ケロの与太

「全力で与太話」
読んだら忘れてください(” ̄▽ ̄)ゞ  

何処でもカメラは回っているよ(与)

2022年04月20日 | ケロりん商店

お店の防犯カメラは時々店の以外のことにも利用されます
モールの通路で始まったケンカ、子供や老人の迷子捜索
その日その時刻
そこに誰がいて何をしていたか確認するために
捜査機関からデータ開示請求がある

傍観していて意外なことに
たとえ相手が警察であっても
拒否する権利はカメラの所有者側にあるようで
おまわりさんはとても低姿勢で礼儀正しく
きちんとアポイントを取ってから来られる
冷静に考えれば当然であるべき事なんですけど
御用だ!と来られたら
ひいっ、なんの御用ざんしょか!
となっちゃいそうなワタシは
劇場型犯罪にはくれぐれも
気をつけなくては
( ̄ー ̄)

まあ、そんなわけで
商店街やショッピングモールなどを歩いている時など
自分のスマホの位置情報とは別の視線で
大まかに行動を記録されている可能性を
良くも悪くも覚えておいていいかもなぁ
と思います



前職のスーパーでパートをしていた時
私の目の前でお年寄りの転倒事故がありました
高齢者用のショッピングカートを引いた老婦人が
一番上の棚のコーヒーを下さいと言ったので、脚立に乗っていた私が棚から取って
それを渡したら
受け取った彼女は振り向きざま、
真後ろに停めた自分のカートに躓いてしまった
その車輪は床から彼女をすくい上げるように割り込み
カートは老婦人を乗せるようにして向こう側へ倒れて行った
カートがクッションになれば!
と一瞬思ったけど
それは彼女を受け止めることを拒否するように
くるんと回転し
その勢いで投げ出され、横倒しの尻餅をついた老婦人は
そこから二度と立ち上がれなくなってしまった

店長判断で救急車を要請し
ご家族に連絡を取ろうと連絡先を聞きくも
答えてくれなくて困りました
庶務課のカトーさんが持ってきてくれた毛布を老婦人の肩から掛けて
私は横に並んで背中をさすりました
「痛い・・痛い・・」
か細い声は泣いているようで
手のひらには毛布の上から脊椎がボコボコと感じられ
なす術がない自分の無力さを思い知りました

今でも
ドライアイで目が痛くて困った時
この老婦人の声を思い出します
老婦人にとって 
一人で出かける自由な買い物は
あの日
コーヒーを買おうとしたあの時が人生最後だったのだと思うと、
助けられたらどんなに良かったかと思うと
涙が出てくるので



「ねぇえ!外に出るなって言ったよね!?」
母親に叱られた記憶が蘇るような声が聞こえて
見上げると
気の強そうな中年女性が
怒りの火を灯した目で私達を見下ろしていました
その剣幕の向こうに、ヘルメットの隊員と担架が見えたので
私は慌てて立ち上がり老婦人のそばを離れました
この女性が救急隊長かと勘違いしそうでしたが
転倒した老婦人のご近所さんが買い物に来ていて、ご家族に連絡がつけてくれたとあとから聞きました
「これで股関節砕けちゃったわよ!今度コケたら寝たきりだって言われたのに
言うこと聞かないから!」
「話は後で聞かせてもらいますから!」
担架についてゆく女性に全力で睨まれて
なんとなく、
ご家族からはお礼の言葉が聞けるんじゃないか
と思ってた
呑気な自分に気がついて
うすら寒くなりました





(あんなにゆっくりゆっくり倒れていったのに
どうして助けられなかったんだろう?)
それは本当にスローモーションのようで
脳内で、何度もなんども、倒れていった老婦人の姿を思い出しながら
(ああ、そうだ、そう言えば
自分の手もスローモーションになってたなあ・・)
そんなことを考え続ける私は
傍から見ている人には
ショックで呆然としているように見えたようで
すぐに上がるように言われてしまいました
実際救急車が行ってしまった頃には退勤時間が過ぎてしまってた
現場を目撃したのは私1人だったし
私が家族の方への謝罪とか
状況説明をするのだと思っていたので
ああ、こんな時ですら蚊帳の外で
パート従事者が一切の責任を取れないとは
こういうことなんだなと
無力感半分
安堵感半分
すごすごと帰ったのでした



「麦さんは精一杯助けようとしていたよ」
「家族がお礼を言っていかれたよ」
その日の夜
買い物に来たという体で、その後の話を聞きに行き
店内で商品補充をしていた店長は労ってくれました
「カメラの位置をコーヒー棚に振っておいて良かったね」

<ご自分のショッピングカートにつまづいて
転倒されました>

私が店長に上げた
それ以外に言いようがないシンプルな状況説明と交換に
息子さん夫婦からは
<母が1人で買い物に来られることはもうありませんので>
という報告と
なぜ転倒したのか
通路の幅は妥当だったのか、
障害物はなかったのか
側にいた私は何をしていたのかについて回答を求めてこられた
店長は
私達を捉えた防犯カメラの映像を見てもらうことにして
話し合いは五分で終わったと
教えてくれました


<百聞は一見にしかず>
そんな言葉が閃きました
が、
同時に
もし
防犯カメラが無かったら
家族に怯えていた様子の老婦人の記憶や証言が
違っていたら
私はどうなったんだろうなあ・・
と今でも思います

当時、コーヒー瓶についている応募シールだけを剥がし
ヤフオクに売るための万引きが横行していました
小さなシールが無いというだけで、商品が売り物にならなくなることに耐えかね
防犯カメラの角度をコーヒー側に調整してほしいと申し出ていたことが
自分の行動を立証することになるとは
思いもしませんでした


ずっとこんな風に見られて仕事しているんだと思うと
今でも本当に気が抜けません

職場でも
街でも
<李下に冠を正さず>
忘れない限り
心がけるようにしています
( ̄ー ̄)



今日はそんな話で




〜( ̄▽ ̄)ノシ



🐢🐢📹





















最後の業界用語 ~「セロビス」とは何か

2018年11月19日 | ケロりん商店
        







        







        







        







        






来週から本格的な有給消化に入るので
生活リズムが狂いそうです
薄氷を踏むような冬季鬱持ちのシーズンにコレはマジヤバいのです
これまで暖かかったけど
寒くなってきました・・

そして思えば
退職も、結婚も、二回の出産も、二度目の退職も
寒い季節になってしまった
このめぐりあわせ




自分で決めたくせに
勘弁して・・
とか思ってる



今日はそんな話




~( ̄▽ ̄)ノシ














昨日の記事のお詫び

2017年05月30日 | ケロりん商店





         

昨日の記事後半に関して
6月1日からの
お酒の値上げに関しては、本当なのですが
一番キモな情報であったはずの
ビールと発泡酒の値上げ幅に関する記述は、
全くのデタラメでした。


私、ビールを季節の贈答で頂いたことはあっても
買ったことはありませんで。

今日の売り出しのケースのビールをみて
自分の記述の誤りに気が付きました

本当にすみません。
 


         



いやあ、
それにしても、
ビールって高いんですね

我が家は一切買わないのに
なんでその分お金が貯まらないんだろう・・?



