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4月20日(水)に食物科2年生の特別授業が行われました。
本来であれば、1年生の時に「日本料理」を学習するため、昨年度受講予定だったのですが、コロナの関係で、2年生に延期になってしまいました。
毎年、食物科の特別授業は、ぜひ、プロの技術、知識を見てほしいという思いで、特別講師をお招きしています。
今回は、「エコール辻 大阪 」校長 日本料理教授 大引伸昭先生を
お招きして「鯛づくしの会席料理」を教わりました。
日本料理の献立の立て方は、季節感を折り込み、材料に変化を持たせることを心がける。
1つの献立の中では、同じ食材が重ならないようにする。
献立の構成では奇数の品数が多く、順序には厳密な決まりはなく料理人の考えによって
さまざまな提供の仕方がある。など…
献立の立て方にも、様々な心遣いを感じますね・・・
これは、独活(うど)ですね。ツルッとした舌触り、シャキッとした歯ごたえ。そしてほろ苦さが
いかにも山菜らしいこの季節の旬な食材です。
鯛潮汁(うしおじる)に使う材料の一つです。
鯛のうまみと塩・酒・昆布で味付けした汁ものです。
生徒の表情も真剣そのもの!かっこいいまなざしです
鯛の焼き物では、演出に料理の器として木目の板を使用されとても美しく盛り付けられました。
ちなみに板状のものは木目を横目にして使用したり少し決まりごとがあるようでした。
こちらの演出は、木炭を熱し器の中央に置き、炭火のけむりで焼き物を楽しむようにすることもあるようです。
器もいろんなものが用意されていました。
先生からの一言
皆さん熱心に聞いていただけたこと感激しております。
休憩時間にも質問があり料理への思いの強さも伝わりました。とのありがたいお言葉をいただいております。
先生方、お忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
生徒の皆さんの聞く態度、とても素晴らしかったですね。
今回の授業で教わった献立にある一品でも家庭で挑戦してみてください。
次回は、西洋料理ですね。楽しみです。