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3年目のチャンス

2014年07月08日 11時41分21秒 | 日記
                 *** 散歩道のアガパンサス ***


 ソフトバンクからメジャーリーグに挑戦していた和田毅投手。

一昨年の肘の手術を乗り越えて、明日、3年目にして初めてのメジャーのマウンドに上がる。

 今年はシカゴ・カブスとマイナー契約からスタート。3Aで9勝をあげていた。

しかし、なかなかメジャーには上がれずにいた。



 所属しているシカゴ・カブスは、現在地区最下位。

 そしてこの時期のメジャーリーグは、トレードの最終時期になっていて、

地区優勝を目指すチームは補強に躍起になる。

逆に優勝をあきらめたチームは、来年以降を見据えたチーム作りを目指すことになるのだが、

カブスは、主力2投手を放出して、和田をメジャー40人枠に昇格させ、

そして、いきなり先発起用をするという思い切った策をとった。


 和田投手が先発型の投手とはいえ、メジャーでいきなり先発させるというのは

余程鳴り物入りで入らない限り、そうそうあるものではない。

おまけに33歳という年齢。決して若手と呼べる年齢ではないし、

むしろ投手としては敬遠されるくらいの年齢で、遅すぎるデビューだ。

・・・なので、なんとなくシカゴ・カブス、好きになりそうなチームではある。



 和田投手は、ブログでもカブスとファンに対する感謝を書いている。
 http://ameblo.jp/tsuyoshi-wada/

150キロを超える速球があるわけではないが、彼の投球は大好きだ。

ピッチングの妙は、彼のような投手を見るのが一番よく分かるし、楽しい。

とはいえ、彼は性格も謙虚で真摯なところがある。

投手は多少わがまま、自己主張が強いくらいの方がいいので、

若干メジャーのマウンドで彼の優しさがわざわいするのでは、と心配な面はある。

しかし、2年余り、メジャーのマウンドに上がれなくても、くさらず、

そして、今年は3Aで地道に勝利を積み重ねる頑張りで得たメジャー昇格。

性格的な弱点を乗り越えて、精神的に大きく成長していると思いたい。

しかし、勝利の女神が微笑むかどうか、

これだけは神のみぞ知る、なのかもしれない。



 彼自身、『これが最初で最後のチャンスかもしれない。』と言っているのだが、

悲壮になり過ぎずに、逆に開き直るくらいの感じで自分のピッチングをしてほしいと、

心から願っている。


 しかし、残念なことにテレビ中継は有料チャンネルしか放映されない・・・。

残念だが、我が家では契約してないので、

ほぼ同じ時間に放送される田中マー君の中継を見ながら、

和田投手の途中経過を聞くしかなさそうだ・・・・・。

  ・・・むちゃくちゃ、くやしい・・・







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