ブエノスノーチェス皆様!
貴女のおへそでサンバダンス!
モンローウォーク・キャネコどえす☆
今日も浅草的ラテンチューンでお送りします。
8月4日14時開演Cプログラム『JAPAN PANTOMIME NEXT』
出演のミーざんすが、
今、目の見えない人、見えずらい知人のために
「音声ガイド」なるものを準備しております。
この企画を実現するため、主催の日本パントマイム協会、
渋谷区伝承ホールスタッフの皆様のご理解とご協力には
マジ感謝しております。
音声ガイドってなんじゃらほい?
という方!
遅れてるざんすよ!
今、視覚障碍者にとってテレビ、映画など、
普通に観賞できる世の中になりつつあるのである。
たとえば、大河ドラマ。
一度副音声のボタンを試しに押してみてみてください。
視覚がないと補えない情報を、音声で説明してくれるのが聴けるはず。
是非、目をつぶって観賞してみてほしい。
たとえば悪人が悪さをし、無言でにんまり、みたいなシーンは、
見えないとニュアンスがわからない。
そこで「男、更なる悪事をたくらむようににやつく」
という音声ガイドが入ると、そのドラマ性も含め、想像が膨らむのである。
これが音声ガイド。
たとえがあまりうまくなくてスイマセン・・・。(^_^;)
この音声ガイドを、様々な舞台演劇で、スポーツイベントで、
生配信する動きが進んでいる。
テレビやドラマと違って、事前に準備できることが少ないので、
基本実況中継スタイルである。
今回『JAPAN PANTOMIME NEXT』Cプロでは、
この実況中継的音声ガイドを、ラインのグループ通話を流用して
配信するのである。
いくつか問題あって、どんな人にでも聴いてもらえる環境は用意できないが、
いずれ誰でもが手軽に聴けるようにできればと考えている。
パントマイムは基本無言劇。
あれこれ説明すると「想像する」というマイムの醍醐味を失ってしまう。
例えば、演者がマイムウォーク(その場から動かず歩いているように見せるテクニック)で歩いているとする。
歩いているが、前には進んでいない。
どころか、バックしたり360度回ったりする。
始終無言である。
これをガイドするとしたならどうなるのか?
「男が一人、舞台の中心で歩いているように見えますが、
前には進んでません。不思議な感じです・・・」
こんな風に説明したら、果たしてマイムは台無しになるだろうか?
この場合、動作をガイドしてるだけなので、
その作品の世界観は邪魔してないと思う。
想像もそこそこできる。
しかし、
「男が一人、宙に浮いているように歩いている。
彼はどこを目指して歩いているのだろう?夢遊病者のようにも見える」
こんな感じで少し主観が入ったり、作品に沿った説明をしてしまうと、
ある意味ネタバレとなる。
どちらも間違いじゃない。
想像できる個人差もあるだろう。
落としどころが肝心なのである。
これを一発勝負の実況中継でやるのだから、
オレらマジ気合入ってます。。。
そこんとこヨロシク!
写真は「耳で聞くパントマイム」にスタッフとして参加してもらう
難波氏です。
彼もどっぷりパントマイムにハマってるので、楽しい音声ガイド
になりそうざんす♫
完璧を目指すより、まず楽しめるよう努力する。
駄目なとこは次回までに改善する。
磨いていく。
大事なのは、継続してこの活動を目の見えない僕が
先頭きって進めていくことだ。
都合、不都合色々あったって、やればできるのだ!
と、いうことを証明したい。
どうぞ引き続き、こんな俺達にご声援くださいませ (^^)
金子聡