すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

首相の「無恥」と有権者の「無知と無恥」・・・

2020年02月08日 | 日々思うこと

昨朝は氷点下3.9度から、日中には陽が差して気温は上昇し10度近くの寒暖差です。夜にはまた冷え込み、立春を過ぎての“越後の余寒”を感じます。

朝方の庭の燈篭はスヌーピーの雪形がくっきりでしたが、日中には少しづつ融けてしまい急いで撮りました。

午後2時過ぎに衆院HPから予算委員会生中継を視聴です。今国会では首相の野党議員への矛先は異様で、さらに公文書管理や名簿の破棄などの大臣答弁の醜態で、黒岩宇洋議員の質疑も中断し長い「休憩」からとうとう「散会」となりました。

ところで首相の厚顔無恥について、サンデー毎日( 2月16日号)の青木理さんのコラム「抵抗の拠点から」では、首相を「無恥」と断言です。青木さんは何年か前に現首相の生い立ちやルーツを取材したことを一例に、『これは本当に「無敵」である。どれほど強烈な批判にさらされても、そんな批判は「右から左へ通り抜けて」しまう。どうしてこれほど「無知」で「無恥」な人間が7年以上も首相を務められるのか。残念ながら、それは有権者の「無知」と「無恥」と決して無関係ではない』と指摘です。

有権者は自民一強に眼を背けていては取り返しがつかず、危うい未来になってしまうことでしょう。 

gooから届いた一年前のブログでは「抜けるような青空の外出からの帰途、こんな日は頚城の山々を撮らねばと、いつもの姫川桜づつみへ立ち寄りました。写真左のドーム焼山から右の猫の背の雨飾山の稜線がきれいで、手前の田んぼには雪がなく春がもう直ぐのように感じます」と・・・。 快晴のスキー授業とメルケル首相の来日と 


今期一番の冷え込みと前代未聞の検察トップ人事! 

2020年02月06日 | 日々思うこと

立春を過ぎ暦の上では春の昨日、上越・糸魚川・妙高三市には「大雪警報」の発令で、今朝方には気温が一気に下がって氷点下の今期一番の冷え込みです。街なかでは市の除雪車が出動するには至りませんが、山間地ではかなりの積雪で営業を待っていたスキー場は大喜びのことでしょう。

新型コロナウイルスの感染拡大でマスクが品薄になり価格もどんどん上昇です。昨暮れに求めたアルコール除菌スプレーのドーパー酒造の「ドーバーパストリーゼ77スプレーヘッド付500ML」の残量が少なくなったので再注文を、ところがamazonnで何と2倍の価格になっているのでビックリです。

もう少し早目に注文をしていたらと後悔先に立たずで、まあ残りを大事に使うというのもおかしなことですが、しばらくは注文を控えることにします。我が家ではこの他、玄関下駄場の上にはアルコール消毒スプレーを置き、私の“安否確認”に来る隣りの孫が使っています。

ところで先日、国会の予算委員会を視聴していたら、東京高検検事長の黒川弘務氏(62)の定年を延長する異例の閣議決定も伝わって驚きです。文春オンライン https://bunshun.jp/articles/-/31212

そんなことで4日の衆院予算委員会で「桜を見る会」について、立憲民主党の黒岩宇洋議員(新潟3区選出)を激しい口調で「ウソつき」と言うアベ首相の厚顔無恥といい、この国の政治はどこまで暴走するのかと肌寒さを感じる終日です。


立春の季節の変わり目を政治の変わり目に!

2020年02月04日 | 日々思うこと

今日は立春、季節の変わり目ですが昨日よりも一気に気温が下がって肌寒い一日です。9時からの国会中継、衆院予算委員会に耳を傾けると、「募る」と「募集」の同義語も分からない首相答弁に象徴されるように少しづつ綻びも見え始めています。

「桜を見る会」は政治団体である首相の後援会が深く関わり、ホテルでの前夜祭の夕食パーティーの1人5000円という会費領収書にも問題があることは明瞭で、「桜を見る会」野党の追及本部の成果も現れてきました。

ところが“事件の犯人”がなかなか白状しないことでフツーの国民の受忍限度を超えて、世論はいつまで野党はサクラを取り上げているのか、コロナウィルスの方が大事という声もあるようです。しかし、ここであいまいにしては“モリ・カケ・サクラ”がIR法まで続いてしまい、アベ政権の支配構造の大問題と受け止めています。

