スペシャルゲスト対談 - 小出裕章氏、溝江玲子氏。- 2012.04.06
溝江玲子さんの書いた「カッパのかーやん」シリーズを読みました。
■第1作
Amazon.co.jp: カッパのかーやん (新日本おはなしの本だな): 溝江 玲子, 牧野 和子, 後藤 ゆきお: 本
内容(「MARC」データベースより)
遊び場だった「ひょうたん池」が、駅前開発のため、埋め立てられてしまった。すみかの池を失ったカッパのかーやんを救おうとする祐太、ケン、涼香。かーやんと子どもたちのひと夏の冒険をさわやかに描く。
■第2作
Amazon.co.jp: カッパのかーやんとひみつの川 (新日本おはなしの本だな2): 溝江 玲子, 牧野 和子, 後藤 ゆきお: 本
内容(「MARC」データベースより)
カッパのかーやんから届いた結婚式の招待状。祐太、ケン、涼香の三人組が大喜びで天の川村を訪れると、そこはインチキ浄霊師とその信徒らしい不気味な集団がいた。ひと夏の三人組の冒険がふたたび始まります。
■第3作
Amazon.co.jp: カッパのかーやんと金色の災い: 溝江 玲子, 溝江 純: 本
内容(「BOOK」データベースより)
人間から遠く、天の川の秘境に逃れすむカッパのかーやんの目の前に不法投棄のゴミの山が出現。カッパのすみかの危機に、なんとかしなくてはと立ち上がるカッパのかーやんだが、そこに金色の災いがふりかかる…。いっぽう、家出した涼香、涼香を追いかける祐太とケンのゆくてにも、ゴミを積んだトラックが立ちふさがった。カッパのかーやん、最大の受難のとき。国際ペン東京大会2010承認作品。小学上級以上。
■溝江さんのブログより。
>児童文学『カッパのかーやんと金色の災い』で取材した内容が思い出されます。
『カッパのかーやんと金色の災い』のテーマは、産廃問題。
都会で出てくるゴミを山の中に不法投棄するという問題が、
奈良ではずっと続いていて、
そのことを子ども向けの物語にしたのが、
『カッパのかーやんと金色の災い』でした。
面白かったです!
小学生向けに書かれた児童書という事ですが、読みやすくてユーモアもあって、大人が読んでも全然大丈夫。
溝江さんは環境問題に関心があって、その事もわかりやすく作品に反映されているで、「なるほど!」と思わせてくれるところもあってとても良いですね。
特に第3作である「カッパのかーやんと金色の災い」は溝江さんが産廃問題を調べ上げ、10年の月日をかけて書いた大作です。
第1,2作の倍のボリュームはありますが、とても面白いものになってますよ。
今、ちょうど夏休みなんで小学生の読書感想文の題材にも非常に適していると思いますね。現に、図書館では「カッパのかーやん」シリーズは貸し出し中で大人気でした。
今週の土曜日に溝江さんとお会いする予定ですので、「カッパのかーやん」についても聴いてみようと思います。
お楽しみに~。
(Podcast)ぽぽんぷぐにゃんラジオ 2012年8月21日(火)