スサの邑

畑の様子、明日葉の驚異的な魅力や食物繊維のこと、腸内細菌などの微生物や自然環境のことなど様々なことを発信していきます。

「昆虫の世界」

2023年05月10日 | 自然

あしたば悠々倶楽部通信 2023年5月号NO.35 より

特集「昆虫の世界」 NHKスペシャル「超進化論」2022年11月13日放送分より

微生物の世界、植物の世界と紹介してきた特集、今回の主役は「昆虫」です。昆虫は脅威の適応力で14億年も前からあらゆる場所に適応して生きぬいてきたようですよ。

〇 あらゆる場所に適応してきた昆虫たち

地球上の全生物は200万種在ると言われています。私達哺乳類は6千種、植物は40万種、昆虫はなんと100万種にも及ぶようです。これほどの種の爆発をもたらしたのは、昆虫の脅威の適応力のおかげです。それは「飛翔力」と「完全変態」です。

〇 昆虫の飛翔力は型破り!

昆虫の飛行は現代の科学では一般的ではない、型破りなメカニズムを使った並外れたものだそうです。鳥よりもずっと小さな羽を持つことで、世界の隅々にまで適応し行き渡ることが出来る昆虫。しかし羽が小さいと落ちてしまうはず、、なんと昆虫は独自の飛翔能力を進化させていたのです。この昆虫の独自の羽の動かし方はぜひ動画で!!NHKのサイトから10分間の番組ショート動画が配信されています。)

〇 昆虫だけの魔法「完全変態」とは!?

幼虫からサナギそして成虫へ、全く違う生き方を可能にした「完全変態」。実はこの進化こそがどんな環境でも生きられる昆虫の適応力を加速させた一つの要因なのです。たとえばバッタやカマキリなど完全変態しない昆虫は、卵から成虫まで同じ環境に住むため、環境が限定され種数が限られてしまいます。幼虫時期をイモムシで過ごす昆虫は森の中、土の中と、適応できる場所を広げていったのです。

〇 圧倒的な多様性!

完全変態する昆虫は89万種。飛翔能力のある昆虫は約9割。独自の適応戦略によって圧倒的な多様性を実現したのです!底知れぬ多様性が昆虫の世界にはあるのですね。それぞれにかかわりを持って生態系が出来上がっています。どの生き物がどれだけ重要かということはまだ分かっておらず、だからこそそれぞれが尊く美しいのだと番組では言われています。

 

 


畑 N地

2023年05月10日 | 

畑 N地です。右端はあぜ道、明日葉の苗を植えた後に刈り取ったあぜ道の草を敷きました。隣は果樹が植わってます。

昨日はN地に明日葉の苗を100株ほど定植しました。
篠山も7日は大雨に近いほどの雨が降りました。
2号地などはもちろん畝の谷に水が溜まっていて、トウモロコシや枝豆やインゲンなどの定植に難儀しています。
とはいえ、今までよりははるかにマシではありますが。

N地も水捌けが悪いので、谷に水が溜まっているはずですが、作業の段取りの関係で、昨日に植えてしまうつもりでN地に行きました。
ところが、なぜか明日葉を植える畝の谷には水が全く溜まっていないのです。
明日葉を植える畝は、畑の南端に急きょ畝を立てて、実は排水口につなげていませんでした。
排水口とつなげる作業も昨日するつもりでした。

7日は夕立レベルではなく、一日中かなりの雨が降っていたので、N地のあたりもそれなりの雨量だったはずなのに、排水もしていない谷に水が溜まっていないことにびっくりしました。
カバークロップを植えている畝の谷はそれなりに水が溜まっていましたが、それも前に比べるとずいぶんマシでした。
ただ、地力はないみたいで、カバークロップとして蒔いたライムギはあまり成長しないで草に紛れています。
まあ、カバークロップだから草でも構わないのですが。

なんだか急に水捌けが改善したようで、作業の予定が立てやすくなりました。
2号地も11月にお返しするので、梅雨蒔きのニンジンや9月から植える作物はN地になり、その準備をしなければなりません。
N地を購入した時点では1号地・2号地の返還の話はなかったので、果樹を植えたあと、他は1~2年はカバークロップを植えて、のんびりと土壌微生物を豊かに育てるつもりでした。
それで多少は水捌けが良くなると期待していたのですが、特に何もしていないのに水捌けが良くなっている感じで、ありがたいことです。