みなさんは、エッフェル塔に上ったことがありますか。
と言っても、パリに行ったことがなければ、登れる訳がないですが。
エッフェル塔はエッフェルが作ったとお話しました。
では、今日はエッフェル塔に上がってみましょう。
エッフェル塔に行って、まず、最初に驚くことは、真下に何もないことです。
東京タワーに行ったことがある人は、下に建物があって、そこにエレベーターがあるということをご存知でしょう。
しかし、エッフェル塔にはビルがないのです。まず、どこから上るの?と思います。
そうです、足からです。足は垂直ではありませんよね。だから、エレベーターがどうなっているのか、ちょっと興味があるでしょ?
エレベーターは、人が乗るので、床は水平に保たれなければなりませんが、エレベーターは足の形に添って上がって行くのです。だから、エレベーターでありながら、ケーブルカーのようなと言ったらいいのでしょうか。
図に書かないと分かりにくいですが、おわかりいただけたでしょうか。
そして、途中まで上がると、エレベーターを乗り換えます。その点は東京タワーと同じです。ただ、東京タワーは、そこまででやめてしまう人が多いです。その先の高いところまでは、行く人が少ないと思います。実際、私も、5年くらい前に上がってみましたが、上がるとそこは、結構狭いのです。
それに比べて、エッフェル塔は、最上階まで行くのが当たり前のようになっています。なぜなら、最上階がとても広く作られていて、最上階が二階建になっているのです。これなら大勢上ってきても大丈夫だなと思いました。
乗り換えたエレベーターは、ガラス張りで、外がよく見えました。ライトアップされているので、エッフェル塔の鉄筋が明るく赤く照らされています。上って行くエレベーターがいつまでも上がって行くので、もういいよといいたくなりました。高所恐怖症の人は、見ていて怖くなるかもしれません。私は、つい、「天国までいきそうだね」と言ってしまいました。
私は、7回上りましたが、ほとんど晴れていて、夜景がきれいに見えました。
ほんの1回だけ曇りの日がありましたが、それが面白かったです。雲の上に出てしまいました。上がる前は、エッフェル塔の最上部が見えず、上がったら雲の上で、夜空は見えるのに、下は見えないのです。不思議でした。雲の絨毯が見えました。
また、最上階のベランダは、網のようなものもありましたが、外に出ようとすれば出られるので、落ちた映像を撮ろうとビデオを落とすマネをしたこともありました。もちろん落としたら大変ですから、紐をしっかりと持ったままですが、それでもそんな風に、外に乗り出すことができるのです。
帰ってから、インターネットで調べたら、飛び降り自殺をする人がたくさんいると書いてありました。それは、本当なのでしょうか。ちょっと怖くなりました。ガイドさんはその説明はしませんでした。
よく見える日に、下を見ると、西側はシャイヨー宮が見えます。西北に凱旋門です。ライトアップされているので、よく分かります。北東にコンコルド広場の明かりが見えました。そこは、ひときわ明るく見えました。私が行ったときは、コンコルド広場に観覧車が作られていて、それがライトアップされていたので、特別に明るく感じたのかもしれません。シャンゼリゼ通りもクリスマスの時期はかなりのイルミネーションで明るいのですが、エッフェル塔からでは、ビルに隠れてところどころしか見えません。セーヌ川の中を船が動いているのがきれいです。その船は観光客を乗せるバトームッシュという船です。船の中を明るくするのではなく、川岸に向けて船からライトが出ているので、ムカデの足のようにライトが出ています。それが面白いです。
エッフェル塔は、セーヌ川の端に立っているので、川は良く見えます。
丁度、7時とか、8時とかになると、チカチカと激しくライトがきらめきます。
その瞬間は見ものですから、ぜひ、見てください。きれいですよ。
ーーーーーー
観光バスは、エッフェル塔のところに長い時間停めておくことができないので、降りるときも乗る時も「急いでください」と言われました。芸術コースの一期生の時には、時差ボケで眠くてしょうがないということでバスから降りず、エッフェル塔に上らなかった子がいました。
ーーーーーー
それでは、実況はこの辺で、一つだけ、豆知識です。
エッフェル塔を盗んだ人がいます。