余計な話でした


今日はそんな
お詫びです。    (ノ ̄▽ ̄:)ノ





                                     













.


時は今、カールを買ってる場合ではない ~6月のビール値上げは結構凄い( ̄□ ̄!)

2017年05月29日 | ケロりん商店
  


         




         

報道では
「カールが関西の一部地域でしか販売されなくなる」
と聞かされた街の人々が一様にショックを受けている画が流されていましたが
そんな人々も、
「じゃあ、最後にカールを買ったのはいつ?」
と聞かれたら、そんな最近の話でもないのでは?
と思うのです。



かくいうも・・・( ̄ー ̄)ゞ

         

  


         




         怒りのトップモデル文吉




日本の最初のスナック菓子はカールなのだそうです。
発売されたばかりの頃のカールって
当たりとハズレがあったんですよね。
凄く密度の濃い、歯ざわりの柔らかな「当たりのカール」と
ガリガリした歯ごたえの「ハズレのカール」
今の当たりだった ( ̄ー ̄”人)
と、妹のLEOちゃん(@カレーあじ派)に
報告していたことを覚えています。

そして、手で食べると必ずついてくる、花粉のようなオレンジ色の粉。
当時はあの「指についた粉を舐める必要性」が
人気の秘密だったとか?

手指を舐めるなど、もはや考えられない清潔志向の進んだ昨今
カールの特性は世のニーズから外れて行き
最近のカールは「当たり」ばかりで、個人的には面白みが減りました。

大人カールは、「敢えてのハズレ集め」のようなコンセプトで
懐かしかったです
美味しかったかどうかは覚えてないんですよね。
一つ言えること画
大人なんちゃら・・って企画品は
どれも味がやたら濃い。

人間の味覚のピーク、
味蕾の数が一番多いとされる時期は12歳、そこからは衰える一方なのだとか・・
濃い味しかわかんない大人
わさびが苦手なガキンチョ
と言うのはもっともな話なのですね
( ̄ー ̄)


      
             



             



でもですよ?


          



6月1日からの酒税法改正の波を受け
お酒が値上げとなるのはご存知の方も多いかと思うのですが
小耳に挟んだところによると
ここだけの話 
庶民の味方の発泡酒や、麦酒類の値の上がり方、結構体感的にツライ感じです。



それはこれまで
小売り店の裁量によっては、売価に反映させずともよかった販売管理費を
必ず原価に入れなければならないとすることで
量販店の値下げ攻勢から
小規模小売店を守ることも目的の一つ

なので、例えドン◯であってもカ◯ヤスであっても
350ml六缶パック1100円以下ではもう買えなくなる
1100円の壁が出来るのだとか。


我が家は夫のワイン以外のお酒はないので
( ̄▽ ̄)

この辺りの懐打撃具合、
我が事としては実感がないのですが。
これまでのマヨネーズや油や小麦粉の値上げと
体感は
違う感じ


後2日のうちに
カールは買わなくても
ビールは買っておいてもいいかなと思わないでもない・・。


今日はそんな話です


                   ~( ̄ー ̄)ノシ



  ※今回のお話は、
   あくまで小耳に挟んだ話と言う事で
    違っていたらごめんにょ





                            












. 




仕事で頻回に要求されはじめた「柔軟なひらめき」スキル・・( ̄▽ ̄)

2016年07月13日 | ケロりん商店






  





品補充だとか発注業務中にお客様から声をかけられ、
自分の作業が中断することを嫌うクルーは少なくないのですが
私に言わせれば
だったらこの仕事辞めれば?
デス( ̄ヘ ̄)


10年後無くなる仕事のリスト中に、ワタシの仕事は入っています。
今や自動発注は当たり前、人はチョコット修正するだけ
「品出し」と呼ばれる商品補充も、綺麗に商品陳列することさえ放棄すれば
梱包材のまま積み上げたり、わっさと什器に投げ込むだけで成り立つわけで
実際地方の巨大スーパーなどはすでにこのやり方を実践し、大幅な人件費削減による値下げ競争に成功しています。
そう
私達人類が機械に 唯一対抗できるとしたらそれは上質な心ある接客
ワタシにとって
打倒ペッパー君=SoftBankは
とても大切な取り組みだと思っているのです。 ( ̄▽ ̄)b


そんな今日このごろ
地域的にもお客様の高齢化が進み、
接客スキルに新たなジャンル
「柔軟なひらめき」の必要性を感じているというお話。



えば昨日いらした「飴」をお探しのお客様
「いつもココにあったはず」
「今日の広告に乗ってたはず」のものをお探しとのことで
ワタシに声をかけられました。

しかし、商品名は解らない
そしてお客様がどんなに自信を持って主張されても、
絶対にそんなことはないはず!という状況
わわわわ~っと
脳内活性化しました・・。


(出されるヒントで余計に見えなくなるヤツだ・・)


「お味はどんなものなのでしょう?」
「メーカーはわかりますか?」
別の角度からのヒントを得ようと試みたりするのですが、
力強い主張をお持ちの方ほど質問には積極的に応えてくれません。





  






しかしながら、ここは米しか売ってない場所
「ココにはないようですね、
商品は移動してしまったかもしれません。」
ということにして、キャンディー売り場に移動していただきましたら


速攻見つかりました。


  




年配のお客様の場合、
そのヒントがかけるバイアスとはびっくりするほど無関係
なモノが
正解だったりする事が増えてきました。




そして
冒頭のお客様の場合は
非常に難易度が高かった・・・orz




そうで「ない」ことを入念に確かめられるお客様は非常に多いのですが、
「敢えての中国製指定」は非常に珍しい。
なので、もう一度確認するとそれは「チューブのわさび漬け」とのこと。
よかった!
ワタシの聞き間違えが回避できました。


しかしですよ?

