仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

ベートーヴェン 交響曲第3番「エロイカ」

2020-06-20 21:19:00 | クラシックはいかが

 

 
愛犬・穂高の逝去を悼み、「エロイカ」の葬送行進曲を聴きました。
と云っても、結局、全曲を聴いたのですが。
 
順番は、以下の通り。
 
フルトヴェングラーのウィーンフィル、1952年録音のEMI盤。
 
ムラヴィンスキーのレニングラードフィル、1968年ライヴ盤。
 
クナッパーツブッシュのベルリンフィル、1943年録音盤。
 
エーリヒ・クライバーのコンセルトヘボウ、1950年録音盤。
 
 
最初はいつものフルトヴェングラー盤だけ聴くつもりだったのに、なぜか聴き比べになってしまった…
 
フルトヴェングラーの融通無碍で雄大かつ幽玄な演奏。
 
ムラヴィンスキーの引き締まった筋肉質の演奏。
 
クナッパーツブッシュの音は貧弱ながら雄渾な演奏。
 
そして、エーリヒ・クライバー!
改めて聴いてみて、微妙にポルタメントを効かせて流麗ながらも雰囲気に流されない、格調の高さに驚いた。
息子カルロスのエロイカは聴いたことがないし、彼の演奏スタイルはあまり好みではないのですが、父の演奏がこんなに良いのなら、息子の演奏も聴いてみたかった。
カルロス・クライバーのエロイカって、録音あるのかなぁ。
 
さ、明日から、ぼくも前を向いていこう。
 
 
















 
 

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4 コメント

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「エロイカ」の葬送行進曲 (ヒトリシズカ)
2020-06-21 05:17:36
仙丈さん

愛犬を悼んで、「エロイカ」の葬送行進曲を次々とお聴きになって、心を癒されています。

気持ちをほぐされていますね。

CD4枚の内の3枚は、戦後すぐのものです。この時期は、(日本も欧米も)多くの方が心をいやす気分が高かったようです。

仙丈さんのクラシック好きはかなりのものです。
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ヒトリシズカさん (仙丈)
2020-06-21 06:49:04
久しぶりに聴きました。

第2楽章の葬送行進曲で穂高を送ってやりたくて。

それにしても、同じ曲なのに指揮者によってこうまで違う演奏になるというのも、クラシック音楽の面白いところですね。

あらためて、そう思いました。

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Unknown (気まぐれ、)
2020-06-21 11:35:20
今日は。
何と😲うちにもヴェングラー1952年録音EMI盤が在りましたわ🤗皆が寝静まってからボリューム上げて聴きました。ひっさし振りのクラシックでした。

穂高くんも聴きながら ゆっくり お空に上っているんでしょうね。私も今のコと楽しくしていても先代犬との事を思い出します😉犬って良いですよね。
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気まぐれ、花の生育録さん (仙丈)
2020-06-22 10:24:06
ぼくも最近はあまりクラシックを聴かなくなっていたので、第9を聴いて以来の久しぶりです。
たまに聴くと、むしろ新鮮ですね。

穂高への手向けになったかな?

先代犬との思い出もお大事になさってくださいまし。

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