それは、エッフェル塔を売ったのです。
実は、エッフェル塔は、作ってから30年後に壊される予定だったとお話しました。そのため、壊せば大量の鉄が出るのです。これを買わない手はないと考える業者はたくさんありました。
そこに目をつけて、詐欺を働いた人がいたのです。政府の用箋をコピーして、自分は政府の役人だと言い、エッフェル塔の鉄を売る話を持ちかけたのです。
それを欲しがる業者はたくさんいました。その会社の人たちは、ぜひ売ってほしいと言いました。しかし、まだ具体的な話を進める段階ではないと話すと、それぞれの業者がやることは、一つです。何とか自分にと思えば、賄賂を使う訳です。ということで、その人はいくつもの会社から賄賂をもらいました。しかし、現実にはその人は政府とは関係のない人でした。しかも、エッフェル塔は壊されることがなかったわけです。その人は賄賂をもらったまま、どこかへ行ってしまいました。騙された会社は、賄賂ですから、お金を盗られたとは言えない訳です。それで、その男は大もうけをしたという訳です。
エッフェル塔を売った男として、この話は有名です。
ーーーーー
朝、シャイヨー宮殿に行ってみると、エッフェル塔がまぶしく見えます。シャイヨー宮殿から見ると、エッフェル塔は東側です。朝日がまぶしいのです。シャイヨー宮殿は高台にありますから、まず、下にセーヌ川が流れていて、まっすぐ橋があり、その向こうにエッフェル塔があるということになります。このシャイヨー宮殿の所が、エッフェル塔を撮影するにはとても良いところです。記念写真を撮る人もたくさんいます。
反対側は、公園のようになっていて、そちらからも写真を撮る人がたくさんいます。そちらには、高いビルが一つ見えますが、モンパルナスタワーです。30階はあるでしょう。私は、上ってみたことがありますが、何階建てかを忘れました。そのモンパルナスは、モジリアニが住んでいた辺りです。モジリアニがよく通ったカフェが今でもあります。
今日は、エッフェル塔近辺の話でした。
と言っても、パリに行ったことがなければ、登れる訳がないですが。
エッフェル塔はエッフェルが作ったとお話しました。
では、今日はエッフェル塔に上がってみましょう。
エッフェル塔に行って、まず、最初に驚くことは、真下に何もないことです。
東京タワーに行ったことがある人は、下に建物があって、そこにエレベーターがあるということをご存知でしょう。
しかし、エッフェル塔にはビルがないのです。まず、どこから上るの?と思います。
そうです、足からです。足は垂直ではありませんよね。だから、エレベーターがどうなっているのか、ちょっと興味があるでしょ?
エレベーターは、人が乗るので、床は水平に保たれなければなりませんが、エレベーターは足の形に添って上がって行くのです。だから、エレベーターでありながら、ケーブルカーのようなと言ったらいいのでしょうか。
図に書かないと分かりにくいですが、おわかりいただけたでしょうか。
そして、途中まで上がると、エレベーターを乗り換えます。その点は東京タワーと同じです。ただ、東京タワーは、そこまででやめてしまう人が多いです。その先の高いところまでは、行く人が少ないと思います。実際、私も、5年くらい前に上がってみましたが、上がるとそこは、結構狭いのです。
それに比べて、エッフェル塔は、最上階まで行くのが当たり前のようになっています。なぜなら、最上階がとても広く作られていて、最上階が二階建になっているのです。これなら大勢上ってきても大丈夫だなと思いました。
乗り換えたエレベーターは、ガラス張りで、外がよく見えました。ライトアップされているので、エッフェル塔の鉄筋が明るく赤く照らされています。上って行くエレベーターがいつまでも上がって行くので、もういいよといいたくなりました。高所恐怖症の人は、見ていて怖くなるかもしれません。私は、つい、「天国までいきそうだね」と言ってしまいました。
私は、7回上りましたが、ほとんど晴れていて、夜景がきれいに見えました。
ほんの1回だけ曇りの日がありましたが、それが面白かったです。雲の上に出てしまいました。上がる前は、エッフェル塔の最上部が見えず、上がったら雲の上で、夜空は見えるのに、下は見えないのです。不思議でした。雲の絨毯が見えました。
