徳島のKさんが、本のデッサンをしてくれました。
大変良く描けました。
文字を描くのに、とても神経を使ってくれました。
やり直しがききません。
やり直すとき、行間も消してやり直すので、
きちんと面の明暗を戻せなくなります。
だから、出発点と終点の文字を描いて、行を確かめます。
大きさは、手前が大きく、奥が小さいということ。
濃さは、初め薄く塗り、段々濃くしていきます。
これは、一点透視図法の勉強です。
本の両端の線、中央の線、文字の行の線、
全部地平線の一点で交わるように見えるということ。
床の面の遠近は、木目を描くことで表します。
木目がないときは、同じ幅の板が並んでいると考えて、
わざと線を描いて遠近を出します。
ここでの勉強は、明暗もあります。
本の表面の微妙な面の違いを明暗で表します。