マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

リモコンのノイズ対策

2009-10-23 19:29:57 | MP3プレーヤ
赤外線受信モジュールは、タイマのキャプチャ端子に直接つなげていたのですが、職場の蛍光灯の下だと、なんと毎秒2000回ほどの割り込みが発生していることが判明。これだけのノイズによる割り込みが生じても、リモコン信号として誤検出されることは無いので、実害はありません。しかし、いくらなんでもこれはチトまずいんではないかというわけで対策を施すことに。

そもそも、データ・シートには「電源ラインに100Ωと20μFのRCフィルタを取り付けることを推奨します」と書いてあったんですが、これまではその指示を無視して、ただ単にUSBからの5Vをつなげただけでパスコンすら入れていませんでした。

そこで、まずは試しに0.1μのパスコン入れてみました。これだけで、毎秒800回くらいに減りました。効果あるもんですねぇ。

続いて、データ・シートの指示どおり、100Ωと20μFを入れてみると。。。さらに半分の毎秒400回くらいになりました。これで、なんとか再び「目をつむる」ことができそうです。

比較のために自宅で再度実験してみると、日中の室内(日陰)ではまったく割り込み発生しません。蛍光灯を点けてみても、大丈夫。オン/オフの際に2回くらい発生する程度です。うーん、この違いはいったい何でしょうか? 考えられそうなことは。。
  1. 蛍光灯の種別の違い? 自宅では電球型の蛍光灯と、ふつうの机上スタンドの蛍光灯と試したんですが。。
  2. 蛍光灯の本数の違い。事務所環境では、蛍光灯の本数というか、設置数が多い。

あくまでも想像ですが、設置数が影響しているような気がします。それだけ、赤外線成分が多くなるし、インバータの影響も増えるとか? 

そして、最後に日中の室外(日向)でも実験してみると。。。毎秒、400回の割り込みが発生します。赤外線リモコンの受信が、こんなにも環境条件の影響を受けるものだとは知りませんでした。日光や蛍光灯の光線が直接入らないような向きにするだけで、かなり影響は減らせるので、そのように設置するのが基本ですね。