年末、新規上場を達成しようという会社が増える。
上場という目的を果たして新年を迎えたい、
そんな企業家が多いんだろうと思う。
今年は比較的市場の環境も良くて、上場するには絶好の機会のようで、
結構多くの企業が上場しようとしている。
そのおこぼれ的に甘い汁を吸おうと、
IPO(新規公開株)抽選にひたすら応募している。
なんせ発行株式の少ない銘柄だったりすると、
その高騰額は半端ない。一応初日の値幅制限はあるが、
2日3日、値が付かないこともあったりすると、
単位株でも100万円以上の値上がり(利益)もあったりする。
(こういうのはさすがに毎回はないが。)
しかし、当たることは、、、、まれである。
今は証券口座を4つもっていて、
この時期に結局43のIPO(新規公開株)抽選に参加して、
当選2銘柄。補欠4銘柄。(補欠の繰り上げはゼロだった・・・)
まだ4銘柄ほど抽選は残っているものの、当たる確率は5%以下である。(涙)
そしていつも、IPOに関して、なんでやねん、と思うのは、
証券会社ごとにそれぞれの抽選のルールが違うこと。
申し込み方法や抽選日、お金の拘束の有無が異なることが
いまだに釈然としない。
同じやり方に統一してくれれば、もっと楽になるのに。。。
なけなしの資金をやり繰りするのは、案外面倒で厄介なのだ。
その点、一番楽なのは野村。申し込みをすれば、それだけでOKだし、
当選、或いは補欠当選になった時に申し込みのお金を入れればよいので、
資金のやりくりを考えなくてもいいのだ。
(おまけに入金は即日だが、出勤は次の日、という会社ばかりなので、
どうしても資金を動かすのにロスが1日は生じてしまう。)
ところがブックビルからお金が必要な処だったりすると、
そこから購入申し込み、抽選日までの資金の拘束期間が長くて、
資金がしばらく固定化してしまうわけだ。
各社のルールを統一するくらいはそれほど難しいことではないと思うのだが、
証券業界は案外古臭いところも残っているのか、
いまだにそういう動きはない、と思う。
それともうひとつの、なんでやねん。
それは、抽選の透明化が担保されていないということ。
公明正大ですよ、と謳っている証券会社はあるのだが、
一部では得意顧客に優先的に配分している、ということろもあるらしい。
IPO銘柄の株価が相当高い確率で騰がるのは明々白々で、
誰しもが欲しがる株式なのに。大口顧客に優先的に回っていく、なんでやねん。
上場時に大きく上がらなくても、間違いなく勢いのある会社がほとんどなので、
4半期、半期、長くてもその期中に騰がってくるのはほぼ間違いない。
(100%とは言えないけど。)
なので、その抽選の公明正大さを実行してほしいな、ということ。
この二つが証券業界で実際行われたら、ありがたいなと、
今年の年末のこの時期にもつくづくと思う。