こんばんは
ぐうじの入退&オペには多くの方からご心配を頂き、ありがとうございました
2泊3日のオペ&入院で、心臓血管外科という重々しい担当科の名前で様々に憶測を・・・
実は・・
ぐうじ、20年ぐらい左足だけなのですが、下肢静脈瘤がありました
心臓の悪い方はここでやめてください・・・
患部をUPします
お食事中とか、絶対見ないほうがいいです。
UPしようかどうか迷いましたが、同じ症例で悩んでいる人には救いになりますので。
これが下肢静脈瘤
血管の弁が壊れて、血流が逆流したり、心臓に行かなかったりします。
ただ、ほっておいても生死に直結することはほとんど無いとも言われています。
なので、地元のお医者さんに20年前に見せたときは「大丈夫でしょう」という判断でした。
その一言でほおっておいたのかもしれません・・・
今回オペの執刀医(担当医)は・・・
「だからダメなんだ!」
と、言います。
特に山形県の人はほおっておいて、悪化してからくるのでレーザー治療ができなくなると・・・
下肢静脈瘤は直さなきゃいけない症例だと
実際、ぐうじは痛みもなく、むくみもなく、走ったり、正座したり、不自由を感じたことはありませんでした。
だから、ほおっておく人が多いようです
スミマセン、ひどい画像をUPしちゃって
最初はこんなんじゃなかったんだけど、だんだん酷くなってきたんだなぁ
ぐうじは7階に入院することになりました
心臓血管外科の名のとおり、心臓に疾患を抱えた方が入院するフロアです
多分、健常だったのはぐうじだけです。
吾妻山ビューの病室は6人部屋
満室です
人生初の病院着は、結局一度も着ませんでした。
なんだが病人みだいで
個室も奨められたのですが、あえて勉強のために大部屋に
TV付き、カプセルホテルです
ただ・・・
夜になると、ナースコールを連発する人・・・
定期的にインスリン注射の必要な方が多いことにびっくり・・・
ほかの病室からは夜通しうめき声・・・
世の中に病に苦しむ方がいかに多いか・・・
そして人は病を避けられず、運よくここに来ないで過ごしてい居る人・・・
運かどうかだけど、ここに運ばれてきた人・・・
様々な人生が病院にはありました
ぐうじはやがてどんな病が待っているのかな・・・
入院初日、人生初体験。
病院のお風呂です
うれしい
なんとホテル並みにアメニティーが
これは病院食堂です
オペ日のメニューですね
本来は来なくて済めばいい病院食堂ですが、メニュー他、充実しています
この病院は施設自体は古いのですが、スタッフや、スキルは高レベルなのではと感じました・・・
最小限の施設で、最大限の医療サービスをしている・・・
そんな気がした3日間でした
とかく、病食はまずい、味が薄い・・
などと言われますが、3日間大満足の病食でした
もときさんの箸、イカサレテます
みそ汁のしょっぱさ加減が超絶に美味しかった・・・
塩分を減らしてだしの香りやうまみを出しています
残菜もきっと少ないのだと思います
仕事がはかどりました
語弊がありますが、お客様がいないと仕事がぐんと捗ります
朝晩にお茶とおしぼりのサービス
熱いお茶、冷たいお茶、水、熱いおしぼり
至れり尽くせり。
入院2日目のオペ日。
男性看護師に剃っていただきました・・・
かんなり、しょーしーです
もはや焼かれる前の豚足状態
その看護師さんが点滴を打ってくれます
ドクターのエコー検査後、麻酔の位置、抜くべき血管、着るべきけ血管の位置を・・・
フツーの油性ペンで記入
通常の静脈は2~3mmだそうです
ぐうじの静脈は最大1.2cm
レーザー治療できる限界だそうです(←ここ大事!)
