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今日も秋晴れです。中庭の木々も秋色になってきました。
さて、10月20日(火)に食物科2年生の「西洋料理講習会」が行われました。
西洋料理講習会は1976年に(44年前)より、本物のプロの技術を学習させたいという思いから始まった講習会です。
今年も「ホテルニューオータニ博多 特別顧問 小田英男先生」を講師としてお迎えいたしました。
先生は、2005年から同ホテルの総料理長として尽力され、2020年から特別顧問に就任されました。
その間、天皇皇后両陛下の訪福や日韓首脳会議など数々の国賓及びVIPのお客様の料理の全指揮を執られるなどの功績を残されています。
生徒たちは、先生の仕事を間近で拝見し、技術はもちろんのこと、一つひとつの料理の完成までのプロセスと西洋料理のコース料理の素晴らしさを体感しました。
午前中に仕込みをされたものを午後からは仕上げていきます。
こちらは、ビーフコンソメです。時間をかけて丁寧に黄金色に透き通ったコンソメが出来上がります。
そのコンソメスープは全員に配られ味見をすることができました。
私もいただき、野菜の甘味やお肉の旨味が混じりあう深みのある味がしてとても美味しゅうございました。
こちらがビーフコンソメを使ったスープです。
秋の食材といえばキノコですよね~ うつわもきれい
ビーフコンソメスープ 秋のキノコを添えて
高級食材!タラバガニです。なかなか食べられない食材です。
グリーンピースとマンゴー パッションフルーツのソース タラバガニを添えて
先生は、今回も高価で素敵な器を持参されました。
佐賀県の有田焼のものです。
白を基調としたものですが、形も色も質感も違ったもです。このようなセンスも必要ですね。
玄海産 赤甘鯛のシャンパン蒸し グラタン仕立て
こちらの方々はいつも小田先生と一緒に来てくださる大迫先生と田島先生です。
小田先生の下でスムーズに仕上げていけるようにサポートされます。
今回は、こっそりツーショット撮らせていただきました。
お二人ともかっこいいですよね~
さらに卒業生の田島先生はパスタを作っていただきました。
デェスペラートというパスタです。
出来上がりがこちら!
付け合わせのポテトはローズマリーとにんにくの香りを感じられるよう、生徒たちに試食をさせていただきました。
仔羊の香草パン粉焼き 仔牛のジュで ローズマリーポテト添え
次は、デザートです。
ブランディ―、キルシュ、グランマニエ、コアントローの順でフランベ。
炎が上がるたびに歓声があがるので、「君たちを喜ばせるためにやってるわけじゃないよ~」と笑いながら先生
デザートはアイスが使用されていたので、出来上がったものをその場で食べさせていただき
生徒たちの美味しそうな表情がとてもかわいい。
最後に西洋料理は食材に手を加えるほどに美味しくなるということをおっしゃいました。
小田先生、大迫先生、田島先生、
お忙しい中、杉森食物科の生徒のために貴重な時間をいただき、本当にありがとうございました。
ホテルニューオータニ博多
https://www.kys-newotani.co.jp/hakata/
照右ェ門窯 株式会社カマチ陶舗
"Kamachi - toho co.ltd"