日本テレビのドラマ、『明日、ママがいない』。
・・・随分物議を醸しているみたいだ。
初回を見て、すべて否定的に物言いをするのは良くないことかもしれないが、
あまりに現実離れした背景、環境にかなり驚かされ、これでは酷すぎるんじゃないかと・・・。
素直な感想として、
養護施設であんな形のグループホームみたいな処があるか、
養護施設の職員が暴力をふるうのだろうか、そして、体罰を与えるのか、
元の自宅が施設の近所で、子供が帰れることなんてあるのだろうか、
お前達はペットショップのペットと一緒、なんて暴言を吐くだろうか、
里親があんなに安易に決められるものだろうか、
児童相談所の職員が一人で動き回ったり、勝手に情報を漏らしたりするだろうか、、、、
・・・現実的にあり得ないことが多すぎる。
ドラマだから、多少の誇張が脚色としては有り得るかもしれないが、
脚色とは言えないくらい、現実離れしたフィクション…酷過ぎないだろうかと。
なにかが言いたい、というのはドラマを作っている側からは、当然の主張だと思うが、
それはある程度現実を踏まえないといけないと思う。
いくら最後に、この物語はフィクションです、と書かれていても
実際にこういう境遇の人は、この社会に現実に居るわけだし、
その人達に対する配慮は、あって然るべきではないか、と思う。
その点が、このドラマでは異常に欠落している感じがする。
ちゃんと現状を確認したうえで、作っていると思えないのだ。
日本テレビは、継続して、これからの内容を見てほしい、と言っているようだが、
個人的にはもう見たくないな、と思っている。
あまりに重たい内容だし、余りにも現実を無視し過ぎていて悲しくなるから、だ。
そして、一番悲しいと思ったのは、
芦田愛菜ちゃん、鈴木梨央ちゃんの凄まじいくらいの演技力、表現力を
こんな内容のドラマで疲弊させてほしくないな、ということだ。
彼女達の並はずれた女優力は、ホントにすごいと思う。
この作品が継続されて、もし彼女たちの評価に及んだりするなら、
それは、なにがあっても絶対にあってはならないと思う。
子役とはいえ、輝く時期はそれぞれ異なるだろうが、
この二人の共演は、なんとか違う舞台で実現させてほしいなぁと個人的には強く思う。
・・・日本テレビ、、、まさかだが、この物議を想定内・・・、なんてこと、
・・・確信犯でないことを祈りたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます