激しく怒る意味の慣用句として、本来の「怒り心頭に発する」を使う人が14%にとどまったのに対し、「怒り心頭に達する」を使う人は約5倍の74%に達するなど、慣用句の誤用が多いことが26日、文化庁の日本語調査で明らかになった。
文化庁は「日常であまり使わなくなった結果、本来の言い方が分からなくなったのではないか」としている。
調査によると、周囲の人に明るく振る舞うという意味の言葉として「愛想を振りまく」を選んだ人は48%。本来の言い方の「愛嬌(あいきょう)を振りまく」の44%より多かった。
はっきりと言わないことを意味する慣用句「言葉を濁す」は67%で本来の言い方が上回ったが、「口を濁す」も28%に上った。
文化庁は「日常であまり使わなくなった結果、本来の言い方が分からなくなったのではないか」としている。
調査によると、周囲の人に明るく振る舞うという意味の言葉として「愛想を振りまく」を選んだ人は48%。本来の言い方の「愛嬌(あいきょう)を振りまく」の44%より多かった。
はっきりと言わないことを意味する慣用句「言葉を濁す」は67%で本来の言い方が上回ったが、「口を濁す」も28%に上った。
