いま、読み始めた「西洋絵画の謎」という本をご紹介します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/43/4f986c89ae14120411643baf75892845.jpg)
文庫本と同じ大きさなので、手軽に持ち運べて便利です。
どこから読んでも良いので、短い時間に豆知識を得るにはもってこいです。
ちょっとした待ち時間、電車の通勤などには、とても良いと思います。
ーーー
私が今まで知らなかった知識を一つご紹介します。
スーラの「グランドジャット島の日曜日の午後」はとても有名な絵ですが、その絵の端には、細い枠のような部分が描かれています。
これは、この絵が後にどのような額に入れられるかを考えたときに、合わない額に入れらると困るので、仮にどんな額に入れられても困らないように、自分で外枠を描いたというのです。私はこのことを初めて知りました。
へええ、と思いました。
画家として、確かに絵は額によって見栄えが違ってしまうことを知っています。
だから、気持ちはわかります。しかし、この絵がそういう操作をしていることを知りませんでした。
額が買えないので、額も描いたという画家の話は聞いたことがあります。
ルオーは買えなかったのかどうかわかりませんが、額が描いてあったという記憶があります。
話をスーラの絵に戻すと、この外枠の色にも工夫がされています。
絵の色に合わせて、緑の部分には赤を、オレンジの部分には青をというように、補色を置いています。
ですから、外枠の色は一色ではないのです。微妙なグラデーションのような感じで、いろいろな色があるのです。
今度、その絵を見たら確認してみてください。
この絵です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/f6/10962296eec2188830f9c991d7429998.jpg)
外枠があることは、わかりますが、色の工夫まではよく見えないでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/43/4f986c89ae14120411643baf75892845.jpg)
文庫本と同じ大きさなので、手軽に持ち運べて便利です。
どこから読んでも良いので、短い時間に豆知識を得るにはもってこいです。
ちょっとした待ち時間、電車の通勤などには、とても良いと思います。
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私が今まで知らなかった知識を一つご紹介します。
スーラの「グランドジャット島の日曜日の午後」はとても有名な絵ですが、その絵の端には、細い枠のような部分が描かれています。
これは、この絵が後にどのような額に入れられるかを考えたときに、合わない額に入れらると困るので、仮にどんな額に入れられても困らないように、自分で外枠を描いたというのです。私はこのことを初めて知りました。
へええ、と思いました。
画家として、確かに絵は額によって見栄えが違ってしまうことを知っています。
だから、気持ちはわかります。しかし、この絵がそういう操作をしていることを知りませんでした。
額が買えないので、額も描いたという画家の話は聞いたことがあります。
ルオーは買えなかったのかどうかわかりませんが、額が描いてあったという記憶があります。
話をスーラの絵に戻すと、この外枠の色にも工夫がされています。
絵の色に合わせて、緑の部分には赤を、オレンジの部分には青をというように、補色を置いています。
ですから、外枠の色は一色ではないのです。微妙なグラデーションのような感じで、いろいろな色があるのです。
今度、その絵を見たら確認してみてください。
この絵です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/f6/10962296eec2188830f9c991d7429998.jpg)
外枠があることは、わかりますが、色の工夫まではよく見えないでしょうか。