すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

ニュース雑感と「また来年・・・」

2014年09月10日 | 日々思うこと

このところテニス全米オープンの錦織圭選手の快挙に惹きつけられ、昨朝の決勝戦を見ようと思いきや、どこのTV局も実況中継なしで結果が出てからの録画放送でした。優勝こそ逃したものの日本人初の準優勝と「楽しい2週間だった、また来年も・・・」という錦織選手の爽やかさに万感の拍手です。

昨日、宮内庁から公表された「昭和天皇実録」ニュースに、メディア各社の報じ方を注視です。2億円の経費と24年余りの歳月で1万2千ページに及ぶ膨大な昭和天皇の生涯の記録で、一番関心のあることはやはり先の戦争についてです。1941年(S16年)9月5日、日中戦争が早く終わると言っていたが終わらないことへの叱責、「(中国)支那が広いというなら、太平洋はもっと広いではないか」とアメリカとの開戦回避などの言葉や、外交交渉での平和解決の提言・・・。昭和天皇は戦後、「戦争責任」を終生問われ続け、A級戦犯合否に不快感を示し靖国神社への参拝を行わなかったことなどが改めて注目です。

そんなことで靖国神社参拝を公然と行ってきた高市早苗氏や稲田朋美氏、早くも海外主要メディアから一斉に「ネオナチ」と報道され、安倍政権の右傾化がますます進むと批判されています。特に自民党三役の稲田朋美政調会長は、A級戦犯合否と昭和天皇の参拝中止の間に因果関係がないと主張しているだけに、安倍首相と合わせてこの「実録」をどのように受け止めているでしょうか、今後も目が離せない人物ですね。

また昨夜のNHKニュースウオッチで、作家の半藤利一さんが登場し、「昭和天皇実録」でさらに歴史が詳細に検証されてゆくと・・・。9日付け新潟日報では、その実録詳報(原文のまま表示)など紙面拡大の掲載で、実録閲覧の機会もないようなので保存をしておこうと思います。

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夏の終わりに友人からご自宅で孵化させたという鈴虫を大きな衣装ケースいっぱいいただき、新居の玄関に置きました。孫は「いい音色だねえ」と喜んでいるのですがママの方は安眠妨害だそうで、そこまで言われてはと二つに分けて我が家の玄関にも置きました。昼夜を問わずの大合唱で、秋も深まると鈴虫たちは子孫を残して消滅の運命ですが、来年にはたくさんの卵が孵化するのではと楽しみにしています。


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写真はお気に入りの地元の美装いがらし「
aoの綿シャツと、布絵作家の梅原麦子さんからいただいたヒマワリの布ブローチです。 また来年へと、夏の名残りを保存をせねばと長月9月も早や10日です。

今日の最後は、九州電力川内原発1.2号機について、原子力規制委員会が「新規制基準に適合している」と結論づけた審査書決定のニュースです。東京電力福島第1原発事故を受け、安全対策が強化された新基準をクリアする初のケースとはいえ、避難計画もずさんで火山学者の予知不能の意見も無視・・・、1万8千件のパブコメも無視の原子力規制委員会と九州電力に呆れるばかりの終日です。