レーザーで弁を焼きますので、照射がそれ以上になると届かないとか・・・
ドクター曰く・・・
「あべさんのは、ギリギリだね、それ以上だと個のオペは無理」
血管をマジックでなぞりながら・・・
「もう、この辺は何が何だかわからないね」
・・・・
相当ひどいようです
抜いたりする静脈は、ドクター曰く「神様がいたずらして作った血管だからなくても大丈夫」
・・・なくてもいい血管
ぐうじの左足のスタンバイができました
丸の位置が麻酔する場所。
✖が5か所ありますが、切開&縫合箇所
そこから血管内レーザー治療を行います。
静脈に入ったカテーテルは麻酔しながら進み、壊れた弁をレーザーで焼き切ります。
麻酔しながら進むので痛みはないです。
人生初めてオペ室に向かいます
・・・
楽しそうです
全く緊張感がありません
点滴して歩くことすら人生初めてなので、楽しいんです
フキンシンデスミマセン
その時のポン・ツモ・リーチ・・・・
ひとは・・・
追い詰められたり、孤独になったり・・・
断崖に立たされても・・・
それ以外の世界は何ら変わらず回っている・・
そんなことを思わせる娘たちです
さ、いぐべ
半世紀生きたので体のメンテナンスだじょ
るぅさんにここまで送っていただきました。
撮影は全部るぅさん
ありがと
中は広かった~
たくさんのオペ室があるんですねぇ
ぐうじは軽微なオペなのでしょうが、がっつりでかいオペ室に通されました
そして・・・
音楽がかかっています
看護師さん「何かリクエストあります?なんでもありますよ」
まな板の上の鯉になってからリクエストとか言われても・・・
ぐ「そのまま流しててください」
宇多田ヒカルのCDが1枚終わらないうちにオペが終わります
約40分でオペ終了
速い!痛くない・・・
オペ中は血流維持のため常温か暖かめの室温・・・
途中それでもエアコンが入り・・・
ドクター「あべさん?寒くない?」
ぐ「あ、大丈夫です!」
ドクター「いやいや、寒くないかって?」
ぐ「寒くないですよ」
ドクター「遠慮しないでいいから、はっきり言ってくださいね!」
そんな会話をしながらのオペ
静脈にレーザーがぐいぐい入ってくるのを感じるオペは、麻酔6か所の痛み程度で終わります
術後はすぐ立って、歩いて部屋まで帰ります
なんだか、馬とかキリンの出産じゃないんだけど、生まれてすぐ立たなきゃいけない草食動物を一瞬連想しました。
全く痛みなくそのまま歩いて病室に帰りました。
帰りに送ってくれた看護師さんとエレベーターで・・・
看護師さん「どうでした?」
ぐ「痛みもなく、はやくてびっくりです」
看護師さん「でしょできるだけ多くの方に奨めてくださいね」
「そのままにしておく方が多いんですよ~」
ぐ「音楽がかかっていてびっくりしました」
「好きな音楽のリクエストまで聞かれて・・・」」
看護師さん・・
なんて言ったと思います?
看護師さん・・
「無茶振りすればよかったのに」
この病院・・・
最高です
下世話な話ですが保健医療も利きます。片足7諭吉ですが、ご自身の市町村保険課に高額医療請求すると減額されます。
大体4諭吉ぐらいにはなるのではと・・・
ぐうじは今月中に申請します
足・・・
細っ
骨と皮だけっすね
これでオペ後すぐの状態
おなかが空いたので買い出しに来ているんです
下肢静脈瘤の最先端は米沢市です。日本では福島医大だそうですので、心配な方は是非どうぞ
掛かり付けのお医者さんに行って「紹介状を書いてほしいのですが」というと、大丈夫です。
開業医さんでも紹介は保険点数になるのでスピーディーに作成してくれますよ
そしてその夜・・・
消灯まで1Fから7Fまでの階段を上り下り
院内をリハビリです
きつくなく、痛みもないです
外来と、入院病棟を8の字に40分歩きました
切開箇所
退院する日・・・
わずか2日間でしたがセッションのあった同部屋の方々とお別れしてきました・・・
皆さん心臓に重篤な疾患を抱えたり、糖尿病を抱えて治療が困難な方ばかり・・・
「もう、もどってくんなよ!」
あれ?
うれしいのだけど、病院でもやはりその言葉が別れ言葉になるんだなぁ
なんて、思うのですが、やはり再び入院したくはないですね
退院して即、スズメバチの巣を退治して・・
ハチから走って逃げて・・・(左足に圧迫医療用タイツを履いています)
次の日、ヘンリーで80kmのクネクネを走ってます
人生の中の貴重な経験の2017年夏なのでした。
最後までお付き合いありがとうございました
皆様にはステキな夜をお過ごしくださいませ