この数カ月、週末は大概DVDを見るのが習慣になってきている。
我が家の暗黙のルール。…DVDと朝の連ドラ、大河ドラマは一人で見ない、というのがある。
普段働いているお母ちゃんは、平日結構お疲れモードなので、
週末にまとめて見る、というのがうちのルールになっている。
別に話し合って決めたわけではない。
が、長年一緒にいると、自然とそんなルールになってきた。
・・・つまり、一人で見たということが分かると、
お母ちゃんの機嫌が微妙~~に悪くなるということから自然とそうなったという訳だ。
(同じ処を歩いていると、そこに道が出来るというのと同じみたいなものかも。)
DVDは邦画を見ることが多いのだが、この処ハマった映画がある。
それは、今頃遅い!!と言われそうだが、、、『フィッシュストーリー』。
原作は、伊坂幸太郎さんで、監督は、中村義洋さん。
あまりにも面白くて、夫婦で二度も見返した。
邦画でもこんなに洒脱で、面白い映画があるんだと、正直感動した。
結構有名な原作者と監督だそうなんだが、今まで全く知らなかったので、
その延長で、ほかの作品も楽しく見させてもらった。
『ゴールデンスランバー』『アヒルと鴨のコインロッカー』『ポテチ』。
そして、監督は違うが、『Sweet Rain 死神の精度』『重力ピエロ』。
伊坂幸太郎さんの原作の映画化されたものは、残り数作品のみになった。
それぞれの作品は結構ストーリーもモチーフも異なっているので、
なかには今一つかなぁと思う作品もあったのだが、それでも面白さはそれぞれあって、
楽しませてくれる作品が多かった。
でもそのなかで、我が夫婦に絶大なる面白さを提供してくれたのが、なんといっても、
『フィッシュストーリー』というわけだ。
もう5年ほど前の作品で、今更なのだが、時系列が錯綜して、
奇想天外な出来事が解明していくという、その解き明かしの過程がなんとも面白い。
また、当時の時代背景を思い出したりもするので、
今見ても何の遜色もなくて、逆に面白さが増してくる感じがした。
それと斉藤和義さんの曲、激中の逆鱗さんたちの歌もいい。
夫婦でDVDを見て、何気なく交わす会話は、ときにはお互いの感受性を無視したり、
けなしたりすることもあるのだが、それも分かったうえでほぼ毎週欠かさないこの習慣、
かなり癖になってきている。・・・夫婦円満の秘訣という訳ではないのだが^^;・・・・・。