ところで昨日の節分の豆まきは昨年に続き省略・・・。ところがgooから届いたブログで、一年前はしっかりと豆まきをしていたことが伝わってきました。大豆の自給率が7%程度で輸入大豆が大半なことや、「我が家では昔から豆まきは落花生で、大豆の記憶がありません。大豆は五穀の一つで“穀霊”が宿るとされ、コメに次いで神事に用いられ“悪霊”を払うことで厄落として節分にも使われてきました」と書き込んでいました。

節分の「鬼は外、福は内」のごとく、“政治の悪霊”を払うことはもっと大量の豆が必要のようで、せめて諦めずに注視してゆきたいものです。そんなことで記憶はあいまいでも記録を残すっていいことですね。


自衛隊護衛艦の中東派遣と“戦争前夜”

2020年02月02日 | 日々思うこと

如月2月に入って早や二日、海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が中東へ派遣で、本日の横須賀基地の出発式でアベ首相は「国民の生活に直結する極めて大きな意義を有する」と述べていました。自衛隊が海外に派遣される初めてのケースで、情報収集が目的とはいってもとうとうここまで来たのかの思いです。

今夜のニュース番組では、新型コロナウイルスにウエイトで、自衛隊護衛艦の海外派遣が伝わってこないのはなぜでしょうか。仲代達矢さんの「戦争を何たるか知らない政治家・・・」が頭を過ぎり、静かな“戦争前夜”を感じてしまいます。

市内根知谷のシーサイドバレースキー場は雪不足で今シーズン営業中止になり、日曜日の下の孫はパパと長野方面のスキー場へ・・・。上の孫は先日のスキー授業で安塚キューピットバレーへ、「雪が少なかった」と・・・。

夕方、孫たちの根知の“ばば”さんからお手製の恵方巻きとお稲荷さんが届きました。今年の恵方の方角は西南西ですが、すっかり忘れてパクパクです。明日は節分、翌日は立春、里山にはこの暖かさで蕗の薹が出始めているそうで、雪がなくとも春待ち遠しい2月のはじめです。


睦月の終わりの初雪と、原発運転停止判決のたった二人の裁判長

2020年01月31日 | 日々思うこと

睦月1月の終わりの今朝は庭に薄っすらと初雪(?)で、霙(みぞれ)のような霰(あられ)のうな積もるほどではないものの何だか懐かしく感じます。

新型コロナウイルスが2003年のSARSを上回る感染拡大で、昨日の菅官房長官の記者会見に耳を疑いました。中国武漢から政府が手配した民間チャーター機で帰国した人に、エコノミークラスの正規料金にあたる1人約8万円(税別)を請求するという方針に驚きです。

野党だけでなく与党幹部からも「政府で負担するべきだ」と異論が出ており、本日の衆議院予算委員会でアベ首相は、政府が負担する方向で検討する考えを明らかにしました。またWHO(世界保健機関)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」宣言を受けて、法律に基づく「指定感染症」などを明日から施行です。首相主催の「桜を見る会」の私物化を考えると、航空運賃は政府が負担しても納得する国民が多いのではと思います。

一年前のブログで、隣りの孫の家の2階の窓から春のようなポカポカ陽気の夕陽の黒姫山を撮っていました。「少雪で、庭の桜の枝先も少し膨らんできたようで、お日さまの力はスゴイですね」と書き込んでいましたが、今年はさらに地肌が見える少雪の黒姫山です。

明日土曜日の天気予報は雪マークですが、どれくらいの積雪になるでしょうか。体調が芳しくない日が続く中で、1月を乗り切って如月2月を迎えることに感謝の思いです。そしていつも拙いブログを読んでいただき、ありがとうございます。

「永田町異聞」サイトで、全国各地で提起された原発訴訟で、原発の運転を止める判決を出した裁判長はたった二人であることを知りました。 樋口元裁判長が原発を止めた恐るべき理由


証拠ありあり!!首相の「桜を見る会」の私物化

2020年01月29日 | 日々思うこと

昨日も強風ながら気温上昇で、衆院予算委員会の質疑を視聴し野党議員らの追及に耳を傾けました。首相主催の「桜を見る会」について、野党は公的行事の首相の私物化を前日に続き“証拠”を示しながら追及です。

