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米ニューヨーク・マンハッタンの西を流れるハドソン川。摩天楼の足もとから五十キロほどさかのぼると、景勝地として名高い渓谷に二基の原子炉が並ぶ。電力会社エンタジーが計画を十四年前倒しし、二〇二一年までに閉鎖することでニューヨーク州と合意したインディアンポイント原発だ。 「ニューヨーカーの安全と健康を守るためだ」。一七年一月に合意を発表したクオモ州知事は、世界有数の人口過密都市に近い同原発の危険性を「時限爆弾」と表現していた。
ただ、エンタジーが危険性を認めて折れたわけではない。合意の理由は「卸価格の低迷と操業コストの上昇」と同社広報担当のジェリー・ナッピさん(46)は語る。
シェールガス革命による安価な天然ガス発電に押されたうえ、原発は維持管理に必要な安全対策や老朽化対策の費用がかさむ。結果として採算が合わなくなった。(7/15付け東京新聞<原発のない国へ 基本政策を問う> (2)金食い虫 企業も見切り より)
米国の電源別発電コストの図を見れば明らかですが、すでに原発の競争力は失われ、ガスコンパインドサイクル発電、太陽光、風力発電の時代が始まっているようです。未だに日本がこだわっている2030年の原発比率20~22%と言う数字は商業的にとっくに”絵に描いた餅”になっています。
HIT210(4.2kW)の発電データ
7月15日(日)晴れ
太陽光発電量 23.0kWh
エネファーム発電量(予約発電) 3.5kWh
W発電量 26.5kWh
売電量 16.4kWh
買電量 2.8kWh
W発電自給率 205.4%
W発電設備利用率 22.5%
日照時間 10.2h
連系以来 3258日(8年336日 )