「live at FUTURO CAFÉ」山内 桂 千野秀一 宮本 隆 木村文彦(jigen-019)
2017年11月11日、大阪の小さなライブカフェ、FUTUROで行われた山内 桂、千野秀一、宮本 隆、木村文彦による即興演奏をDOMON CABLEの制作者、澤井大三郎がハンディレコーダーで記録。クールな質感で彩取られた室内楽的インタープレイの妙が簡易録音とは俄かに信じられないクオリティで蘇る。自らSalmo saxと命名し、独特のブレス奏法を展開する山内桂、70年代から使用するヴィンテージキ-ボードであらゆるアナログ的音響を披露する千野秀一、ニューウェーブの色彩でアンビエントな空間を構築する宮本隆、この日はスタンディングスタイルで様々なアタック音を一斉放射した根源的な即興打楽器奏者、木村文彦。4人が一夜のみの出会いで実現した熱くもクールな即興演奏の調べ
山内 桂(sax)、千野秀一(keyboard)、宮本 隆(bass)、木村文彦(percussion)によるクールな質感で彩取られた即興演奏の記録。熱いインタープレイの応酬からアンビエントな空間への移行に象徴される場面転換の妙。千野修一はヴィンテージのアナログキーボードを使用。
Yamauchi Kastura山内 桂 sax
Chino Syuichi千野秀一 keyboard
MIYAMOTO Takashi 宮本 隆 electric bass
KIMURA Fumihiko木村文彦 percussion
Recorded by Sawai Daisaburo(DOMON SOUND) at Futuro Café Osaka 2017.11.11
Edit and mix by Miyamoto Takashi
Produced by Miyamoto Takashi for Jigen Production
Photo by Kouzu Yoshinori
山内桂 Yamauchi Kastura
1954年別府市生まれ。松山の大学時代にサックスと即興演奏と作曲を始め活動する。また、M. グレイブス、D. ベイリー、H, ベニンク、T. ホンジンガー等の初来日松山公演を主催。以後23年半、会社員の傍ら地方都市松山~大分で自主的な音楽活動を続け、2002年10月以降音楽活動に専念。音そのものの響きと細胞レベルのコミュニケーションによる、唯一無比で独自の音楽「SALMO SAX」。その音は瑞々しく、煌めいている。サックスソロを中心とした活動は国内外におよぶ。2008年、サルモサックス・アンサンブル。2016年、バンド「サガイン」。2012年初制作映画・水の抒情詩「ホフネン」が2カ国の国際映画祭に。2014年第2作「ハルリ」は5カ国の国際映画祭にノミネート。2017年第3作「フウア」。
サルモワールド展開中。http://salmosax.com/
千野秀一 Chino Syuichi
幼少よりクラシックピアノを学び、東京学芸大学附属高校に進学するも、学生運動にのめりこんで中退し、その後大学入学資格検定を経て早稲田大学に進学。1970年よりキーボーディスト、編曲家として活動を始める。1976年ダウン・タウン・ブギウギ・バンドのサポートメンバーを経て正規のメンバーに。1981年にバンド解散。坂田明、神谷重徳に合流してユニットWha-ha-haとして活動を行う一方、林英哲らとともに立ち上げたチャンゴ5などを始めとする複数のユニット活動を精力的に行う。また、宇崎竜童とともに1970年代末より携わり始めた映画音楽の分野では1980年代から1990年代を通じて多くの成果を出した。また映画の仕事で関わった俳優の麿赤兒との付き合いを通じて、2000年代半ばまで大駱駝艦に対して作品、演奏を提供するほか、現代舞踊家の江原朋子にも楽曲、演奏を提供する。1990年代からは即興演奏とともに、コンピュータとシンセサイザーを用いて作品を制作。1996年に音楽のためのソフトウェア制作を始め、神戸ジーベックホールにて、"振り子椅子"によるソロ・パフォーマンスを行うほか、コンピュータを用いたサウンド・インスタレーション「蟲めづる」などを制作する。キーボーディストとしてはGround Zeroの活動を通じて大友良英と交流するほか、ソウルシャリスト・エスケイプ、Next Pointなどで多くのミュージシャンとセッション、コラボレーションを行い、現在に至る。2008年よりベルリン在住。2017年、半野田拓とのDUOアルバム「voicelessness」を時弦プロダクションからリリース。