「チューブのわさび漬け」ってのも実は非常に珍しい商品形態。
まだココに確認の余地がありそうな予感がありましたが
日頃自分が買わない商品は自分の弱点だったりもするので、お客様の言葉をそのまま信じで捜索に乗り出します。
「チューブのわさび漬けをお探しなんですね?」
もう一度明瞭に発音してから
青果・鮮魚・日配の責任者レベルを探して確認し
1つだけ存在したプラスチック製容器の物をお持ちしたのです。

「コレは高級かい?」
「156円です。30g入りの安曇野からの産直商品ですね。」
高級かどうかの判断はお任せして、パッケージから読み取れる情報だけをお伝えします。
「そうかい・・こういうのは高級品じゃないと美味しくなからのう。
それにしても
チューブがあるはずなんじゃが・・・」
「すみません、当店のわさび漬けは、そのお品しかご用意がないんです・・」

店中実際に走って回って見つけた一点なので、
そこは間違いないはず・・。
「そうかい・・・」
非常に不本意そうでしたがお客様はコレにすると言ってくださいました。
ところが、レジまでの道中、お客様が突如立ち止まって、怒り始めてしまったのデス・・。



  



ワタシは「多分悪く無い」と思うのですが、お客様に叱られてしまうと、条件反射的に凹んでしまいます。

「チューブのわさびをお探しだったのですね、すみません。」
と明瞭に謝罪して
「当店で一番高価なモノはコチラの静岡産の本わさびです。」
高級品が欲しいとおっしゃっていたオーダーに応えます。
「そうかい・・・。」
お客様は量もたくさん必要だったのか、いろいろと手にとってみた後
静岡産の本わさびと同じ売価の、倍量入ったお徳用を手に取られました。
それだと品質は落ちてしまう気がしたのですが、
それを説明し切る気持ちは
折れてしまいました・・

そんなモヤモヤに気を取られていた時
お客様はさらなる選択肢で
悩まれてました




  







バックヤードに戻ると
リケジョ・H女史がいたので念のため確認しました。

「こっちでは「わさび」のコトを「わさび漬け」って言うことありますか?」

それはない!
と断言してくれてホッとした次第。



気を取り直して、売り場に戻ったトコロ
次なるお客様が・・

「あのね、ハンバーグを作るときに入れるアレ、探してるんだけど・・
なんて言ったかなあ・・」

ハンバーグを作るときに入れるアレと言うと
最初に浮かぶのは「ナツメグ?」か「ハンバーグへルパー?」か・・
「パン粉?」まさか「卵」ではあるまい。
あとは塩と胡椒と・・
つなぎに「おから」を入れるのは流行ってるなあ。
あ、最近入荷した粉末高野豆腐の「豆腐ミール」かしら?

脳内連想ゲームを繰り広げながら
とりあえず洋食ソース系の売り場からご案内してみて


あ、あったあった!

お客様が手にとったのは




「中濃ソース」



そうでしたか・・・


そう来ましたか・・・・orz





より良い接客は
奥が深い。








今日はそんな話です。








                            ~~ ( ̄ー ̄)ノシ




  
 


.

もうすぐツバメの舞う季節

2016年04月22日 | ケロりん商店




      


 





      








      








      




ツバメの子育てが始まると
私のダンボール潰しの作業時間は、モタモタと長くなります。
悟られないようにモタモタするのですが、巣をガン見しているのでバレバレです。
タバコを吸う管理職はツバメの巣の下で、タバコが燃え尽きるまでゆっくりしているのが
この期間だけは羨ましい。


gooブログを始めて四つ目の記事
ツバメが巣立っていった日の事を書いています
3度目のツバメの季節が巡ってきました。

早いなあ・・( ̄▽ ̄”)


でもまあ
毎年一度では入居者は
決まらないんですよね


オススメの物件でもないし
気長に待とうと思います。




今日はそんな話です






                    ~( ̄ー ̄)ノシ







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袖擦り合ったら謝っておけ

2016年02月20日 | ケロりん商店












一年に数回あるかないか、の頻度で
職場に物騒な物音が響き渡ることがあります。
それは、沢山の重い物が崩れ落ちる音だったり
派手に何かが壊れる音だったり
時に人の叫ぶ声だったり

一方向に長い通路で働いている私たちは
見通しの効かない中、物音の質や大きさで事態の大きさを推測するのですが・・


「やめて!あんた!
その拳であんたが終わる!」
と悲痛に叫ぶ女性と男性の獣のようなうなり声

コブシ・・?
コレは間違いなく
ワタシが行ってもまず役に立ちそうにない感じです
喧嘩です
お客様の動揺が伝播していきます
「何があったの?」
と問たげな視線に
「さあ・・」
とヘラヘラしているのも従業員としては格好がつかないので
取りあえず確認しに行きました

通路4つ向こうの広場に見えるのは
男性の前に立ちはだかり、抱きつくように動きを制止している若い女性と
その女性に制止されている獣の様に興奮した中年の男性

面倒臭そうに振り向いていたまま身動ぎしない、独特のと雰囲気のあるおじさん。

すでに、騒ぎに対応するためにやってきた男性社員の姿が見て取れたので
隣で同じようにそれを見ているお客様と
苦笑いの視線を交わし、ワタシは発注作業に戻ったのでした。



後から聞いた話によると
女性に、独特の雰囲気のあるおじさんの買い物カートが当たったのに
おじさん知らんフりで行こうとしたらしいです。

カート
コレ結構痛いんですよね。   ゞ( ̄▽ ̄:)

例えば後ろからかかとを引かれちゃったり
横から腰に当たったりすると
結構なダメージだったりするのに
当てた本人にはその事態の深刻さがイマイチ伝わらないのです。

突然の痛みに襲われて
「痛い!」と飛び上がった側にとって

「あ~ん、ごめんごめん!」( ̄▽ ̄”)ゞ

と言ったのんびりした謝罪では、なにか物足りない・・・!
そんな刺激を受ける事が有ります。
台車牽引が仕事の私たちは
同僚を引っ掛けてしまった場合、
ハタから見たら大げさなくらいの安否確認をし、痛い思いをさせたことを謝る癖がついています


しかしデスヨ
お客様の場合はそうもいかない  ( ̄▽ ̄:)


この喧嘩もそうだったのですが
最近では
「お前のカートが当たったぞゴルア!」
で始まる喧嘩で
最初に手を出すのは、
非を指摘された加害者側からの方が多い気がします。
逆ギレです
で、逆切れから始まる喧嘩は、一気にヒートアップするので、大変なことになるのです。

