すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

100年も続く「七夕の綱飾り」と、崩れない新潟県の学閥組織

2014年07月13日 | 日々思うこと

土曜の夕方、孫たちを根小屋の家まで送った時に、駒ケ岳を望み高く飾られた全国的にも珍しい「七夕の綱飾り」を撮りました。これは花嫁行列を再現し100年以上も前から続き、根知地区の4集落と公民館に毎年飾られて“夏の風物詩”となって行き交う人たちを惹きつけています。

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原発推進派の再稼動の動きがまた強くなって、原発の活用を前提に原子力政策の在り方を議論する経済産業省の総合資源エネルギー調査会原子力小委員会が11日、インターネットによる中継や動画の公開をしないということで驚きました。一部の委員から中継を求められたものの「(公開されると)意見を言いにくい方がいる」と、安井至委員長の方針のようです。不透明なベールに包まれた委員会で、国民の安全が保証されないままの再稼動はいったい誰のためなのか、政官学の癒着と経済優先の構図が見えてしまいます。


そんな中で日曜夜、滋賀県知事選で無所属新人で前民主党衆院議員の三日月大造(たいぞう)氏(43)が、自公推薦の元経産省官僚候補を破って初当選という吉報です。嘉田由紀子知事の後継指名として「卒原発」を掲げ、安倍政権の原発政策に対する根強い批判が勝利につながりました。しかし安倍政権は知事選の結果に関係なく、原子力規制委員会の審査をクリアした原発の再稼働をアベノミクスによる景気浮揚のために進めるというから呆れ果ててしまいます。


政官学の癒着と不正は国だけでなく地方でもまかり通っており、市内でも「不祥事が起こる度に信頼の回復をと、市トップが頭を下げている光景はもうウンザリ」という声が聞こえてきます。地方議会と行政、教育委員会との癒着の構造には無視はできないものがあり、当市における実態も少しずつ書き込んでゆかねばなりません。

11日付けのコメントで元教員の方から、100年も続く学閥組織のご意見に大きな反響がありました。「公孫会」(上越教育大学系)と「ときわ会」(新潟大学系)の2大学閥の他に「新陽会」(他大学系)もあり、新潟県は全国的にも際立っての異常さです。100年も続いた組織はそう簡単に崩れないようですが、児童生徒のための開かれた公教育に立ち返るべきではないでしょうか。

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日曜日の昼どきに能生の知人宅へ・・・、家で姫メダカ(?)をふ化させてたというのでたくさん分けていただきました。その後は小雨の中を上越の娘家族と合流し、「農家キッチンひだまり」で美味しいお蕎麦をご馳走になりました。臨席のお客さんから「スズキさ~ん」と声をかけられビックリ・・・、“真面目一筋”だった元議会事務局長さんで嬉しく思いました。

挿し木で大きくなった
庭の隅の薄桃色のムクゲは、今では剪定ハサミが届かないほど見上げるまでに成長です。夏の暑さにも負けず毎日咲き続ける逞しさと、もう直ぐ一歳の誕生日を迎える孫、そして半藤利一さんの「引き返す意思を示せる機会はまだ残っている」に、あきらめずに未来を見つめてゆきたいものです。