FAXDMにウンザリ

最近、とみにFAXDMが多くなった。今日も外出して戻ってきたら
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と
緊急!!　今すぐ他院との差別化を！　不景気なんて関係ない！　結果を出せば、売り上げは上がる！　そんな技術を無料で体験！
という、やたらと「！」が出てくる怪しげなFAXDMが２枚も届いていた。

こういうFAXDMが届くたびに、何とも言えないイヤ～な気持ちになる。こちらの紙とインクフィルムを勝手に使われて、ほしくもない情報を送りつけられるのだから。中には「今後このようなFAXが不要の場合は、番号をご記入の上ご返信ください」と書かれているものもあるが、下手に返送したりしたら、その情報がどこにどう流れていくか全くわからない。「スパムには回答するな」というのは鉄則で、だから結局はゴミのようなFAXDMが送られてくるのをひたすらガマンするしかないのだ。

ちなみに冒頭に挙げたのは、今日送られてきた２枚に書かれていた見出し。実は前者は小顔矯正セミナー、後者は本文中では「自分は神田昌典氏公認のパートナーコンサルタントで…」とか何とかうたっているが、指定されたURLを見ると光線療法のPRで、要するに「こういうものを取り入れれば、お宅の治療院も売り上げが大幅にアップしますよ」という“夢のような”物語を語って／騙っているに過ぎない。

そう言えば以前は「岩盤浴を取り入れれば…」とか「酸素カプセルを導入すれば…」といったFAXDMがずいぶん来たものだが、かつてはウチの近くに何軒もあった岩盤浴の店はいつの間にか１軒もなくなってしまったし、一時は300万もした酸素カプセルも「業界最安値、45万！」とかいうFAXDMが来て、思わず笑ってしまったことがあったっけ（多分、ブームが去って、業者が不良在庫になることを恐れて捨て値で売りに出しているのだろう）。「コレを入れれば売り上げアップ」とかいう甘言に乗せられて購入したところは、今頃どうなっているのだろう？

この手の「○○を入れれば売り上げアップ」というFAXDMにはサプリメントの業者からのものも多い。中でも最悪だったのが、まるかんだ。そう、日本で指折りの金持ち、斎藤一人さんのやっている、あの銀座のまるかん。「スリムドカン」の代理店になりませんか、みたいな内容のFAXを４枚も送りつけてきた。商品のすばらしさを思いっきりアピールするための戦術であることは中身を見れば明らかだったが、全く興味も関心もない商品についていきなり４枚もFAXを送ってきたのには、さすがにキレそうになった（ウチのFAXが用紙のピックアップに失敗し、結局このDMのために８枚も紙を無駄にしたことも理由の１つだ）。

この件については、その後、まるかんから「先だってFAXをお送りしたのですが、ご覧いただけましたか？」みたいな電話があったので、「こんな下らないものを、しかも４枚も送ってくるとは、どういう了見だ。もう二度とこんなものを送ってくるんじゃない！」と応じておいた。

スパム・メールを送ることを禁止する法律（迷惑メール防止法）というのはあるが、スパムFAXを禁止する法律はまだなかったなー。政権交代も起こったし、どこかに頼んだら、迷惑FAX防止法でも作ってもらえないだろうか（そうなると、FAXDMで顧客獲得するビジネスモデルに頼ってきたところは大変だろうな。ま、知ったこっちゃないけど）。