「その拳であんたが終わる!」
と女性が反撃に出ようとする連れの男性を必死で止めていたのは
「ココで手を出したら、私達は被害者でなく同類になる!」
という叫びだったのだと思われます。


ス◯ラおばさんのクッキーの焼ける甘い香り漂うなか
両者のにらみ合いは結局20分以上続き
お客様は、見て見ぬふりをしながら普通にお買い物を続けるという異様な光景
両者の興奮冷めやらず
待てど暮らせど膠着状態が解除されないので
警察を呼ぶことになりました。



こんなことでも
警察って呼ばれるんですねえ・・


「だってそもそもカートが当たっただけでしょ?」
「いやでも、当てたほうが殴ってきたら、そりゃ喧嘩にもなるよねえ?」
「でもさあ、普通は当てられてもさ、痛って・・!で終わらせない?」
「グーをコブシって言ってたね、喧嘩慣れしてるのかも・・」
「最近は、駅で黙って立っててもホームから突き落とされたり、あるじゃない?怖いよねえ」
バックヤードでは
非日常の騒動に、おばさんたちもつい輪になって黙っていられません。



時代が進むと共に
スナック菓子やラーメンのスープの味から
映像、音楽、スキャンダルの類まで
「進化」の名の下に
飽くことなく
刺激のエスカレートが求められ続け、

一方で
コト、
自身のプライドに向けられる刺激には
人は
とても弱く
敏感になっている、そんな気もします


そういえば、25年前
会社のクラスで英会話を教えてくれたテキサス育ちのマイク先生は言っていました
日本人の満員電車はクレイジーだ、
あんなに他人と密着するなんて考えられない
あんな風に知らない人が突然ぶつかってきたら、僕らは殴り返しちゃうよ。
僕たちは、他人と身体が触れ合ったら必ず
エクスキューズ・ミーで
敵意のないことを証明しないと、大変なことになる。


なのでワタシは母として
社会人としての礼儀もその身に未だ染みてはいない
大学生の息子には
特に
折にふれて言ってしまうのです。

通学途中の駅や電車の中で、人とぶつかったりした時は
速攻謝って
敵意のないことを相手に伝えなさいと。



袖すり合わば
謝っておけ


もちろん
時と場合によると思うのですが


デ○ーン○ジオカみたいな
誰もがソッコー魅了されるような爽やかなイケメンには
産んであげられなかったし

黙って街を歩いてるだけで、
職質だって
有りそうな ←本人にはそう言えませんが

親の目も手ももはや無力となった今
不本意な事態に
可能な限り巻き込まれないように。



今日はそんな話です



              ~( ̄ー ̄)ノシ






あの季節がまた巡る・・( ̄ー ̄”)  話

2015年04月08日 | ケロりん商店










































       




一昨日の話です
この日は最高気温25度をマークしていました。

例年にない早さに
みんなで
驚いてしまいました。


ま、この日はどうも
下見だったようで
すぐに飛び去ってしまったんですけれども・・・



思えば
去年ツバメが巣立ったのは
7月の半ばでした・・

桜が散って
いよいよ
ツバメの季節が巡ってくるんですね・・。



それにしても
今日のこの異常な寒さ




どうやり過ごしているか、
ちょっと心配です。






  ~( ̄▽ ̄)ノシ


一部追記アリ( ̄ー ̄:)健康ショッピング~そしてココナッツオイルの・・・話

2015年01月30日 | ケロりん商店



この間世界ふしぎ発見
ココナッツオイルの特集がありました。
糖質オフダイエットを助け、認知症を改善する
酸化しにくい油   ←詳しくはウェブで( ̄▽ ̄)ノ・・・・・てこれもWebダヨ!

その翌日からお約束
片隅でうずたかく積まれていたココナッツオイルが
この日を境に売れ筋商品に豹変
健康には全く興味のない男性社員が胡散臭そうに入荷状況を調べ
お客様からの問い合わせに応えます。

私が発注を持ち始めた頃は、
スパスパ、あるある、おもいッきりテレビは必ず確認し
明日からこれが来る!とわかると、発注増を取ろうとしたものですが
最近はテレビ放映された時点で、その品物の発注には制限がかかり、
売上の高い店から優先的に配分される仕組みに変わってしまいました。

テレビ放映と短いブームはもう手を変え品を変え
時々起こる震度3クラスの地震・・みたいな存在
特に某国営放送と呼ばれる局の
「◯めして◯ッ◯ン」と「◯イチ」の放送内容は半端ないチカラで売り場に影響します。



懐かしい物では
ゴーヤ茶@スパスパ

定番の食品なのに長期に渡り入手困難、
偏食息子の数少ない好物なのに、食べさせることが出来ず
いち消費者としても非常に困った納豆@あるある

空前のブームとなって、仕事が終わる昼頃には必ず完売
常食していたのに、全く手に入らなくなって困ったバナナ

    2008/10月


最近では塩麹・押麦・ビタバーレー
無塩のくるみ・アーモンド
そして妖怪ウオッチ

まあ、妖怪ウォッチは置いといて( ̄ー ̄)


面白いことに、
というか、当たり前な話なのか
これらのブームには必ず終わりが来て
体にいいことが発見されたのに
いつまでも売れ筋・・ということが絶対にないのは面白い。

くるみとアーモンドは、
無塩を求められる方がずいぶん増えた気がします。
押し麦を続けておられる方も、以前よりはいらっしゃる気がします。
でも、
塩麹は今となってはただの調味料・・な位置づけ
バナナも今や普通の果物。
納豆(で痩せる!)・・に至っては、
その後TV局の捏造疑惑が持ち上がりました・・( ̄ー ̄:::)



みんな、
健康でありたくて
常に何かを変えたくて、模索しているんだろうなあ・・( ̄▽ ̄)
そういう意味において、
情報を入手したら可能性を探求し
努力を試みる
姿勢
私は好きです




(蛙)「あの話はしないっぱか?」
オレンジ 「ココナッツオイル、もう二個も開けちゃってること?」
若年性認知症がが改善した!って、テレビ見てすぐアマ◯ンで押さえてたヤツっぱ・・」
「効く人と効かない人がいるんだなあ・・とか言ってたわね」
「ひと瓶(400g)1800円してたっぱ・・」
「それは言わない約束なのよ・・」
「試すことに意義があるッぱね?」
「まあね?それを言ったら、瓶もふたもないわね?」





結局は一時の娯楽
のようにも
見えなくはないのですが・・・( ̄ー ̄;)←ワタシノ場合デス


面倒くさがりのケロマツ主任は
食べ物はなんだって
身体にいいんじゃないの?






