超スローライフな日々

丑のように、ゆっくりとマイペースでいきたかった2009年も過ぎ寅年ーそれから15年の歳月が経ちました。

水前寺公園

2010-05-16 | 庭園





 「いにしへも今もかわらぬ世の中に 心の種を残す 言の葉」

 1580年、室町幕府の幕臣だった細川藤孝(幽斎)、忠興親子は、織田信長から丹後国をまかされ、現在の伊佐津川と高野川に囲まれた平野部に田辺城を築いた。1600年、各地で関ケ原の戦いの前哨戦が繰り広げられるなか、石田三成方の兵1万5000人に攻められた幽斎は峰山、宮津の城を焼き払い、手勢 500人とともに田辺城に籠(ろう)城した。

 時の朝廷は、細川幽斎公が古今伝授の継承者であった為、討死にすれば歌道(和歌)の秘説が途絶えることを惜しみ、使者を送り幽斎に開城を勧めた。
 しかし、幽斎は、「開城は武人の本意ではない。」と固辞し、使者に古今伝授の秘伝書と、この和歌一首を託したそうである。







龍吟庵(りょうぎんあん)ー東福寺の塔頭

2009-09-06 | 庭園
南庭(無の庭)

方丈の前庭で、白砂を敷いただけのシンプルな庭。



西庭(龍門の庭)

龍吟庵の寺号に因んで、龍が海から顔を出して黒雲に乗って昇天する姿を石組みによって表現している。竹垣には稲妻模様が施されている。



東庭(不離の庭)

大明国師が幼少の頃、熱病にかかって山中に捨てられた時、二頭の犬が国師の身を狼の襲撃から守ったという故事を石組みで表している。

鞍馬の赤石を砕いたものが敷かれている。