すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

“春遠からじ”の原発再稼動の動き

2015年02月16日 | 日々思うこと

昨日曜早朝、小学生の孫はパパと市民スキー大会でシャルマンスキー場へと出かけました。幼稚園児の孫とママは北陸新幹線試乗会で、集合場所の上越市役所まで私が送ることになり、二人は夕方、上越妙高駅から金沢駅まで片道50分のW7系の試乗に感激して戻りました。そして市民スキー大会に出場した孫は、今回初めての入賞とあって家族みんなで喜び合いです。

今日16日は青空の中をシャルマンスキー場の麓の能生棚口地区まで所用で車を走らせました。県道沿いのお地蔵さまは10日前の時よりも雪に埋もれていましたが、道路の雪はすっかり消えて春が近いことことを感じます。

家の近くの臨海公園内の夕日丘は、合併前の旧青海町で夕日が見えるようにと造成した数メートルの高さでベンチも置かれていますが、残念ながら手前の松林で夕日を見ることができません。晴れた日には子どもたちがどこからともなく集まって来て、丘の上からソリなどで雪ならぬ芝生の上を滑っている光景を見ることも度々です。夕日が見えずとも私は時々、周辺の住宅の屋根を超える高さから望む頚城連山を楽しんでいますが、シャッターを押すたびに目の前を横切る電線が気になります。

気になるといえば原子力規制委員会は先日、関西電力高浜原発3・4号機について安全対策が「新しい規制基準に適合している」とする審査書を決定です。九州電力川内原発1・2号機の再稼動に続き2例目で、寄せられた3600のパブコメでは、地震の揺れの想定やウランとプルトニウムを混ぜたMOX燃料が使われる前提であることについてただす意見が多くあったそうです。ところが規制委員会は「MOX燃料を使用する条件で対策が有効であることを確認した」などと結論を変えることはなく正式決定です。

また過酷事故対策に対し専門家から「審査レベルが十分ではない」と疑問視され、原子力規制委員会自体も認めていることが、16日付け西日本新聞経済電子版キュビーズで読むことができました。福島原発事故から来月で4年、福島を忘れたかのような日本政府は新エネルギー計画で「原発依存度は可能な限り低減」と述べる一方で、「原発は重要なベースロード電源」ときわめて分かりにくい表現です。いかようにも解釈できる原子力エネルギー政策、集団的自衛権の行使容認と同様にこれでよいのかと考えてしまうこの頃です。