・・・・
間違ってないような
気がしマス







今日はそんな話です



~( ̄▽ ̄)ノ マタネー













.

果たして、オープニングスタッフは良い条件なのか・・の話

2015年01月24日 | ケロりん商店

目玉商品だけを買い漁って行くお客が一番嫌われマス・・( ̄▽ ̄:
お客様には関係ありませんが
同業者がやる場合、
それはオーソドックスな嫌がらせです




競合他社の新規オープンは、お店の一大事です。
店長を始めとする管理職は
受けるダメージの調査と予測をしますが
パートのおばさんたちは、
従業員募集要項と
時給の調査

に奔走します。

新しい機材・新しい制服・・・・
それは
簡単な説明の後いきなり現場に放り込まれ
アチコチぶつけながら体で覚える
わけでなく
イチから親切懇切丁寧に
研修でじっくり仕事を教えてもらえる。
絶対に上回るであろう時給
わがままを当然のようにゴリ押しで通してくる、
理不尽という名の
お局のいない
世界・・・

数十年に一度の彗星が現れるような稀有なチャンス
憧れの
オープニングスタッフへの扉が開くわけで。


あわよくば転職・・・
それは、誰もが一度は考える企みのはず・・( ̄▽ ̄:)ヽ




それだけに、先日
後足で砂をかけるようにして突然辞めていった人
系列会社のオープニングスタッフとして
研修生として帰ってきた
ということがあった時は
「以前コチラでお世話になっていた・・」という彼女の自己紹介を
みんなで、
息を呑みつつも、
白々と聞いたものでした。

どの面下げて・・という言葉は
こういう時に使うんだろうなあ・・
と思ったり
まさか、辞めた店舗で研修するとは思わなかったんだろうなあ・・と
気の毒に思ったり・・・
思わなかったり・・( ̄▽ ̄:)


この時の研修生の人たちを見ていて
果たして、
オープニングスタッフは
本当に幸せなのか?
という疑問が湧いてきました。

基本的にみんな同じ条件で、同じスタートから始めても、
徐々に微妙に現れる「個人差」

それは、
圧倒的な能力だったり、
若さだったり、センスだったり、
反射神経だったり、
見た目だったり、キャラだったり・・

同じだった中から、なんとなくリーダーが決まり
同じだったはずなのに、重要な仕事に就く人がおのずと決まってゆく
それはもしかしたら
キャリアという名の序列の一番下で
不可抗力としての理不尽を受け入れるより
キツイのではないか?
そんな風に思うのでした。



ちなみに、
この研修で出戻ってきた姐さん
このリーダー抗争に敗れたことを自覚したらしく
ある日突然
「厳しい研修に、私には勤まりそうにありません。退職します」との
置き手紙を事務所に残して
次の日から来なくなりました。



世の中本当に想像を絶する
色んな人がいますヨ・・



そうであっても

オープニングスタッフ




想像してください



真新しいきれいな店舗


壊れていない機材


ほころびのない
制服



根拠なき誇り高き魔女の

いない国







・・・・・






( ̄▽ ̄)ノ マタネー







.

仕事納めですかそうですか(  ̄っ ̄)・・・の話

2014年12月26日 | ケロりん商店











以前私は書いてきました。
休日のお店で働くのが好きだと
家族連れでお買い物にやってこられるお客様が好きだと。
ゴールデンウィーク、
三連休
行楽に出かけるお客様が、思い思いにお菓子や飲み物を買い足して
車や駅へと向かわれるその様子が好きだと
ココロから祝福して仕事をしていると
書いてきました。



でも、
1つだけ例外があります。
それが
仕事納めの酒盛りの買い出し



スーツ姿のパシリの若い社員サンたちが5人位で連れ立って
それぞれのカゴに、てんこ盛りの珍味豆菓子
缶酎ハイ
ビール
を入れて、店内を練り歩かれるのです。
ああ・・・( ̄Д ̄;)
世の中は
仕事が納まったんだ・・・



ちょっと寂しい気持ちになります。

ああ・・
皆さんは、
明日から
スカパーとか見たりして
のんびり出来るんですね・・?



いっぱい買ってくださるので、あっという間に空になる棚、
バックヤードにとんぼ返りして
ホンテンから容赦なく送り込まれた在庫のダンボールの回廊をくぐり抜け
掘り出し
切り崩して
また詰めるわけです。
豆菓子珍味担当としては、
お盆お花見と並ぶ
ありがたい書き入れ時です



「やだあー、こんなに飲むんですかあ?」
5人組の中には大抵、若い女性が一人二人混じってます
どうもお財布を持つ係の人のようです。
仕事が納まって、今日は半ドンだし、開放的なんでしょうね
もう昼間っから宴感満載
グループの中の一番かっこいい男子にボディタッチっすよ。
スーツ姿なだけに、その中途半端さがどうにも好きになれません。



けっ・・(  ̄っ ̄)

おまいもカゴ持てや←コラ!




そうかと思えば
次々と
松飾りはどこですか?と聞いてこられる
つなぎの作業着姿のおじさま方
今日は
ご案内に5往復くらいしました。


きっと、大掃除が終わって綺麗さっぱりした事業所に
最後にお飾りを飾って、
仕事納めなんでしょうね。
腰にぶら下がるタオルが、今まで頑張ってた感満載で
なんとも素敵です


お仕事お疲れ様でした。



来年はもっと景気が良くなるといいですね。





何なのでしょうね
この区別ってね?(⌒-⌒)ヾ←・・・







今日はそんな話です・・・( ̄▽ ̄)ノ

















.

