明日30日㈯はフランスから来日中のVincent Lajü (cello, objects,)を迎えてのライブがあります。私は古川正平ことS-NOIとのユニット、Zero-prizmで出演。松下一夫氏(sax)がゲストで加わってくれます。松下氏は元O.A.Dのリーダーで、音響要素を積極的に取り入れたホーンプレイヤーとして私の中では先駆的な演奏者だと思っています。O.A.Dを知らない世代の人にもぜひ、聴いていただきたいセットです。
今回、多くの演奏者を招聘し、Vincent Lajü を中心としたセッションを組む予定です。
荻野やすよし氏(guitar)とは幾度も一緒に演奏してますが、私は彼の演奏範疇のほんの一部分の中の付き合いです。その演奏形態は多彩で様々なジャンルや演奏者と活動されており、そんな荻野氏は私から見れば‘The Guitarist’です。
その意味では仲曽根有里氏( voice,electronics)も同様で、シンガーでありながらボイスエフェクトを駆使した即興パフォーマンスも厭わない彼女のスタイルは‘美しい’と感じています。
エフェクトと言えばFlagio (contrabass)は特異な演奏者です。コントラバスに深いリバーブや時にはノイズを交差させる形態は珍しいですが、技術がしっかりしているので、安定感が際立ちます。今回、Vincent Lajüがチェリストという事もあり、特にその共演を楽しみにしています。
そしてドラマーの近藤久峰氏を呼びました。20年以上前から知ってますが、上手いし重いし凄いしという感じの人で私は秘かに近藤君最強説を唱えていたんです。見てのお楽しみにしてください。
ダンサー、パフォーマーのBridget Scott氏とは昨年、ギャラリーでのセッションで知り合いましたが、アート作品と彼女の見栄えというか、その立ち姿がぴったり重なっている事に驚きました。西洋人だからなのか。そんな単純な理由ではないと思いますが、アートの展示と人物が、あそこまで‘合ってる’と強く感じた事はなかったです。今回、zero-gaugeで初めてパフォーマンスをしますが、どんな内容になるのか本当に楽しみです。
最後に私がライブを企画する際、いつも映像を頼んでいるKenji Tsuda氏ですが、一時、アナログの映写を続けてましたが、その時はまるで映写機を機関銃のように構えて壁に映す、それはなかなか、格好良かったのですが、今回はデジタルでイメージ像を映し出していただく予定です。
長々と紹介文を書き連ねてしまいましたが、皆さんのご来場、お待ちしております。
3.30(sat)Vincent Lajü (cello) from FRANCE
◦Vincent Lajü (cello, objects,)
◦ Ogino Yasuyoshi荻野やすよし(guitar)
◦ Mastusita Kazuo松下一夫[ex. O.A.D.] (sax)
◦ Nakasone Yuri 仲曽根有里( voice,electronics)
◦Flagio (contrabass)
◦Kondou Hisamine近藤久峰(drums)
◦Bridget Scott(performance,dance)
◦Zero-Prizm (S-NOI / Miyamoto Takashi宮本隆)
◦Kenji Tsuda (visual)
@environment 0g [ zero-gauge ]
18:30 open 19:00 start
Charge2000 (excluding drink order)
environment 0g [ zero-gauge ]
大阪市西区南堀江3-6-1 西大阪ビルB1F
https://nuthings.wordpress.com/