1Q84のbook3を読み終えた。
この2,3日の朝夕の刈払い作業の合間に。
相変わらずの文学的、小難しい言いまわしが多く、単純な俺としては、読みづらい小説だった。
1.現実離れしている内容だった・・・・逢ってもいない人の子供をなぜ?妊娠するのか・・・・青豆と天吾がなぜ?一緒になる運命なのか・・・・
2.こじつけだらけの物語だった・・・・不自然だらけの筋書きだ=文学作品だからと言ってしまえばそれまでだが・・・・二つの月が一つになって(1Q84年の世界が1984年の現実の世界に戻り)物語りは終了した。
読後にこれほど余韻のない、自分に向いてない小説は珍しかった。
終戦記念日に
気迫で引く引き金
一時退却した敵は、またもや8台の戦車と装甲車を連ねて小隊の正面から逆襲してきた。
車軸を流す豪雨のように、戦車砲弾、機関銃弾を浴びせてくる。
「撃てッ、最後まで撃てッ!」分隊を指揮しながら、自分も懸命に射撃していた伊地知上等兵が、突然、「しまった!」と叫んで倒れた。
左大腿部を敵弾が貫通したのだ。が、強気の上等兵は、部下が誰も気づかないうちにすぐ起き上がって、歯を食いしばりながら射撃を続けていた。
が、1分とたたない間に第2弾が左胸部を貫いた。思わず前のめりになって、がつと口から血を吐いた。その血が胸から腹へと伝わって、全身血だるまとなった。
だが、彼はそれでも屈せずに銃を握って応戦していた。戦友の一人が見かねて駆け寄ってきた。「伊地知上等兵、後退しろ!」肩を抱いて連れ戻そうとしたが、上等兵はその手を振り払って、「何ッ、俺はこれから戦闘するんだッ!」と、血みどろの手を引き金に当てて一発発射した。
その瞬間、憎むべき敵の第3弾は、照準のためにつぶっていた上等兵の左眼に発しと命中した。
「ざんねん!」さすがの鬼をもひしぐ気迫の上等兵も、ノモンハンの華と散ったのである。
この文はノモンハン美談録・・(昭和17年発行 定価拾円)・・にある480余話も収録されている中の1話です。
当時は戦争を美談としてしまっていた。このような本を配布して、戦意高揚して大戦に突入してしまった。
戦争は美談ではない!悲惨さを語るべきだ!
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