先日テレビ番組で
女優の有森也実さんがご自身の更年期症状との苦闘を告白されていました
有森也実さんと言えばあの「東京ラブストーリー」
<おしとやか売りちゃっかり男獲得女>の関口さとみを演じ
カンチがあれよあれよと絡め取られてゆくその様に
職場全20代女子が震撼していたことが記憶に残っていますけれども
それも30年前の話
当時から見た目そんなに変わってない有森さんが
更年期でご苦労なさったとは感慨深いポイント多すぎる
さらに私が驚愕したのは
更年期とは一般に45歳から55歳に現れるとされていたこと
あれ?
私更年期からハミ出てるやん・・
私のは
終わっててもいいんやん・・
もともと汗かきなので、
ホットフラッシュがどれなのかよくわからなかったですが
うわうわうわうわ〜っと体が暑くなることが未だ多くて
着てたら暑いし
脱いだら寒い
足は冷えるけど額から汗が流れるとか続いてます
特にこの冬は冷えが厳しく
三陰交・足三里・胃兪・腎兪に毎日ミニカイロを貼って過ごしたものだから
例年稀に見るカイロ消費量、
今は社割も効いていいのだけれど
この消費がこの先毎年続くのかと思うと、こういう細かいところから
老後資金が削がれてゆくのだなあと実感
特にここ数年の
小さいことが気になるのは全部「更年期のせい」にしてたんですが
私の更年期はもう終わってる
となったら一大事
このトゲトゲした感受性で死ぬまで生きて行くのわたし?
所属が別の課になるパートさんが、自己都合退職されることになりました
そのパートさんは気働きがとてもよく効く働き者で
別の課ではあるけれど何かと仕事をやりやすくしてくれた人
辞められるのは名残惜しい
「・・送別の品どうする?」
と、彼女と公私ともに仲良しのパートさんが私に聞いてきました
(贈るんですか・・)
私は一番新参者なので、職場内の餞別システムがよくわからないのですが
どうもその都度都度に有志を募って送別の品を送っているよう
有志・・というのも微妙
予算もその有志の気持ち・・というのも微妙
「コーヒーがいいって」
そうか、
新参者の私が準備しろと言いたいのね?
18年のパート勤務を通して
パート退職における餞別は特段必要ないのではないかと考えていました
実際15年勤めた自分の前職退職の際も
一切のお餞別を辞退しました
異動転勤ならいざ知らず
自己都合退職は少なからずのストレスを職場に与える行為であり
自分が先に出て行けば
残る人が退職される暁に、どんなにお世話になっていても私がお礼をする機会は無い
一時的にでも私が抜けた後、仕事量が否応なしに増えることを黙って我慢してくださる皆さんから
何か贈られるなんて変
だと思ってました
決して皆の気持ちが一枚岩ではないというのを
長年見てきたのも大きかった
全員に別れを惜しんで貰う自信もない( ̄▽ ̄)
とは言え
これまで慣習だった小さなブーケと商品券を
わざわざ前もって辞退する人はいなかったみたいで
退職の日
上長の言葉→私のお礼→餞別贈呈→拍手〜♩
という一連の流れができず
私の短い挨拶でその場が終わることになって、なんとも空気が締まらない
「それじゃあ、
餞別辞退という事なので、最後にみんなでお礼を言いましょう」と
みなさんが私を囲んで、全員で「ありがとう」と声を揃えて頭を下げてもらって
こちらが慌てふためくという
懐かしい思い出
この時ばかりは
(深く考えず、
普通に貰っときゃ良かった・・)
と反省しました
餞別は、感謝の儀礼
贈る方も受ける方もつべこべ言わず
粛々と執り行うが
大人の嗜みなのでしょう
この度辞められるパートさんは隣の課の人
仕事に連携があるから皆それなりの感謝はある
でも餞別に賛同する人がどれほどいるのかは未知数
彼女と仲の良いパートさんは全員から500円徴収できる想定で
本人から希望の品まで聞いちゃってる
そしてそれを集め手配するのは私
という図が出来上がっていました