アベ首相の地元事務所が、“功績・功労”と関係なしに参加者を募集した疑いを指摘されると、首相は何と「幅広く募ったが、募集はしていない」などと苦しい答弁の繰り返しで、「募る」ことと「募集」の意味が分からないようななので笑ってしまいました。なにわともあれ「桜を見る会」は国民の税金で行われていることを忘れたかの答弁なので呆れてしまいます。

さらに首相枠について「活躍されている人を幅広く把握する観点から、妻の意見を聞くこともあった」と述べ、妻の昭恵氏の推薦も合わせて地元事務所に伝えていたことを明らかにしました。

また昨日は午後から、上越の友人Fさんが“春色の花たち”と久しぶりに来訪です。雪がなくとも花屋さんへ出かけることがなかっただけに優しいバラたちに癒されるひと時です。

今日は最高気温が13度を超える4月の陽気で、上越の娘が来てくれたので市内あちこちへ所用で回ることができました。そんなことで本日の参院予算委員会の視聴はパスで、夜のニュース番組でキャッチです。

例年この季節は“春待ち遠しい”心境ですが、すでに気温は春ですから嬉しい反面、農家などへの影響を考えると喜んでばかりはいられない昨今です。


政治の劣化と映画「アフガニスタン用水路が運ぶ恵みと平和」

2020年01月27日 | 日々思うこと

記録的な暖冬少雪で週末の県内の雪まつりやイベントは中止が多く、近隣の妙高市では来月開催の全国高校総体も雪不足で山からスキー競技場へ、自衛隊員らが運んでいる様子がローカルニュースから伝わってきます。

今朝は9時からNHKで衆院予算委員会の国会中継で、立憲民主党ら野党から「桜を見る会」やIR汚職、選挙とカネの問題などが真剣に追究です。ところが首相の相変わらずの開き直りの答弁が続き、これっていったい何なのか、国民軽視の“ゴマカシ政権”に呆れ果て政治の劣化を痛感です。

一昨日書き込んだ絵本作家浜田桂子さんら日中韓の「平和絵本プロジェクト」や、アフガンで凶弾に倒れた中村哲さんらの活動をみると、日本の自民党を中心とする政治家にはとてもできない崇高さを感じます。ペシャワール会の中村哲さんの行動の原点は、困った子どもが泣いていたら「どうしたの?」と聞くでしょうと・・・。さて、アベ政権は何を運んで国民へ恵みと平和をもたらすのでしょうか。

吉永小百合さん朗読の映画『アフガン用水路が運ぶ恵みと平和』』が2月11日、都内文京区民センターで開催されることを「憲法を考える映画の会」HPで知りました。

http://kenpou-eiga.com/?p=2491

今日は夕方から南風の強風とあって気温が上昇で、関東地方では小雨で冷え込み明朝は雪の予報の終日です。


日中韓3カ国共通の絵本「へいわってどんなこと?」

2020年01月25日 | 日々思うこと

去る17日のNHKあさイチのプレミアムトークで、絵本作家の浜田桂子さんが登場し気になっていました。番組ではデビュー作「あやちゃんのうまれたひ」(福音館書店)をはじめ「へいわってどんなこと?」(童心社)、「わらう」(福音館書店)「てとてとてとて」(福音館書店)「まよなかかいぎ」(理論社)「るすばんかいぎ」(理論社)などの絵本が紹介されました。

浜田桂子さんは今までに20冊以上の絵本を発表し、お話しの多くは「命」「家族」「きょうだい」がテーマで、中でも「へいわってどんなこと?」は、15年前にスタートした「平和絵本プロジェクト」の一冊として浜田さんが書き下ろした絵本です。

また2010年から2018年にかけて、日中韓の3カ国で共通する11冊の絵本が出版され、ご自身が作家生命をかけて書いた絵本「へいわってどんなこと?」が先月、香港で出版されたばかりだそうです。

この「平和絵本プロジェクト」は、浜田さんら日本人作家が中国・韓国の作家に呼びかけて「平和」をテーマに書き下ろした絵本を3か国で出版、多くの子どもたちに届けようという絵本史上初の試みです。

これまで3か国の作家の間で交わされた議論など、絵本完成までの制作秘話を番組ではじめて知りました。そしてこのところ政治的にぎくしゃくしている日中韓ですが、民間レベルでの文化交流の高さに目を見張りました。

浜田さんは1947年埼玉県生まれで、写真はNHKあさイチHPからお借りしました。

また「マガジン9」で『浜田桂子さんに聞いた「戦前への反省」を投げ捨てて「子どもを粗末にする国」になった日本』を取り上げています。 https://maga9.jp/200122-2/?fbclid=IwAR2GpaZr9RJC79WqvnM4csYL-Wiu5Yt7hGbW4_rjP84UfqNHx6blcVK-Bzs