宮本 隆 MIYAMOTO Takashi
1985年より東京で様々なインディーズバンドで活動開始。95年、大阪でジャズロックグループ、時弦旅団(Time Strings Travellers)を結成。これまでに4枚のアルバムをリリース。2011年「defreezed songs」でゲスト参加した木村文彦の作品「キリーク」をプロデュースしたのがきっかけとなり、CD制作レーベル時弦プロダクションとして活動を活発化させ、「existense」(磯端伸一with大友良英)、「火の環」(シェシズ)を発表。リーダーグループとして、時弦旅団の他、3Mirrors(with 木村文彦、石上和也)があり、他に即興を主体とした様々なユニット、あるいはソロでの即興演奏活動も行っている。 http://www.jigen-p.net/miyamoto-takashi
木村文彦 KIMURA Fumihiko
十代の頃より、ドラマーでバンド活動を始める。20代で 故河瀬勝彦氏 30代で つのだ☆ひろ氏に師事。1993年、内橋和久氏 のMUSIC ACTION に参加して「即興」という表現方法と出会う。バンド活動を続けるかたわら、ドラマーとして即興演奏活動も開始する。2012年1月 大阪造形センターにて打楽器奏者としてソロライブを開く。2012年、4月ファーストソロアルバム「キリーク」を宮本隆プロデュースのもと発表。音楽各誌より高い評価を受ける。以降、ソロ活動を中心にしながら身体表現者との共演も積極的に行っている。楽器のみにとどまらず、日用品なども打音として取り入れている。http://kimurafumihiko.com/
2017年11月11日、大阪の小さなライブカフェ、FUTUROで行われた山内 桂、千野秀一、宮本 隆、木村文彦による即興演奏をDOMON CABLEの制作者、澤井大三郎がハンディレコーダーで記録。クールな質感で彩取られた室内楽的インタープレイの妙が簡易録音とは俄かに信じられないクオリティで蘇る。自らSalmo saxと命名し、独特のブレス奏法を展開する山内桂、70年代から使用するヴィンテージキ-ボードであらゆるアナログ的音響を披露する千野秀一、ニューウェーブの色彩でアンビエントな空間を構築する宮本隆、この日はスタンディングスタイルで様々なアタック音を一斉放射した根源的な即興打楽器奏者、木村文彦。4人が一夜のみの出会いで実現した熱くもクールな即興演奏の調べ
山内 桂(sax)、千野秀一(keyboard)、宮本 隆(bass)、木村文彦(percussion)によるクールな質感で彩取られた即興演奏の記録。熱いインタープレイの応酬からアンビエントな空間への移行に象徴される場面転換の妙。千野修一はヴィンテージのアナログキーボードを使用。
Yamauchi Kastura山内 桂 sax
Chino Syuichi千野秀一 keyboard
MIYAMOTO Takashi 宮本 隆 electric bass
KIMURA Fumihiko木村文彦 percussion
Recorded by Sawai Daisaburo(DOMON SOUND) at Futuro Café Osaka 2017.11.11
Edit and mix by Miyamoto Takashi
Produced by Miyamoto Takashi for Jigen Production
Photo by Kouzu Yoshinori
山内桂 Yamauchi Kastura