オレの、オレの、オレの話を!・・・とシャウトしないで頑張っている話

2014年12月08日 | ケロりん商店




思えば数年前、
品出しだけやって帰れた頃
「終わったらヒマでしょ?ココではそういう人がやることになってるの」

一方的に、抑圧的に
面接時の契約書にも、説明にもなかった理不尽をつきつけられ

二回全力で回避したけれど、三回目は拒否できなかった
季節贈答品受付業務

今年は、もう、何度目になるのか
数えることも出来なくなりました。


本来は、こういうの、レジチェッカーサン達の所属する部署がメインでやるんですが
暇そうな奴らは全員投入のニワカプロジェクト
そもそもが季節業務なために、全員が
「私の本来の仕事ではない」
と思ってしまうことから、誰も合理的なシステムを構築しようとしない。

一人で店番を任されている時に
「こうだったらいいのにな♪」
と思うことを、勝手にドンドンやっていしまったら
今や、店長が新しく変わるたびに
「麦さん、今季もよろしくお願いします」と挨拶に来てくださるように



偉くなりました・・・( ̄▽ ̄???)ヾ


ええ、


発注も棚管理もやっているいまでもメイン扱い

毎回願い出るのですが
「ご冗談を。」の一言でメンバーから外してもらえず。


荷だけ重くなって


時給も変わらず

っていうか

103万超える分は全てサービス残業なのに。


非正規雇用でサービス残業?なんで転職しないの?!
と驚かれるのですが
50も近くなってくると、
報酬より精神衛生のほうが大事なような気がしてきまして
私の所属するグループの7人は、
罪を憎んで人を憎まずを
無言実行する
メンバー揃い。

勿論いろんなことがありますし
たまることもあるのですが
愚痴や悪口は自らに一切許さず、嚥下消化するこの感じ。
ココは南禅寺か建仁寺かカトリックの修道会かと言わんばかりの
聡明で強い人材揃いの職場に
この先、もう
巡り会う自信がありません。


まあ、そんなわけで、
転職の勇気もなくの10年が経ちました


冒頭の絵の私は、数年前10キロダイエット前の
ひよっこでした
今は、手計算で数字があわない・・なんてことはまずあり得ないですヨ



でも
お客様は、変わってきました。

10年前より
さらに待てない人が多くなりました。
これは、Ama○onのお急○便のせいだと私は勝手に思ってます。

あと、
怒りんぼのおじいちゃん増えました
男性限定です。
言い切りますが。
怒りんぼのおばあちゃんは、あまりいらっしゃいません。
どちらかというとみなさん幸せそうです。

これは、男女平等のしわ寄せでしょうか?
頑なになりがちな男性のプライドを
十分には満たさない世の中になった・・のかもしれませんね?

あと、
サービス業に従事する人間には
何を言っても、
行ってもいい


と思っていらっしゃる
・・かのように見える方。


私は非正規なので、店としてお詫びをすることは出来ないのですが
罵声と、脅迫と、服従を強いられる
店長代理補佐なんかは、
もうヤム一歩手前

そういう方に可能な限り着火させない、
着火しても初期消火
が、私の仕事なんですが。
怒るきっかけを見つけたら、それがどんな事情を孕もうが
ココぞとばかりに炎上し「誠意」を要求する方には
邪悪な確信を感じてしまいます。



それとは別に

一般的に多いのが
都合の悪い話が、あまり聞こえない方々

「旬をお届け便」は
旬の時期にはいらないと、お届けいたしません。
先様より、早く届けたいといったご贈答には向きませんが、よろしいですか?

何度繰り返しても、
口は酸っぱくなったことが無いですが
もう、必ず確認する作業です


それでも、クレームが指名で届くわけです。

「業務連絡、麦さん、一番お取りください」と言う放送は
この時期、心臓がキュ
一旦小さくなってから、爆爆するのを感じます。



・・・・・・ご説明申し上げたかと思うのですが、
このおみかんは12月半ばからの発送ですので・・


それは聞いたわよ!旬を待つんでしょ?
でも、オタクは、一週間経ってもみかん1つ送れないの?
もう、向こうから届いちゃったのよう・・
どうしてくれるのよぅ・・(泣)



えっと・・・えっと・・・( ̄▽ ̄)

この時はお客様
本当に泣き出しちゃいました。






・・・そういうわけではないんです
新規のお客様は、ご住所が解りませんので、
どうしても事前にお申込書をお届けする事は出来ないんです



それはなにか?
俺には送りたくないって言うことか?
過去に利用しないと、
客じゃないっていうのか?
俺は毎日そっちに買い物に行ってるんだぞ!



この季節、受話器から耳を遠ざける
漫画のようなことを
よくヤります。



・・・まずはお客様のご住所をお聞かせ頂きたいんです


なぁにぃ?!
・・・・・・



お前がそれを先に言わんからじゃないか!






だ~か~ら~


オレの!
オレの!
オレの話を・・・!





そして、今年初めて出会う

自分の考えが
ふとした瞬間に、
バラバラになってしまうお客様


お客様、
先様は4軒あるとおっしゃいました
まだ、三件しか伺ってませんが、
最後の方はどなたですか?


あら?そう?
だって、西城さんでしょ?

秀樹さんでしょ?
郷さんでしょ?
野口さんでしょ


4軒あるじゃない?


お客さま、
西城様と秀樹様は同じ方ですね?

あら・・そうね・・・


まあ・・あ、
郷サンとひろみさんだわ!



お客様
郷様とひろみ様は同じ方ですね。



ああ。


でも、4軒なのよ



私の頭のなかでは4軒なのよ・・?
あら・・
やだ・・
どうしたのかしら・・








こんな風に時代が反映されることは
ほかの業界も同じで
もっと
深刻で切実で
それだけに厳格に
守秘義務も遂行されたりしているのでしょう



こんな風に往来で、声高に
お客様のお話をおしゃべりするのは
本当は
よくないことだと思うのです。




でも、
王様の耳はぁ・・・・(`Д´”)ノ







今日はそんな話です・・・( ̄▽ ̄)ヾ












.

サービス業に曜日感覚はない話

2014年11月03日 | ケロりん商店
          



三連休の最終日・・
テレビではそんなことを連呼していますが


ワタクシにとって三連休など、
年に3枚切ったらもうヤバい・・そんな切り札
・・( ̄▽ ̄)ヾ

ゴールデンウィークは
弁当を作らなくてもいいという意味でのゴールデンですし
盆暮れ正月もない年中無休業
特に年末の3日間は、店をあげての全員半強制出勤

原則四時間勤務のパートなのに
一日のうちの四時間のために、おいそれと旅行も出来ません。
もし、
一週間規模で休んでる人がいたら
その方に、あまりいいことがあったとは考えられない・・
滅多に切らない切り札を
切らざるをえない状況になってしまった
そんな予感がします


別に
特に会社が禁じているわけでも
社員がぶつくさ言うわけでもなく
ただ、
むやみに同僚に借りを作るのを避けたいだけ。

出不精のワタシは基本
旅行もそんなに好きじゃないし
子供も大きいので、実家にも帰らないし
旅費もないしで
この仕事には向いてると思いますし
同僚も、この状況をそんなに苦にしている感じではありません。

