返しにするブライアン
前代未聞の楽曲構成のアイデアは、この時まだフレディの頭の中にしかないのだけど、
まずはバンドメンバーに受け入れられなければ具現化は出来ない
受け入れてもらえるか
成功するか
自信はあっても共感を得られる確信はないフレディ
フレディへの信頼で応えるブライアン
皆さんもそうだと思いますが、ここのブライアンとフレディ掛け合いはものすごくいい
もう、あと二回は聞きたいですね ←ね・・って( ̄▽ ̄”)

こんなやり取りにツボって
のたうってるワタシに
付き合わせて本当にすみませんでした
m(_ _)m



             


映画はタイトルや広告でいかに期待を持たせるか
妄想させて思い込ませるか
それだけでも興行収入はずいぶん違うのだと思います
数十年前(1986年)「ウホッホ探検隊」という邦画があったのですが
子供が田中邦衛に連れられてアフリカにでも行くのかな?と思っていたら
単身赴任、共働き、不倫、離婚、家族の再構築を描いた作品で、地味ながら結構な見応えがあった
絶対これタイトル間違えたよね・・
このタイトルじゃなかったらもっとお客さん入ったよね・・?
という意味で私にとって忘れられない映画
逆に
普通のロマンスだったけど
「恋する惑星」
という印象深い邦題が
人気を集めたのも懐かしい
( ̄ー ̄)




            




でもって
「七つの会議」ですよ
小説のタイトルらしいです

末端レベルから始まった七回の会議を通し、アジェンダはどのようにして膨らみ削がれ変容し
最高会議に到達するのか
会議室のフィールドを制圧する絶妙なテクニック
プロジェクトを推進する者阻むもの
出されるお茶は湯のみかペットボトルかマイボトルかサーモスか象印か
人心は何に操られるのか
顔芸か、根回しか、恐怖か
見た目か、生き様か
袖の下か
勝利を手にするのはどの武将率いるチームか
会議とは何か
果たして
会議に正義はあるのか・・・


というような内容を
勝手に期待して行ったのですが


ちょっと
ちゃいましてん・・(;´・ω・)


私の感想は
「七つも会議あった?」

OL時代、2か月に一度の最高会議に16の茶を片手に供していましたが
私にはあの紅一点の女子社員の存在の仕方がどうにも信じられない
会社には男性社員のバトルフィールドと並行して、女性社員の密な風林火山があることを
この映画は全く考えない
頭のいい可愛い女の子が及川光博演じる課長の右腕として頑張る
だまされて不倫して居ずらくなっての嘘の寿退社目前に怖いものなし
封印された禁断の謎の解明のため、イケメン課長のアシストで大活躍って扱いは
なんだか気に入らない
他の女子が許さないよね?
ああいう存在
女子社員はまだ女子なんだ・・とか

まあ、でもそんなちっさいイチャモンを差し引いても
野村萬斎の立ち居振る舞いと
香川照之のお茶目可愛い顔芸をひたすら堪能することで全く退屈はせず楽しめる
Amazonプライムでもいいけど( ̄▽ ̄A:)

息子たちを見る限り
あんな風に会社のために人生を捧げ狂ってゆくような武士は、もはや絶滅危惧種ではないかと思いましたが・・
この辺りはパートのおばちゃんにはもうわかりません


そういえば
オリラジの藤森氏がとても印象に残りました
彼はこれからハマり役を貰ったりしたら
若しかしたら
化けるかもしれない・・  ←当てたことないけれど!( ̄▽ ̄)





             



けっきょくやっぱり散々言うて

今日はそんな話で


~( ̄▽ ̄)ノシ










「ラ・ラ・ランド」のピアニストには明日会う

2019年02月09日 | この映画観ましてん


転職先では、レジ打ちと袋詰めが最大のミッションでしたが
「ほぼほぼ出来ますね」という事にされて、昨日は「独りで打てるもん」状態に
夜に脳がフル回転するので生活リズムに若干の異変を来している気がします
まあ、これは想定の範囲内

一緒に働く男子学生たちの
身に着いた礼儀正さと知的な佇まいは、前職では感じられなかったちょっとした感動
実験や実習に忙しく、何かしら生活雑貨を買って帰ったりする1人暮らし
この子たちはもしかしたら、故郷を離れ下宿しているあの近隣超有名大ボーイズではないかと
思うようになったけど
まだ聞けない
そんな距離感で過ごしております



さて、先程ラ・ラ・ランドが地上波で放送されましたが
CM入るのイヤなので、二時間前にAmazonで観ましたら図らずも泣けまして
もう一回テレビで見るという変則的な二回鑑賞
向こうの映画俳優さんはみんな、歌も楽器もダンスもハイパー上手
どう見てもジョディフォスターと平井堅だった二人が
物語の進行でどんどん魅力的になってゆく
ミュージカルは決して好きではないから、アカデミー賞だけを信じて惰性で観てたのですが

