づれづれ気儘日記です

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立場が違う・・・

2013年01月16日 23時19分11秒 | 日記

 大阪の体罰による自殺の問題で、

市長は、入試自体を中止にするべきだと盛んにアピールしています。

決めるのは、教育委員会、ひとつの意見なんだと思うものの、

ちょっと奇異に感じるのは、多分立場の逆転からなのかな。

 大津のいじめ自殺問題では、市長さんは、何度も生徒の家に通って謝罪をしていた。

責任は、市長自身と思われてのことかと思う。

 大阪の市長は、いつの間にか批判、批評する立場に変わっている。

体罰は悪であり、そういう学校での入学は許せない・・・・・・。


 そういう理屈に、パフォーマンス的なモノを感じるのは、私だけなのかな。

もし、普通高校でこういう体罰的な自殺があったら、

その高校の入試、入学はさせないという理屈になっていくのではないかな。

 この段階で、体育学科のみの入試の中止を声高にアピールしたというのは、

何故か議論のすり替えのような、変な違和感を感じてしまう。


 一人の高校生が命を絶った、という事実に対して、

真摯に向き合っているのか、問い質したいくらいだ。

既に在籍している生徒たち、そしてこれから入学したいという生徒たち、

その目線に立った発言、提案とはとても思えない。


 恐ろしいくらい、身の置き場所をすり変えてしまう才覚のある市長だな・・・・・。

・・・・・・かなり嫌味な言い方をしたけど、ホントにおかしいでしょう。

芥川賞が新鮮

2013年01月16日 22時50分38秒 | 日記

 今年の芥川賞は、75歳の新人、黒田夏子さんが受賞したとのこと。

なんと75歳での受賞は、最年長。そりゃぁそうだろうと思って、経歴をネットで探すものの、

情報がほとんどない。

  しかし、75歳と言えば、後期高齢者に入る年齢。
  若い人の受賞が目立っているが、こういう方の受賞も、或る意味すごく新鮮。

 なんとか探すと、早稲田大学卒業後、中学の国語の教諭、校正の仕事を経て今に至る・・・・。

その程度しか情報がない。そして、東京出身、歌舞伎が趣味。


 数時間前の産経ニュースでは、

お母さんの結核での死後、5歳から物語を書いていたらしい。

つまり、物書き歴は、70年ということなんだろう。


 そして、ちょっとマイナーな早稲田文学新人賞を昨年とって、

初めての出版にこぎつけた所だったそうだ。

 早稲田文学賞、というのも最近は休刊気味で、

選考も一人だけで行っている弱小(?)な賞のよう。


 なんとか1冊でも自作を本にしたかったと言われている。


 そして、受賞の弁では、

 「今更いただくのも…とたじろいでいる。縁がなさそうだ、と何十年もあきらめていたから。」

 謙虚な物言いだが、

 「あまり向き合いたくないことも多くて避けてきたけれど、一度は書かないと、と。

  時間がたったからこそ書けたのかもしれない。」

 かなり芯の強い作品の香りがするな・・・。


 8歳で終戦を迎えて、旧かな遣いから新かな遣いになって、

それが今回のスタイルにも影響しているとのこと。

カタカナのない、横書きの平易な文章の作品だそうだ。


 どのような人生を送ってきたのか、

作品にはそのエッセンスが盛り込まれているよう。

いや~、久し振りに芥川賞の受賞のニュースに、ワクワクさせられた。


 また、久し振りの読書の一冊になるのかな。

読む前から、興味津々^^・・・。ゆっくり紐解きたいなぁと思う。