ただ、社員さんたちは子育てざかりのパパ世代
四連休以上とっている社員サンをココ数年見たことがありません。
大統領のように働き
王様のように遊ぶ。

そんなことが認められる職は
このご時世、勝ち組様のもの
なのでしょうか・・。



今日が祭日だったことも
さっき気が付きました・・・orz


それでもワタシは
お休みの日の職場は
嫌いじゃありません。

10年以上働いていると、
もうすっかり
連休レジャーの蚊帳の外にいる事に慣れてしまって
その雰囲気を楽しめるようになりました。

朝一番に買い物に来る人は
出先までの共にしたい飲み物やお菓子に駆け寄って
いかにも先を急ぐ感じで出て行かれますし

カットソーにダウンベスト、帽子にリュックの60代の女性の一団は
あれやこれやと話し合いながら
ジャムサンドクッキーや小分けパックの豆菓子和菓子
ミネラルウォーターに
紅茶の茶葉は、ティバッグではなくリーフのチョイス
お山の上でお茶にするのかしら?
お元気な感じが素敵。


休日は、家族連れやご夫婦のお客様も増え
お買い物が平日のデイリーワークではなく
ショッピング♪の体に近い感じになって
皆さん楽しげ。

中でも
私が特筆したいのは
一緒にゆっくりお買い物を楽しむご夫婦
私の辞書にはない
脅威の事例です・・
( ̄▽ ̄:)ヾ




「あれ、もう無かったろ?」

ご主人がそう言って、
お茶やシリアル、米、チーズ等の日常の食品をかごに入れる風景には
いつも、目を見張ります。


知ってるんだ・・
食材の残を把握してるんだ・・!
( ̄▽ ̄:::)ヾ


カートを引き、お買い物を先導するご主人
完全に「好きにさせてる感」満載の奥さま
特に
そんな二人が寄り添って
ワインとかチーズとか選んでたりしたら
もう、
それだけでお洒落御夫婦決定
デス



「ココより、あの店のほうがアイスは安いよ」
という情報通

計算機片手に
「おい、そっちの小さいパックでいいだろ・・」と
後ろからついてくるご主人

ママがグイグイカートを押して
子供を遊ばせながらフラフラついてくるお兄ちゃんパパ

カート片手に通路の片隅でずっと立っておられるので
どうしたのかと見ていたら
品定めの妻を待つ忠犬的ご主人


「あのさー今売り場についたんだけどー、
青いやつしか無いよ?
ママの言ってたの赤いやつだよねえ?
ないよぉ?」

というお使いパパ。

それが
ママが作ってるケーキの飾り付けに乗せるのであろうデコレート材料だったのが
なんとも微笑ましく
しかしながら
一緒に買って行かれたみかんの缶詰が
当店で一番高い1つ500円もするモノだったのが
ママの予算的に大丈夫だったのか・・( ̄∇ ̄;)
ちょっと心配だったりしました・・。




まあ
そんなわけなので
逆に休日、
自分が休んで出かけている日に働く人々を見ていると

皆さんお疲れ様です( ̄▽ ̄)ヾ

という気持ちになります。


そう思って見れば
休日のレジャーはすべて、
休日に働く人に支えられているわけで

世の中
カレンダー通りに働く人ばかりでは
全~然ない
ことに気付かされます。




そんな三連休も終わり
11月が
始まっちゃいましたね




あっといj間に
きっと年末ですね・・・・( ̄ー ̄)









今日はそんな話です








.

「街のお店の人」としてインタビュー

2014年10月23日 | ケロりん商店
       





毎年秋になると、
近隣小学校から小学4年生が見学にやってきます。

思えば今高校二年の娘も、
4年生の時に「探検ボード」を首から下げてやって来ました。
お店の中で、何人もの児童から
「◯ちゃんのお母さん」と手をふられたのは、懐かしい思い出。

そして毎回、
子どもたちの視点からの
思いもしない質問が寄せられたりするので
いつもどおりの朝イチの商品補充をしながら、知らないふりをしながら
なんとなく手に汗を握ります。

うわーこっち来る?
来る?
そうか来るかあ・・

「すみません、質問してもいいですか?」

今年の子どもたちは、必ずこの言葉を言ってから質問してきました。
先生方の事前教育が伺われます。

「お店で一番売れるのはなんですか?」


来たよ、このざっくり感!( ̄▽ ̄::)ヾ
私の担当エリアだと、
今メーカーさんもウハウハの
「フルーツグラノラ」なんですが・・


お店で一番!は私にはわからないので、
後で店長に聞いてみてくださいとお願いし
「「妖怪ウォッチ」関連の商品はとてもよく売れています」 
と、無難なところに逃げました。





「お店の一番のおすすめはなんですか?」


また来ました
このちっぽけな非正規雇用者に
店規模の質問・・

しかし、非正規雇用だろうが、
部門が違おうが
この制服を着ている間は、この店の人なので
お客様に対して
「わからない」
は、可能な限り言うべきではないと
根性出しました!


私は、チラシを取り出して言いましたよ。

「お店のオススメは、チラシに載せてあります。
毎週二回、チラシを出します。
オススメはチラシが出るたびにに変わります。
チラシはお店からお客様へのお手紙です
オススメを是非買いに来てほしいから、
チラシを作ります。」

よし、まとまった!
今、絶対いいこと言った!O(≧▽≦)O


「チラシはお店からお客様へのラブレター」
常々そんなキザっぽい事言ってたのは、6年前にいたN店長だったな・・
N店長、頂きました!( ̄ー ̄)




・・・・
しかし、子どもたちは私の話が長すぎて
メモを取れてません。
今、いい事言ったのに~?



子供の理解度にあった話をすることの
なんと難しいことでしょう・・。



(付き合えそうで付き合ってないターゲットを落とすために)
心に届くメールを作るなら
長くても三行以内!


ふと、この鉄則を思い出した私は
相手は恋人じゃないけれど、戦法を変えました。


また子どもたちがやって来ます


「先程はありがとうございました、もう一度質問していいですか?」

おおお、なんと言う礼儀の正しいこと!
君たちまだ10歳なのに・・

口にしてはダメなんですけど
南の校区の小学校と北の校区の小学校で児童の感じが全く違う。
これってなんなんだろうなあ・・
と思ったのは内緒ですが

「色んなところに
ジュースがおいてあるのはどうしてですか?」


これはとてもいい質問だと思いました。

お店の中は定番の棚とはまた別に、
「アイランド」・「エンド」と呼ばれる商品の山が配置されています。
これは、顧客の「非計画購入」を狙ったもので
「有ったから、買っちゃった
という、
妖怪不祥事案件みたいな衝動を誘発する
店側の狙いがあるわけです。
子どもたちは、この山のことを言っているのでしょう。




私、
三行以内に答えましたよ


「見たら、
欲しくなるでしょ?」




「あ、そうかあ!
子どもたちの
目の輝きと言ったら!