開き直りとフェイクがまかり通るアベ政権

2020年01月23日 | 日々思うこと

今日は参議院でもアベ首相の施政方針演説に対する代表質問が行われ、桜を見る会や外交政策などについて論戦が交わされ、首相の開き直り答弁が続きます。こんな国会ではこちらの精神状態もおかしくなってくる思いです。 

NHK NEWS WEB https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200123/k10012255951000.html

さらに政府主催の東日本大震災の震災追悼式は来年までという菅官房長官の記者会見にがく然としました。「追悼式は発生から10年はある意味で1つの節目だ。同時に、地元で追悼式を行いたいなどという意見があった」と述べましたが、福島県は「政府から事前の説明はなく、報道や会見後の政府からの報告を受けて知った」と・・・。フェイクがまかり通る政権に明るい未来が見えてくるはずがありません。

「3・11」は被災地だけの問題ではなく、ヒロシマ・ナガサキと並んで日本全体の悲惨な経験で、政府レベルの式典は10年で終わりというアベ政権を憂い悲しくなります。そして福島原第一発事故の検証と収束はどうするつもりなのでしょうか。

作家で社会活動にもデモにも頑張っている落合恵子さんのメッセージです。

また前川喜平さんも「桜を見る会招待者名簿の管理簿不記載は問題の焦点ではない。問題は、アベ夫妻の支援者やお友達を総理枠で大量に招待していたこと、2千人に被害を与えたジャパンライフ元会長を総理枠で招待しその荒稼ぎに加担したこと、反社会的勢力まで招待していたこと。名簿がないから分からない」と言わせるな。」と・・・。前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民)


説明責任を忘れた首相の夢と希望強調の施政方針演説

2020年01月21日 | 日々思うこと

昨日は二十四節気の「大寒」で一年で最も寒さが厳しい時期ですが、糸魚川市の最高気温は9.9度でした。

また昨日は通常国会が召集され、午後から首相の施政方針演説に耳を傾けるひと時です。アベ首相は内閣の最大のチャレンジと位置づけ、全世代型社会保障制度へ「本年、改革を実行する」と夢や希望を強調です。

東京オリンピック・ パラリンピックは「世界中に感動を与える最高の大会」にと“復興五輪”と述べたものの、福島原発事故の放射能汚染対策や、首相主催の「桜を見る会」やカジノ統合型リゾート(IR)事業を巡る汚職事件へはスルーです。

さらに憲法改正について「歴史的使命」と訴え、与野党に論議を呼びかけているものの、昨年10月の2閣僚の辞任などの政権が抱える疑惑や不祥事には一切の言及もなく、「説明(任命)責任」という言葉を忘れたかのようです。何だかいつも騙されているような施政方針が続き、野党の今国会での徹底追及に期待するところです。

写真は2018年1月、北側の洗面所の窓から氷柱(つらら)と隣りの孫たちの家の屋根雪を撮ったもので、当時の大雪を思い出しました。そしてこのところ、ローカルニュースは各地の雪不足が一大ニュースになっていますが大雪は期待薄です。

ところで本日のLITERAで「安倍首相が施政方針演説でフェイク! 地方創生支援策の成功例として実名を出した移住男性が既に仕事を辞め転居していた」と・・・。、個人名を出してオカシな施政方針演説と受け止めていただけに納得です。 https://lite-ra.com/2020/01/post-5217.html


『手塚マンガで憲法九条を読む』と自衛隊中東派遣

2020年01月19日 | 日々思うこと

記録的な暖冬少雪が続く中で、日曜日の下の孫は朝から長野県栂池高原でのジュニアスキー教室です。

孫の大好きな「鉄腕アトム」、解説が小森陽一さんの『手塚マンガで憲法九条を読む』があります。手塚治虫さんと旧制中学時代の同級生で、「鉄腕アトム」に登場する「お茶の水博士」のモデルの一人とされる渥美和彦さん(91)が亡くなられたそうです。

