＜日本シリーズ第４戰＞ 中日４－２日本ハム

中日が３勝目をあげて、５３年ぶりの日本一に王手をかけた。
緒戰こそは負けたものの、２戰目から３連勝。

先發投手は、中日が小笠原、日本ハムが吉川。
小笠原は今季阪神戰でも良い投球をしてゐた。
吉川は今年２年目の１９歳。

投手戰を期待したのだが、初囘の吉川は不運だつた。
内野安打、死球、送りバント、エラーで１點。
さらに併殺崩れの間に１點。
２點を失つてしまつた。

しかし、日本ハムも粘り強く反撃した。
４囘には金子がタイムリー２ベースで１點。
５囘には２アウト滿壘から小笠原からかはつた鈴木が同じく金子に押出しの四球を與へて同點。

やうやく日本シリーズらしい試合になつた。
さう思つたのも束の間、５囘裏に、１アウト滿壘からサイン違ひらしいバッテリーエラーで日本ハムは１點を失つてしまつた。
大事なところで致命的なバッテリーミス・・・
まるで、どこぞの在阪球團を見てゐるやうであつた。

９時からは、大好きなドラマ「相棒」に切り替へた。
「相棒」が終はつてチャンネルを戻したら、ちやうど９囘表が始まつたところで、岩瀬が投げてゐた。
４－２と２點差で岩瀬。
奇跡が起きないかと期待したが、なかなか起きないからこそ奇跡といふ。
見逃し三振、空振り三振と、あつさり２アウト。
トイレにたつた間に次の打者が内野ゴロで試合終了・・・

いよいよ、これで５３年ぶりの日本一に王手をかけた中日。
地元ナゴドで決められるか。
それとも、日本ハムが意地を見せて札幌に勝負の舞臺を移せるか。
出來れば、日本ハムには意地を見せて欲しい。
せめて札幌に戻つて貰ひたい。




ナゴヤドーム　中日X日本ハム　4回戦（中日 3勝 1敗 0分）

【勝利投手】　鈴木 1勝0敗
【敗戦投手】　吉川 0勝1敗 【セーブ投手】　岩瀬 0勝0敗1S
【本塁打】

【継投】
日本ハム： 吉川 → 押本 → 武田久
中日： 小笠原 → 鈴木 → 平井 → 岡本 → 岩瀬



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