このところ映画(DVD)があまり観れていない。
忙しいということはなくて、ただばあさんとの時間がうまく合わないというだけなんだが、
月4本のDVDのレンタル契約が勿体ないような気がしてくる。
そして、ようやく日曜に観たのが『関ヶ原』。
相変わらず邦画しか観てない。というか、観れない・・・。字幕が苦手で治らない。
この映画はまだ去年の映画で、結構な大作なのだろうが、
感想としては、今一つ面白くなかった。
年齢のせい、という訳ではないと思うが、セリフ回しが早すぎるのと、
ストーリーの展開が早すぎて、ついていけなかったというのがその原因。
わざとそういう手法をする映画なのかな、とも思ったりしたが、
なにせ聴き取れなくて、何を言っているのか分からずに物語が進んでいく。
DVDなので、巻き戻しながら、セリフを確認してみてもいいんだが
そんな映画って、あっていいわけもないし。
巻き戻しをするのはやめて、集中して観る。だが、
段々と場面の意味が分かりにくくなってくる。
諦めて理解が深まらないまま、流して見ていると、
血が流れる怖さだけが際立ってきて、なんとなくつらくなってきた。
映画って、理解できなければ、どんなにいいことを描かれていても、
なにも響かない。
せっかくの司馬遼太郎さんの原作も、キチンと昇華できてなければ、
なんのこともない、単なる学芸会のようなものになってしまう。
垂れ流しの演劇ほど見ていて面白くないものはない、と思う。
大作のような感じの映像、場面の迫力は感じられたけど、
せっかく時間とお金を掛けるんだったら、もっと違う作り込み方があったんじゃないのかな、
そんなことを観終わって思った映画だった。
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