指導するときに良く言うんだ。
文章に「、」と「。」が無けりゃ読みづらく、
理解するのに時間がかかるのと同じで、
身体でも「、」と「。」を表現できなきゃ、
伝えたいことも伝わらないよ。
ってね。
文章は読み返せるけど…舞台じゃそうはいかないからさ。
パントマイムでは、この「、」と「。」は身体の静止で表現するんだ。
静止とは筋肉を緊張させ、身体を微動だにさせないということ。
静止から発せられるエネルギーの強さもコントロールして
「!」や「?」など含む表現の違いを表すのさ。
で、この状況は無呼吸だからとても疲れる。(笑)
また、静止する前後のスピードの違いも、様々な表現を生み出す要素となる。
もちろん、テクニックの正確さは言うに及ばず、
表情や仕草も相まって、無言の表現は
こうして作り上げられていく。
すべて「身体」にて、想いや感情の機微を生み出すことこそ、
パントマイムの醍醐味であり、魅力なんだと思うんだよね。(^^)
って、たまにはパントマイムに関して書いてみた ♪
スーパーパントマイムシアターSOUKI
江ノ上陽一