今日は個人レッスンの日です。
そこに存在しないものを見せる奇跡を生み出す
パントマイムが出来るようになるには、
自分の躰の細部を常に意識して操りながらも、
どの部分を動かし、
どこを緊張させて、
どんな軌跡を描くのかを
無意識で出来るようになるまで
修練することが必要な身体芸術なのですよ。
なーんてね。
分かったようなことを言ってますね~(^_^;)
でもねぇ、「知ってること」と「出来ること」は大きく違うし。
「やりたいこと」と「今やれること」は大きく違うのよ!!
そう、その「大きく違う問題」を抱えているのが私なのです。Orz
江ノ上先生は、そんな問題を抱える私の
「今」の状態を明確に指摘して下さり、
問題克復に必要な「コツとテクニック」と
「身体技能」を手に入れる練習について、
とても分かりやすく教えてくださいます。
私にとって、自分の弱点が何かを明確に知り、
それを改善する方法を習うことが出来る
この個人レッスンは本当にありがたく、
必須の機会です。
さて、今日は、階段を上がる動きを見せるために使う
躰の各パーツの動きを、
細かく部分解剖的な解説付きで教えていただきました。
え?部分解剖?!って何と思うでしょ?
つまりね、単に階段を上る動きであっても、
観客がそこに階段があることを信じられる演技をするためには、
演者は躰の各パーツを別々の動きで、
なお且つ同時にそれらを動かすことが
無意識に出来る技能を備える必要があるのですよ。
え~!そうなの~?簡単そうに見えるのに!と思ってたでしょ?
そんなに簡単ではないのですよ。
ビックリですよ(←私だけ?(^_^;))
あのね、私の躰はですね、
躰のパーツを部分部分で別の動きをしながら
同時にそれらを動かしてということが、
得意じゃないのよ!
カスタネットだってもまともに叩けたことないのだもの!(←今さらの告白)
そんな、私が、そこに存在しない階段を
見せる奇跡を生み出すことが出来るようになるには、
「パントマイムの奇跡をたずねて三千里」程の長い道のりが必要だなと、
自覚している今日この頃なのです。
たとえそうだとしても、
せっかくの一度きりの人生。
自分のために、きっとそこに到達するわよ!
千里の道も一歩から、
江ノ上先生、引き続きのご指導をお願いいたします!
早柚