アトムの漫画の中にロボット法というのが出てくるそうで、「上越九条の会」fbではじめて知りました。[鉄腕アトムのロボット法] ●ロボットは人間に尽くすために生まれてきたものである。 ●ロボットは人を傷つけたり殺したりしてはいけない。 ●ロボットは作った人間を父と呼ばなくてはならない。 ●ロボットは何でも作れるがお金だけは作ってはいけない。 ●ロボットは海外へ無断で出かけてはならない。 ●男のロボット女のロボットは互いに入れ替わってはいけない。 ●無断で自分の顔を変えたり別のロボットになったりしてはいけない。 ●大人に作られたロボットが子供になったりしてはいけない。 ●人間が分解したロボットを別のロボットが組み立ててはならない。 ●ロボットは人間の家や道具を壊してはいけないと・・・ 。

今日は19日とあって全国的なスタンディングが各地で行われています。「上越九条の会」のかに池スタンディングで掲げた「自衛隊派兵は戦争です」は道行く人たちの目に留まったことでしょう。そして中村哲さんも「決して戦車や武器で解決しない、自衛艦 自衛隊員の中東派遣は止めて!」と・・・。


地震が起きる切迫度と活断層と原発

2020年01月17日 | 日々思うこと

阪神・淡路阪神大震災から25年目を迎えました。街を一変させた午前5時46分に合わせて各地で追悼行事が営まれ、静かな祈りが伝わってきます。

四半世紀を経た被災地では高齢化の波が押し寄せ、震災を知らない世代も増えていますが、あの日をきっかけに風化する震災の記憶を刻み、防災・減災の重要性は全国に浸透し災害ボランティアの輪は広がってきました。

NHK NEWS WEB では「地震切迫度 31の活断層で“震災直前と同じか それ以上” 」と伝えています。25年前の阪神・淡路大震災を教訓に国は全国で活断層の調査を進め、発生確率などのリスクを評価してきました。現在、地震が起きる切迫度が阪神・淡路大震災の直前と同じか、それを上回る活断層が31あり改めて活断層地震への備えが重要になっているそうです。

さらに去年1月1日の時点で「Sランク」と評価されているのは、全国の31の活断層で、このうち「糸魚川ー静岡構造線断層帯」や「中央構造線断層帯」、「三浦半島断層群」など8つの活断層帯の一部では、発生確率が8%を超え、阪神・淡路大震災の発生前より切迫度が高まっているという身震いのする思いです。

また本日、四国電力伊方原発3号機(出力89万キロワット、愛媛県伊方町)の運転差し止めを求めた仮処分申請について、広島高裁は運転差し止め地裁支部決定の取り消しのニュースです。11年3月の東京電力福島第1原発事故以降、司法による運転差し止めの判断は5例目です。

地震は大自然が相手で防ぎようもなく、原発は一度事故が起こったら大変であることは東京電力福島第一原発事故が鮮明に語っており、地震列島の日本では原発エネルギーに依存しない政策を進めていかねばと痛感する終日です。


小正月とペシャワール会村上優会長と亡き父と

2020年01月15日 | 日々思うこと

今日は“小正月”、雪国新潟はどこも雪不足でここまで来ると春の稲作など農業への水不足や、スキー場だけではなく除雪作業をお役所から委託されている建設業者も痛手であることが伝わってきます。

夕方のNHK新潟ニュース610で、昨年12月にアフガニスタンで銃撃で亡くなった中村哲さんが現地代表を務めていた福岡市のNGO「ペシャワール会」の村上優会長を取り上げていました。村上優さんは九州大学医学部卒業で中村哲さんの後輩で、上越市の国立病院機構さいがた医療センターに精神科医として勤務していることを番組ではじめて知りました。

番組では中村哲さんの意思を引き継ぎ、現地での医療活動やかんがい事業・農業支援などの取り組みを優しく語る村上会長です。国立さいがた病院といえば30年近く前、父が通院していたことで送迎のために私は免許を取得し、何度も合併前の大潟町まで行き来したことを思い出し、不思議なご縁にも驚きました。

“小正月”といえば昔々の茶の間の“繭玉飾り”で、父が神棚の下に大きな桑の木に餅をダンゴにして枝にくっ付けていたことを思い出します。その後、餅が市販の紅白の丸い玉に変わり、近年では孫たちの誕生で復活し、2015年のこの写真が見納めのようです。

次に父の思い出といえば大事に育てていた庭の黄梅(オウバイ)の鉢で、何年か前に枯らしてしまい市内の同級生のMさんから株分けしたものをいただきましたが、これもとうとう猛暑で管理が行き届かず枯らしてしまいました。

