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脱田舎

2022年01月16日 21時56分35秒 | 日記
 墓の引っ越しを去年から段取りしている。

田舎のお墓からの撤去が終了し、

あとはこちらの新しい墓地への設置を待つのみという状態まできている。

お墓も地方によっていろいろと違うようで、戸惑いながら、なんとか業者を決め、

墓地も決めて、ここまでたどり着いた感じがする。

まだまだお墓の引っ越しは一般的ではないな、と実感した。

引っ越しではなく墓じまいは周りでも何件か行われて、結構ポピュラーになっている気がするが、

引っ越しは、それほど一般的ではないと感じる。

やはりご先祖、ご遺骨の移動には気が引ける、という精神的なこともあるのかなと思う。


しかし、将来の子供の負担を考えると、

とにかく近くへの墓の移転はしておかないといけないと思った。



 そして、ついでみたいなことになるが、

住んだこともないのに本籍地になっていた田舎の住所を現住所に異動した。

六十数年間ずっと本籍地だった住所を換えたのも、何となく自分の中では大きな出来事だ。

本籍はどこにでも設定ができるらしいが、何度も異動すると、

亡くなった時に手続きが面倒になるらしい。

しかし、住んだこともないところが本籍地だと何かと不便だった。

今更、とも思ったが、このタイミングしかないと決心した。

田舎には、もう本家もないし、親戚もほとんどいなくなっている。

これでお墓を移転すれば、もう行くこともなくなる。

これまで何やかやと法事や墓参りで何年か毎に500キロの道のりを帰っていた。

電車にしても車にしても、この距離は年を取ると、苦痛でしかない。

帰省、という感じではないし、これでお墓の移転が終われば、

おそらく二度と行くことはないだろう。


 田舎が嫌いではない。

子供の頃から休みになると家族で帰省し、地元の観光地で遊んだり、川遊びや

親戚の子供たちとのトランプ遊び、行き帰りの蒸気機関車や瀬戸内海の船旅、、、

思い出は多い。


 とはいっても現実を思えば、どこかに旅行に行くのも、

田舎を通ってからの観光旅行がほとんどで、帰省のついで、

墓参りのついでの家族旅行ばかりというのが現実だった。

今更引っ越ししても、という思いもあったが、これから自分たち夫婦が亡くなった時、

もうそんなに先のことでもないだろうし、

子供たちの手間を考えると、元気な今のうちにやっておかないと、

もう気力もなくなってしまうかもしれない。


で、いろいろと夫婦で考えて、田舎を引き払う決心となった。

お墓に入っている我が父母には、悪いけど納得してもらうしかない。



 新しいお墓は、将来墓じまいする際には、合同碑に入れてもらえることもできる。

これで一安心かな。



 終活はまだまだ続きそうだ。




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