時系列を触る映画はほんまズルいんすよ
この切なさ、あの新海誠監督の「秒速5センチメートル」を彷彿とさせました←知らんがな( ̄ー ̄)
大人脳にしか解らないチーズの味 ☚(同義語:醍醐味?)
若い時に振り切るほどちゃんとやっとくって
素敵ですね
安パイを選び続けた私の人生に圧倒的に足りないものなので
うらやましかった

彼らは成功したから
余計かな・・( ̄▽ ̄)


で、このピアノと歌がえらく上手かった兄さん
どこかで見たなあ・・
と思ったら
明日月に行く人やん! 
( ̄▽ ̄)



おかわりラプソディ活動でおかわりしていたのは決して本編だけではありません
その前に入る広告?というかCM?というのか
たまに本編より断然面白かったりするアレ
も同じように何度も見る事になります
「ファースト・マン」と「アリ―タ!」のそれは間違いなく8回見ました
サスペリアとか、
ゴッズオウンカントリーとか・・



         
        川崎チネチッタ「ライブZOUND」 上から下がるスピーカーと下に2つ 左右にそれぞれ6つ 座席の背もたれが高いので、前に座る観客の気配が全くないのも良き( ̄▽ ̄人)

 

正確にはライアン・ゴズリングが明日月に行くのではなくて
私が明日映画館に行くのです  ←また( ̄▽ ̄?)


週末のウォーキングは川崎まで往復
11時から「7つの会議」を見た後
モアーズでもんじゃを食べて
15時から「ファースト・マン」の2本立ての予定でして
この予定は厳密に絶対に、消化されなければいけない

東京が雪だってまだ信じてなかった時に
座席とっちゃったし
キャンセル不可だし  


私たち夫婦が力を合わせて出来る事は
「50割引き」を使うとき


だけです






今日はそんな話



~( ̄▽ ̄)ノシ



魂震えました〜映画「ボヘミアンラプソディ」

2018年11月14日 | この映画観ましてん



是非大音響のScreenでと、公開初日に観てきたちるるに言われたので
レディースデイ狙いで行きました
今日は14日
TOHOシネマズのシネマズデイでもあったので
土曜日に祝日が被ったみたいなもったいなさありました

音響も迫力も堪能したいので
ど真ん中取りました
前日はこんな感じでしたが
当日は最前ブロックも真ん中はほぼ埋まって盛況でした



いや〜
ほんとに
魂震えました!( ̄▽ ̄人”)



1985ライブエイドがスクリーンで観られる!
の気分で参りましたが

私の泣きが入ったのは
LIVE前からで

いわゆるセクシュアル・マイノリティの孤独と哀しみ
神と親に背いた誰にも言えない内なる自我の苦しみ
これまでいくつかの映画で学んできましたが
人が恋い焦がれるものは両親からの敬愛と愛と理解ある友人なのだ
そんな思いを深くする映画でもありました

ゲイリーオールドマン目当てで30年前に観た
セックス・ピストルズのシド・ヴィシャスの映画は本当にドラッグとデカダンスに終始したけれど
(もう何となくそこしか覚えてない)
( ̄ー ̄)
孤独と酒とセックスに溺れた一時期があって
ゲイのシンボルな感じになって
彼はAIDSで死ぬことにもなるんだけれども(☚映画ではそこまで描かれない)
フレディは幸せで良かったなあと
前妻と前妻の恋人
そしてダンディな今彼に舞台袖から見守られて
あの壮大なパフォーマンス
素晴らしき大団円

彼らをよく知らない人も(☚私だ)知らないまま見に行く価値あり

根こそぎ
洗ってもらえます ( ̄▽ ̄人)


人生には理性と誠実・思いやりが大事なんだな
Queenのメンバーがまあみんないい奴らで
特にブライアン・メイの
斜めからの優しさ
存在感
しびれました・・
( ̄ー ̄”)


私が10代に愛したニューミュージックを席巻したオフ○ース
「解散の原因は金でした」
と近年メンバーが明かしていたんだけれど
Queenでも揉めてたんだと思えば仕方ない
シングルカットのA面B面も今はないけど、バンドの宿命なんだなあ
あのバンドのギタリストはブライアン・メイを目指してたのか、音がそっくりでびっくり( ̄▽ ̄)ゞ
当時の日本の音楽のネタ帳を見る思いもしました



あ、そうそう
前回のブログで猫を描いたけど
あんなに猫がいるとは思わなかったです





さて
ずいぶんな散文ですが
まだ気持ちが収まってない
映画終わりの丸福珈琲店なう




スタバは卒業です←ホントか?
( ̄▽ ̄:)

やっぱここの
ストロングなブレンドがいい
ケーキに合います
↑食ってます




とりあえず
そんな話

もう一回
もっと大きなシアターの
ど真ん中で観たいと思ってます

今回小さめのシアター五番
ちょっとスピーカーの重低音足りなくて

残念でした

 

〜( ̄ー ̄)ノシ