これまで幾つもの質問に答えてきましたが
子どもたちは、いつも、
わかったような、そうでないような
必死で答えている私のために、頷かないとイケないから頷いている
そんな仕草をしていました。

この時初めて、
子どもたちと心が通じあったような気がしました。



さて、この日は
出なかった質問なのですが

私が勤務した10年の中で
一番良質な質問として覚えているのは

      「お野菜、お肉、お魚・お惣菜の売り場が、壁際に配置されているのはなぜですか?」

というものでした。

当時の私は答えられなくて、主任を呼んで来たのですが
彼はにっこり笑って
「大人の事情です」

言って終わらせようとしたので

「それで済ませる気ですかっ?」o( ̄ ^  ̄ o) !

横からおもいっきりツッコんだのを覚えています




この配置
おそらく、どんなお店でもデパ地下でも
その売場があれば
例外はないはずなのです。




さて、




なぜでしょう・・?









・・・・今日はそんな話です( ̄▽ ̄)ノ

答えはCMの後!←嘘!






.

哀しいお客さま     

2014年10月21日 | ケロりん商店

   




哀しいお客様・・といえば
やはり、
商品は持っているのに
お金を払わずにお店を出てしまうお客様です。

お金を払わずに一歩外に出てしまったら、
その方は
もはやお客様ではなく
ただの万引き犯。


バックヤードでサブチーフが
大型エコバッグ、山盛り二袋分の商品の合計額を算出していました。
聞けば、カゴ抜けの女性が持ちだそうとした商品
レジを通らずに、
マイバッグに詰めているところを取り押さえたとのこと

良くもこれだけ持ちだそうとしたなあ・・
と思うほどの大量の商品
食材の中に
たくさんお菓子もありました。

「これって・・・、子供がいる家の買い物みたいですよね?・・」

「そうですね、30代に見えましたね。」

「「お母さん」がやったってこと・・?」

「それは知りません」

これだけの商品を堂々と持ちだそうとしたのだから、
初犯ではないし、
いわゆる万引き犯の中でも、かなり悪質だと判断されるのだそうです。


盗んだものを子供に食べさせようとしたのかしら?


本当に単純に
お金がなかったのかしら・・?


もしかしたらこの女性は
もっと大事なものを
なくしてしまっているのではないか・・

と妄想したりしました。

あのお客様みたいに。



あの日は、
店内で使う買い物カゴを持ったまま、
お客様が
事務所で店長と話しておられました。
長年、毎日毎日来てくださった女性の話です。

私がまだまだ駆け出しで、
慣れないカウンター業務で冷や汗を流しながらレジを叩いていた頃
「あら?貴女、朝は1階で別の仕事もしているでしょう?
なんでもこなせるのね?」
とニッコリ声をかけてくれた
エレガントな婦人。

この時、私は初めて自分の働きをお客様に認めてもらえたような
面映ゆい気持ちになったものでした。
なので、
私にはちょっと特別なお客様でした。

「いらっしゃいませ」
私はとりあえず挨拶をして、パソコンの前に座りましたが
そばにいた主任が、
ふ・・と鼻で笑ったような気がしました。




「住所なんか・・・私は一人暮らしだもの。」
「私はね、毎日この店にきているの。」
「酔っちゃったみたいなのよ。」
無言の店長に、お客様が一方的に話しています。
英国調花柄スキニーの細い足を組んで、
ダルそうに前髪をかきあげながら。

気分が悪くなったところを介抱したのかな?

私はパソコンから顔をあげずに作業を続けていると
以外な返答が

「そういう話はねぇ、来てから聞くよ、もう呼んだからね。」
「酔っちゃったから、ぼーっとしてたみたいなのよ。」
「あのね?!毎日来て、こんなことされたんじゃ、たまんないよ!早く自分でココに住所書いて!」

「だからお支払いしますわ?」

「そんなの当たり前だよ!」

「お水くださらない?安定剤を飲みたいの」

「・・・まずはココに名前と住所!」



従業員がお客様の身柄確保に打って出る時は、間違いなく現場を押さえられた時だけで
疑義の余地はありません。
その時の管理職の対応は凄まじく、
いつまでも罪を認めない人には、つい声も荒らげてしまう。
それは、長く勤めていても
何度みても
慣れることが出来ない光景です。


そんな尋問を、
あの、
英国婦人のようにエレガントだったお得意様が受けている。


いたたまれず外に出ると、
みんなが入るに入れず涙目で立ってました。
なんで?
よりによって?
あのお客様にこんなことが起きたんだろうと
口々に話しながら。

挨拶をしたら、必ず労ってくれたのに

随分前にご主人が亡くなったんだってね・・

その後飼ってたワンちゃんも死んじゃったって。

家に帰ってもすることがないから、
お買い物に来たらその後公園のベンチで一人飲んでるんだって

最近は、毎日二回来てたよね・・




「本当に酔っちゃってて、
忘れちゃっただけなんじゃないでしょうか?」


「総額一万数千円だよ?今日の特売のステーキ肉も!
忘れてましたで、持ってかれてたら
慈善事業にもならない。」



警察が来て、万引き犯が連行されてゆく姿は
好奇の的になるものですが
この時ばかりは、みんな目を伏せてしまって
ドライアイのお年ごろの目が、うさぎみたいになってました。




ホントのうさぎは寂しくても死なないのだそうですが
人は時として
寂しいと死んで行くのかもしれない
と思いました。

まずその魂から



あのお客様に限っては、
本当に
公園のひとり酒に酔っちゃって
うっかり間違って出ちゃったんだ・・・

私は、今でもそう信じてます。



ゲーム感覚で犯罪を犯す
一部のバカな若者はさておき




多くの人は、本当は
本当のところは
万引きなんかしたくないはず



困った人は
本当は
困ってる人なのではないか



そんなことも
思います。






今日はそんな話です。





【 追  記 】

この記事を書いた次の日、一人の万引きによる10万円超の損失が出
ケロマツ主任マリアナ海溝より深く、凹んでいます。

同情的な記事になりましたが
大切なことを
万引きは犯罪です、ダメ、絶対!

防犯カメラで、面は割れます。
事務所に張り出し、従業員は全員犯人の顔を覚えます。

万引きは許されない犯罪です。