黄梅は梅の仲間ではなくジャスミンの仲間だそうで、今では香りすら憶えていない情けなさです。そして花言葉は「恩恵・優美・気高い」・・・、ペシャワール会と亡き父を思い出す今年の“小正月”です。

情けないといえば一年前の記憶もあいまいです。 古民家再生と人類の理想「憲法守れ」と訴えた人たち


再びゴーン被告逃亡と「認知症の第一人者が認知症に・・・」

2020年01月13日 | 日々思うこと

三連休の最後も朝から小雨が降り続き、降雪までには至りません。上越タイムス紙の「スキー場たより」では糸魚川・上越・妙高市14ヵ所のスキー場で積雪1メートルを超える所はわずか3ヶ所で、これではスキー場は大ピンチです。

ところで年末にレバノンに逃亡したゴーン被告について、日本のメディアは当初どこも同じ見解でしたが、日を追うごとに微妙に変化が見られます。昨夜のフジテレビ「Mr.サンデー」で弁護士の橋下徹氏は日本の刑事司法制度へ本音を展開で、ゴーン被告の主張に賛同していましたが日本国民としては反発し“ゴーン氏と日本国との戦争”と述べていました。

そんな中での前川喜平氏の見解です。そういえば以前、本と雑誌のニュースサイト/LITERAリテラでも政府の関与を掲載していたことを思い出しました。1月7日付けLITERA https://lite-ra.com/2020/01/post-5193.html

一昨日のNスペ「「認知症の第一人者が認知症になった」は病気の奥の深さもあり友人のfbなどや各方面で反響大です。いかなる人でも“死”を避けて通れない以上に、誰もが認知症への不安を持ち続けているということでしょうね。そう言う私も身体は日々ままならず残された時間の中で、せめて“脳トレ”とパソコンに向かったり新聞に目を通し関心のある番組は再放送を視聴です。

「「認知症の第一人者・・・」再放送は16日(木) 深夜午前0時55分(50分) https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586194/index.html

また「死者も成長する」という上野千鶴子さん、お母さんを早くに亡くしたと書き込みましたが、正しくは本日の再放送で上野さん40代の時でした。


Nスペ「認知症の第一人者が認知症になった」と上野千鶴子さんの「死者の成長」と

2020年01月11日 | 日々思うこと

土曜日は朝から風が強く、午後からは13度を超える気温です。夜9時からNHKスペシャル「認知症の第一人者が認知症になった」を視聴です。

人生100年時代を迎え誰もが認知症になりうる中で、認知症医療の第一人者の長谷川和夫さん(90)は、「長谷川式」と呼ばれる早期診断の検査指標を開発し、「痴呆」という呼称を「認知症」に変えるなど人生を認知症医療に捧げてきた医師です。

自ら認知症であるという重い事実を公表し、当事者としての不安や家族の葛藤・・・、専門医ならではの初めての気づきも記録されており、認知症になったら不確かな状態がずっと続くと思っていたが、正常な状態も確かに存在するということ。言葉が分からくなって話せないのではなく、「自分の言葉」に自信がなくなり殻に閉じこもってしまうということ。確かさを取り戻すためには他者との絆が重要であること・・・、何だかスゴイ番組を見てしまった思いです。

 

玄関に飾った今年の万両は赤い実が少なく、この原因は昨年にヤブコウジとも小さな蕾を花ガラとカン違いをして取ってしまったことです。 それでも少し残った蕾を大切に、赤い実を着けたので正月飾りにしました。

ところで毎週月曜日夜のEテレグレーテルのかまど」が楽しみで、今週は社会学者で日本の女性学をけん引する上野千鶴子さんの季節が来ると必ず作るというの「 母の焼きりんご」でした。 上野千鶴子さんは富山県出身で、44才でお母さんを亡くており悔やんでいることなどを語りながらの焼きりんごで、「死者は成長している」という言葉が心に残りました。

また団塊シニアさんのブログで「いい人生を送るにはマイナス思考は厳禁、もし病気になったらどうしよう、歩けなくなったらどうしよう、認知症になったらどうしよう。プラスの想像はそんなに出来ないのにマイナスの想像となると次から次と出てくる・・・、人生なるようにしかならない、そう考えよう。」と・・・。

今夜のNHKスペシャル「認知症の第一人者が・・・」に思いを寄せながら、いい人生とは気持ちの持ち方次第で“幸せ”の尺度も人それぞれで、上野千鶴子さんの「死者も成長する」を重ねる終日です。