隣の課にお世話になっているのは事実だけど
じゃあ隣の課の人の退職にはその度全員に餞別を送るのか?という真っ当な質問
昔は1人200円だったけど?と教えてくれる人
希望の品なんか聞かないで菓子折りでいいんじゃない?というもっともなご意見
予算オーバーからバイトからも餞別を徴収したこともあったのに
その子たちが辞める時一切何もなかったのは可哀想だったと
秘めた想いを打ち明ける人もいて
それら全ての疑問に<共に首をかしげ返し>で受け流し
この職場は、影響力や人気があると餞別の相場が上がるのだと理解した私は
今後の餞別はうちの課だけ大人限定・ワンコイン設定でいきましょうかね〜
勝手に周知したのでした
無事その方の退職をお見送りし
贈ったものの詳細と500円の徴収開始をラインで告知
次の日から、徴収を始めました
私の顔を見るなりメッセージ付きの封筒を繰り出す人、
シフトが合わないから金庫に入れました・誰さんに預けましたとラインをくれる人、
裸でごめんね❤︎と色っぽくコインをくれる人(違)
次の日にはほとんど全員からの徴収が終わったのだけど
入社一年男子がなかなかつかまらない
一緒に仕事して、顔も合わせるけれど、どうも徴収し損ねる
見かねたパートさんが、「麦さんに500円渡してね?」と水を向けてくれたので
お?今もらえるのかな?
と私も仕事の手を止め
「500円お願いします〜」と近寄ったら
「どうぞ。」
と、彼が500円を渡してきました
(どうぞ・・・?)
「どうぞ」なの?
そこは「どうぞ」?
で
いいの?
いやいやいやいや
そりゃあ、君は入社一年目で彼女にお世話になる機会も皆よりは短かったし、別れに対する感慨もそれほど深くはないのはわかってたよ。時に絶対格下パートの彼女にキツ目に指導されたりして、良い思い出もないのも知ってたし。君は貯金もこれからの新入社員、先に辞めていくと言うだけで不当に感謝を巻き上げられる感もあったのかもしれない。私の声かけに断る選択肢はないと思っただろうけど、餞別に同意した君の責任があるわけで、全体の事の流れを理解していたらもう少し何か他の言葉があったのではなかろうかと私は思う、その「どうぞ」の後に続く言葉はなんなのか問うてみたい。恐らくは「受け取ってください」なのだろう。まさか感謝して受け取れと言うのではないだろう?そう信じてはいるけれど、その言葉遣いにはそちらを想起させると言う点においても間違ってると思う。少なくとも立て替えを請け負っていた者に対する支払いに際して「どうぞ」はない。そう言う感性は若い人には無いのかな?つか?私のラインを見てくれたと思うけど、他の君の先輩社員さんは何らかの形で翌日支払う算段を整えてくれていたよ。一日の長っていうやつなのかな、そんなところも含めて本当なら君にこの機に何か気付きをとも思うけれど、私は正社員じゃないから君に対しマニュアルにない教育めいたことは控えるよう言われているので沈黙するけども、いや、こんな細かい案件を言ったところで君の心に届けるスキルも自信もない、ねちねちパートが社員をいじめる図式に該当するのは真っ平だと言うのが本音だけども
ああそう言うしがらみを怖がらず、若い世代にまっすぐ自分の意見が言える大人でありたいな。そうあれたらどれほどいいかとも思う
思うだけに
ものすごく残念だよ・・
あーなんかイライライするよ・・
(`・∀・´)
更年期じゃなかったら、受け流すことが出来ただろうか・・
更年期でもないのに、受け流すことが出来ないのだろうか
ちょろっと本気で考えている私です
ここでタイトル回収
例えそれが自分には不本意に思えても
人に何かを指摘された際には
それなりの思いと逡巡を越えての勇気ある働き方だと捉え
素直に
感謝を以て一考するべきなのでしょう
私には出来なかったけれど
注意・指導が秘める価値と面倒を改めて考える機会となりました
今日はそんな
とっても面倒臭い私の話
〜( ̄▽ ̄)ノシ
🎁