1954年別府市生まれ。松山の大学時代にサックスと即興演奏と作曲を始め活動する。また、M. グレイブス、D. ベイリー、H, ベニンク、T. ホンジンガー等の初来日松山公演を主催。以後23年半、会社員の傍ら地方都市松山~大分で自主的な音楽活動を続け、2002年10月以降音楽活動に専念。音そのものの響きと細胞レベルのコミュニケーションによる、唯一無比で独自の音楽「SALMO SAX」。その音は瑞々しく、煌めいている。サックスソロを中心とした活動は国内外におよぶ。2008年、サルモサックス・アンサンブル。2016年、バンド「サガイン」。2012年初制作映画・水の抒情詩「ホフネン」が2カ国の国際映画祭に。2014年第2作「ハルリ」は5カ国の国際映画祭にノミネート。2017年第3作「フウア」。
サルモワールド展開中。http://salmosax.com/
千野秀一 Chino Syuichi
幼少よりクラシックピアノを学び、東京学芸大学附属高校に進学するも、学生運動にのめりこんで中退し、その後大学入学資格検定を経て早稲田大学に進学。1970年よりキーボーディスト、編曲家として活動を始める。1976年ダウン・タウン・ブギウギ・バンドのサポートメンバーを経て正規のメンバーに。1981年にバンド解散。坂田明、神谷重徳に合流してユニットWha-ha-haとして活動を行う一方、林英哲らとともに立ち上げたチャンゴ5などを始めとする複数のユニット活動を精力的に行う。また、宇崎竜童とともに1970年代末より携わり始めた映画音楽の分野では1980年代から1990年代を通じて多くの成果を出した。また映画の仕事で関わった俳優の麿赤兒との付き合いを通じて、2000年代半ばまで大駱駝艦に対して作品、演奏を提供するほか、現代舞踊家の江原朋子にも楽曲、演奏を提供する。1990年代からは即興演奏とともに、コンピュータとシンセサイザーを用いて作品を制作。1996年に音楽のためのソフトウェア制作を始め、神戸ジーベックホールにて、"振り子椅子"によるソロ・パフォーマンスを行うほか、コンピュータを用いたサウンド・インスタレーション「蟲めづる」などを制作する。キーボーディストとしてはGround Zeroの活動を通じて大友良英と交流するほか、ソウルシャリスト・エスケイプ、Next Pointなどで多くのミュージシャンとセッション、コラボレーションを行い、現在に至る。2008年よりベルリン在住。2017年、半野田拓とのDUOアルバム「voicelessness」を時弦プロダクションからリリース。
宮本 隆 MIYAMOTO Takashi
1985年より東京で様々なインディーズバンドで活動開始。95年、大阪でジャズロックグループ、時弦旅団(Time Strings Travellers)を結成。これまでに4枚のアルバムをリリース。2011年「defreezed songs」でゲスト参加した木村文彦の作品「キリーク」をプロデュースしたのがきっかけとなり、CD制作レーベル時弦プロダクションとして活動を活発化させ、「existense」(磯端伸一with大友良英)、「火の環」(シェシズ)を発表。リーダーグループとして、時弦旅団の他、3Mirrors(with 木村文彦、石上和也)があり、他に即興を主体とした様々なユニット、あるいはソロでの即興演奏活動も行っている。 http://www.jigen-p.net/miyamoto-takashi
木村文彦 KIMURA Fumihiko
十代の頃より、ドラマーでバンド活動を始める。20代で 故河瀬勝彦氏 30代で つのだ☆ひろ氏に師事。1993年、内橋和久氏 のMUSIC ACTION に参加して「即興」という表現方法と出会う。バンド活動を続けるかたわら、ドラマーとして即興演奏活動も開始する。2012年1月 大阪造形センターにて打楽器奏者としてソロライブを開く。2012年、4月ファーストソロアルバム「キリーク」を宮本隆プロデュースのもと発表。音楽各誌より高い評価を受ける。以降、ソロ活動を中心にしながら身体表現者との共演も積極的に行っている。楽器のみにとどまらず、日用品なども打音として取り入れている。http://kimurafumihiko.com/