春になりかけの頃、毎朝のように飯山市周辺は千曲川から湧き上がる川霧で、幻想的な景色を見ることができる
とはいえ、雪が解ければ一面の田んぼが顔を出す信濃平周辺も、まだまだ雪原としているのだけれども、解けるに任せて日に日に減っていく雪を見て、気分はもうすっかり春である
春が近づいているとはいえ、まだまだ朝晩は氷点下を下回る
道路わきに積み上げられ土手と化した残雪によじ登る
解けては冷えての繰り返しで氷となり、よく締まっていて沈み込むこともなく、容易に登れる けど少し滑る
晴れた朝の気持ちよさよ、空はだんだんとほのかな桃色に染まり山々を浮かび上がらせる
遠くから、信濃平の駅に着いた列車の音がする
二段回のブレーキ緩解音、すぐにとどろくエンジン音、だんだんとテンポ上げるジョイント音
踏切が鳴りだす
始発123Dの開幕