また、最上階のベランダは、網のようなものもありましたが、外に出ようとすれば出られるので、落ちた映像を撮ろうとビデオを落とすマネをしたこともありました。もちろん落としたら大変ですから、紐をしっかりと持ったままですが、それでもそんな風に、外に乗り出すことができるのです。
帰ってから、インターネットで調べたら、飛び降り自殺をする人がたくさんいると書いてありました。それは、本当なのでしょうか。ちょっと怖くなりました。ガイドさんはその説明はしませんでした。
よく見える日に、下を見ると、西側はシャイヨー宮が見えます。西北に凱旋門です。ライトアップされているので、よく分かります。北東にコンコルド広場の明かりが見えました。そこは、ひときわ明るく見えました。私が行ったときは、コンコルド広場に観覧車が作られていて、それがライトアップされていたので、特別に明るく感じたのかもしれません。シャンゼリゼ通りもクリスマスの時期はかなりのイルミネーションで明るいのですが、エッフェル塔からでは、ビルに隠れてところどころしか見えません。セーヌ川の中を船が動いているのがきれいです。その船は観光客を乗せるバトームッシュという船です。船の中を明るくするのではなく、川岸に向けて船からライトが出ているので、ムカデの足のようにライトが出ています。それが面白いです。
エッフェル塔は、セーヌ川の端に立っているので、川は良く見えます。
丁度、7時とか、8時とかになると、チカチカと激しくライトがきらめきます。
その瞬間は見ものですから、ぜひ、見てください。きれいですよ。
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観光バスは、エッフェル塔のところに長い時間停めておくことができないので、降りるときも乗る時も「急いでください」と言われました。芸術コースの一期生の時には、時差ボケで眠くてしょうがないということでバスから降りず、エッフェル塔に上らなかった子がいました。
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それでは、実況はこの辺で、一つだけ、豆知識です。
エッフェル塔を盗んだ人がいます。
それは、エッフェル塔を売ったのです。
実は、エッフェル塔は、作ってから30年後に壊される予定だったとお話しました。そのため、壊せば大量の鉄が出るのです。これを買わない手はないと考える業者はたくさんありました。
そこに目をつけて、詐欺を働いた人がいたのです。政府の用箋をコピーして、自分は政府の役人だと言い、エッフェル塔の鉄を売る話を持ちかけたのです。
それを欲しがる業者はたくさんいました。その会社の人たちは、ぜひ売ってほしいと言いました。しかし、まだ具体的な話を進める段階ではないと話すと、それぞれの業者がやることは、一つです。何とか自分にと思えば、賄賂を使う訳です。ということで、その人はいくつもの会社から賄賂をもらいました。しかし、現実にはその人は政府とは関係のない人でした。しかも、エッフェル塔は壊されることがなかったわけです。その人は賄賂をもらったまま、どこかへ行ってしまいました。騙された会社は、賄賂ですから、お金を盗られたとは言えない訳です。それで、その男は大もうけをしたという訳です。
エッフェル塔を売った男として、この話は有名です。
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朝、シャイヨー宮殿に行ってみると、エッフェル塔がまぶしく見えます。シャイヨー宮殿から見ると、エッフェル塔は東側です。朝日がまぶしいのです。シャイヨー宮殿は高台にありますから、まず、下にセーヌ川が流れていて、まっすぐ橋があり、その向こうにエッフェル塔があるということになります。このシャイヨー宮殿の所が、エッフェル塔を撮影するにはとても良いところです。記念写真を撮る人もたくさんいます。
反対側は、公園のようになっていて、そちらからも写真を撮る人がたくさんいます。そちらには、高いビルが一つ見えますが、モンパルナスタワーです。30階はあるでしょう。私は、上ってみたことがありますが、何階建てかを忘れました。そのモンパルナスは、モジリアニが住んでいた辺りです。モジリアニがよく通ったカフェが今でもあります。
今日は、エッフェル塔近辺の話でした。